goo blog サービス終了のお知らせ 

高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

2025年高井良ゼミ前期第14回

2025-07-16 11:05:30 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

高井良ゼミのたかいらです。

今年のゼミは、少人数なので、ブログの順番があっという間に回ってきます。

ゼミのみならず、大学もこのところ、きめ細やかな教育ということで、少人数授業が

増えてきております。色川大吉先生の歴史学の講義が1000名を超えていたなどというのは、

もう昔の話で、教室の座席が足りなくなるというようなこともなくなりました。

キャンパスには新しい建物も建設されて(しかも、ただ今、建設中のものもあります)、

授業中の学びの環境は、ずいぶんと良くなりました。今、ゼミを行っているのは、

2号館のゼミ教室ですが、ここは結構気に入っています。

正門から最も近い教室なので、学生にとってもおそらく便利ですし、研究室からも比較的

近いので、教員にとっても便利です。雨のときには、傘が必要ですが、途中の道に、

草木があるので、癒やされます。

巨大なキャンパスには圧倒されますが、コンパクトなキャンパスは、実用的です。

東経大のキャンパスは、居心地がよいと感じます。進路に東経大を考えている方々が

いらっしゃいましたら、この空間が自分に合っているかどうか、ぜひオープンキャンパスにて

実際に確かめてみていただけたらと思います。

 

さて、先週のゼミでは、一週間の振り返りのあと、4週目のStarterということで、過去の自分の文章を

紹介しながら、自分という存在の起源(ルーツ)を探るという新しい課題に挑戦してみました。

私が紹介したのは、小学校の卒業アルバムです。数年前に、実家の物置の整理をしていたところ、

卒業アルバムや通知表など、過去の一式がタイムカプセルのように出てきました。

おそるおそる、卒業アルバムをめくってみると、作文のテーマは、「6年間を振り返って」、

今とやっていることが変わらないという衝撃の事実に気づかされます。

小学校のときから、ライフストーリー人間だったようです。

あと、クラスの班のメンバーの紹介で、みんなをしっかりと褒めていました(自分もふくめて)。

筆跡から書いたのは、明らかに私です。40数年後、振り返ってみたときに、悪口を言うよりも、

褒めておいたほうが、後悔がないですね。

小学生の皆さん、あと、中高生の皆さんも、ぜひとも私も見習って、クラスメイトを褒めておいて

ください。あとで後悔しないこと、間違いないです。

振り返ってみた結論は、「あまり私は変わっていない」でした。小学校卒業後、引っ越しをして、

高校では寮に入り、大学からは東京に出て、イギリスでも生活を送り、結構、いろいろと経験をして、

ずいぶんと変わったような気がしていましたが、人間の土台は、あんまり変わらないものの

ようです。また、当時の文書を読むことで、自分の記憶や語りとのズレを見つめることも

できます。また、公式な文書の限界についても知ることができます。

こうした考察は、ライフヒストリーの学びとしてとても重要なものであると思わされました。

皆さんも、自分の進路について迷ったときには、眠っている卒業アルバムを開いてみてはいかがでしょうか?

自分の原型がそこに見えるかもしれません。

 

その後、9月の箱根合宿について、話し合いながら、プランを固めていきました。

たくさんの美術館を巡って、芦ノ湖の遊覧船にも乗船できるようで、楽しみにしています。

来週は、前期のゼミの最終回、来年度からゼミの参加を希望している1年生さんがやってくるという

ことで、全員、緊張しています。内容は、研究計画書の最終検討となります。

インタビュー前の準備をしっかりとやっていきたいと思います。

それでは、暑さと集中豪雨にくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

 

たかいら


2025年高井良ゼミ前期第11回

2025-06-26 13:08:44 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

 

高井良ゼミのたかいらです。

 

梅雨なのに、猛暑日が続き、また雨が降っても、猛暑日で、

蒸し暑いを通り越して、めまいがしそうな日々が続いておりますが、

お元気でお過ごしでしょうか?

