高井良ゼミナール

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2021年度 後期 第1回ゼミ

2021-09-30 22:09:00 | ゼミ日記
皆様、お久しぶりです!

副ゼミ幹事、3年の三木です!夏休みが明け、後期も授業を頑張っていこうと意気込む矢先に、緊急事態宣言延長が発表され、例のごとく後期第1回目の授業はオンラインでの幕開けとなりました。しかしながら、スクリーン上ではありますが、久々に高井良先生、ゼミ生全員で顔を合わせるといつもと変わらない雰囲気で安心感がありました。後期も皆さんと学び合えるのが楽しみです!

さて、第1回目の授業では初めに、それぞれ夏休みにどのように過ごしたかを話しました。皆さん、忙しい夏を送れたと話していましたが、自分はのんびり夏を過ごしていたのでかなり焦りを感じました。そんな私は、ひとつの趣味である神社巡りに興じました。午前のうちに神社参拝をし、お昼には近くのお蕎麦屋さんへ、夕方前には帰宅するという流れが大好きです。皆さんも是非、神社巡りしてみてください。おすすめです!

次に、各自のライフヒストリーのインタビューと書き起こしの進捗を発表しました。皆さん、インタビューには満足がいっているようで、例年に比べ書き起こしも進んでいるようです。僕はあまり進んでいないのでかなり焦りを感じました。これからどのようにライフヒストリーが仕上がっていくのか楽しみですね!

そして、スターター(Show&Tell)ではある本を用いて教師の魅力について考えるという論題で岬 龍一郎さんの『教師の哲学』を紹介しました。本書は戦後以降の民主主義教育の人格教育や道徳教育の欠如に異を唱えるもので、「人を導くとはどういうことか」「人はどう生きていくべきか」ということを歴史上の教育者を列挙し、教師の本質を考えながら学んでいくというものです。私はその中で紹介されていた宮沢賢治に焦点を当て、慈愛の心について考えました。詩人や童話作家として有名な宮沢賢治は、実は教師でもあったそうで、その教師を志した理由は「偉い人ではなく役立つ人になりたいから」といったものでした。どの職業でも誰かの役に立つものではあると思いますが、教師は特に自分のこと以上に誰かに"献身"することが多い職業ではないでしょうか。「自分が自分が」と自己中心的になってしまいがちな私は、本書で描かれた生きることの尊厳を教える宮沢賢治の姿に心を動かされました。思いの外、宮沢賢治を紹介した事でゼミの皆さんの反応も良く、本書を選んでよかったと思いました。ゼミ終了後には『雨ニモマケズ』を改めて読んでみました。これほど崇高な詩は他になく、人としての、教師としての本来の在り方について本質をついているものだと感じました。皆さんも是非、宮沢賢治作品を読んでみてはいかがでしょうか!

最後に、今後のゼミ活動の予定を組み、後期の抱負をそれぞれ発表しゼミを終えました。後期第1回目は惜しくもオンラインとなりましたが、再来週の第3回目から対面授業に切り替わる予定です。後期も互いに高め合い、学びを楽しんでいこうと思います!では、また!!