東京経済大学では、本日から介護等体験が始まり、ゼミ生も一名、

参加しております。何とか、無事に、よい体験ができることを見守るばかりです。

 

さて、先週のゼミでは、元埼玉県立高等学校の社会科教諭で、現在は、國學院大學で非常勤講師として

教えておられる金子奨先生にご来校いただき、ライフストーリーを語っていただきました。

今回の語りは、中年期以降の語りとなりましたが、中年期の危機を乗り越えたあとも、

教師の人生は、容易ならざるものであると唸らせられました。

それでも、自身の信念を曲げることなく、定年まで教職生活を完走されたのは、❶絶え間ない学びを

続けてこられたこと、❷とりわけ中年期以降に若い先生たちとの同僚性や研究者とのネットワークを

築いてこられたこと、に支えられていたことがわかりました。

 

これから教師の定年も後ろ倒しになることが予想されるなかで、中年期以降の教師たちのモチベーションと

学び、そして、知識や技術のアップデートをどのように支えるのかが、課題になってくるように思われます。

「そこねの会」を立ち上げ、教師たちの共同体を育てながら、自分自身も育てていかれている金子奨先生の

学びのありかたから、教師として生きる一つのありかたを教えていただきました。

 

金子奨先生、ありがとうございました。

 

次回は、石塚俊丞さんのライフヒストリーの作品の読み合わせをおこないます。

小野さん、ブログ、よろしくお願いします。

 

それでは、今回は、これにて、失礼します。

皆さん、暑さのなか、心身をお大事にお過ごしください!

 

by たかいら

 


2025年高井良ゼミ前期第9回

2025-06-11 13:02:23 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

高井良ゼミのたかいらです。

あっという間に、今年度も4月、5月が終わって、6月に入ってしまいました。災害続きの日本列島ですが、今年の梅雨は、無事に過ぎ去ってほしいものです。天気予報では、例年以上に、梅雨の初めから大雨の可能性があるとのことですので、心配しているところです。

さて、本年度の9回目のゼミでは、Starterのミッションとして「行ってみたい場所(あるいはやってみたいこと)」を語るというテーマを設定しました。トップバッターの私は、「行ってみたい場所」として日本の和歌山県を挙げました。

私は旅好きな人間で、日本の47都道府県のうち、46まですでに踏破しています。46のうち、44都道府県では、踏破するだけではなく、宿泊しています。踏破しているけど、宿泊していないのは、徳島県と三重県の二県、どちらも旅したあと、隣接する香川県、愛知県に泊まりました。そして、未踏の一県こそが、和歌山県です。

この三県は、つながっています。紀伊半島は、日本で最も大きな半島であり、東海道・山陽道から大きく離れています。

そのため、たまたまここに足を踏み入れてしまったということにはなりにくく、わざわざ行かないと行けない場所となっています。

世界遺産にも登録されている熊野古道を訪ねて、日本列島の古層を踏みしめてきたいと思っています。

さて、今日のメインテーマは、小野さんの自分史の読み合わせでした。

ドラマチックな人生でしたが、めげない心がここまで小野さんを導いてくれたのだと思いました。岩木さんのコメント、「小野さんが前向きだからこそ、同じ思いをもつ人たちが周りに集まってきたのだと思う」に、大きく頷きました。規格外の自分をどのように操縦するのか、これからも試行錯誤は続くと思いますが、小野さんの自分史の軸にもなっていた「自分とは何者か」という問いを深めながら、納得のいく人生を歩んでいっていただけたらと思います。

来週のゼミでは、ゼミ冊子2024の石塚さんのライフヒストリーの作品、小峰さんによるテキスト輪読、西平直先生のテキストの読み合わせを行う予定です。ただ、分量が多すぎるため、このうち、二つできたら、上出来かと思っています。

関東も梅雨に入りました。お身体にお気をつけてお過ごしください。


2025年高井良ゼミ前期第5回

2025-05-08 18:19:02 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

 

高井良ゼミのたかいらです。

 

GWも終わり、これから夏休みまで、長い日常が続きます。といいつつ、GWもひたすら日常でしたので、

何も変わっていないというのがほんとうのところです。今では貴重になった爽やかな季節、愛おしみながら、

ゼミでの学び、講義での学びを深めていけたらと思っています。

 

さて、本年度のゼミ、Starterの二週目のテーマは、「自分の「気になるニュース」を紹介し、メンバーのコメントを聴く」です。

私は、GW中の新聞記事から、「治安維持法から100年」、そして「「配給された自由」はいま」という東京新聞の社説を

紹介し、言論・表現の自由の尊さと、これらを守るための私たちの日々の思考・実践の大切さについて、話しました。

ゼミ生からは、「無自覚にマイノリティの人を排除している可能性があることに意識的でありたい」というコメント、

「生まれたときから自由があったため、当たり前であると思っているが、そういう世代からこそ、日本の過去の歴史や

世界の実情から学ぶことが大切」というコメント、「日本の報道の自由度ランキングが低迷しているなか、学校教育のなかで、

言論・表現の自由の価値と適切な使用法について学ぶ機会をもちたい」といったコメントがありました。

異質だと思う人たちを排除する(=ある人たちには自由が守られなくてもよいと考える)ところから、言論・表現の自由が

少しずつ蝕まれて、気づいたときには、言論・表現の自由が奪われてしまっている状態になる、ということを学びました。

「治安維持法」の時代に、労働者の過酷な生活を小説として綴った『蟹工船』の著者である小林多喜二が国家権力による

酷い拷問によって惨殺された、あまりにも痛ましい事件を思い起こしながら、ある人たちには自由が守られなくてもよいと

考えることの恐ろしさについて、思いを馳せました。言論・表現の自由が守られるための前提条件として、すべての人の

基本的人権を尊重するというものがあります。ほかの人の基本的人権を踏みにじる「権利」や「自由」というのは、

行使すべきではないのです。これらを「権利」、「自由」と主張したら、すべてがおかしなこととなります。

ほかの人を尊重するということは、決して容易いことではありません。しかし、ゼミ生のコメントから、ほかの人を

尊重することこそが、私たち自身が人間らしく生きることの土台であるということを気づかされました。

コメントしてくれた皆さん、ありがとうございます。

 

続いて、三人のゼミ生の本年度の研究計画書の読み合わせをしました。三人ともに大変素敵な先生、師匠との出会いを

経験しており、私も学びたいと思えた方々揃いで、インタビュー、そしてライフヒストリーが楽しみになりました。

アクティブで、ポジティブで、モチベーションを高めてくれる教育者の方々の存在は、ゼミ生からの話を聴くだけで、

こちらも元気が湧いてきます。教育とは、今を充実させるとともに、希望を育てていくことだと、また教えられた

次第です。

 

来週のゼミからは、自分史の読み解きに入ります。今年のテーマは「私の転機」です。トップ・バッターは、

私です。三人のゼミ生から、さまざまな角度から分析してもらえることを楽しみにしています。

 

それでは、どうぞお身体を大切にお過ごしください!

また来週お会いしましょう。

 


2025年高井良ゼミ前期第1回

2025-04-10 18:30:08 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

 

高井良ゼミのたかいらです。

 

今年も4月になり、今日から高井良ゼミが始動しました。

 

何と29年目、光陰矢のごとしですね。人生の半分を高井良ゼミととともに歩んだことになります。

 

今年度も3名のゼミ生とともに、ゼミをスタートすることができました。

 

ゼミの場所が、学生にとっても、教員の私にとっても、学び豊かな場所であるように、

 

今年度もがんばっていきたいと思います。

 

久しぶりにゼミ生と再会し、スケジュールや課題図書を決めて、気持ちを新たにしました。

 

今年のStarter第一回目のテーマは「私の決断」、私は2003年のイギリス・ノリッチへの国外研究を

 

取り上げました。あの時代も、イラク戦争が起こるなど、容易ならざる時代でしたが、思い切って、

 

国外研究を決断したことで、私の人生は、それまでより遙かに豊かなものになりました。

 

第二の故郷のノリッチを得て、今にもつながる友人たちを得て、人生の喜びを知ることができました。

 

ノリッチでの国外研究の日々は、博士論文の執筆にもつながりました。

 

「二十数年前の私」の決断に感謝するばかりです。

 

皆さんにはこれまでどのような「決断」があったでしょうか?

 

これからゼミ生たちの「決断」について話が聴けることが楽しみです。

 

今日は、この辺で!

 

オーバーペースになりがちな4月です。

 

どうか無理をせず、お身体を大切にお過ごしください!!

 

来週からはゼミ生が登場します!

 

お楽しみに!!

 

       <ノリッチの大聖堂>=今も礼拝が行われています♡