高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

【はじめに】

2006-02-24 07:29:41 | ゼミ日記
【はじめに】

寒い冬のはざまに春の足音が聞こえてくる頃、私たちのゼミにとっては春の風物詩となりつつある冊子作りを行い、今年も「教師のライフヒストリーⅤ」を作成することができました。
 今年のゼミは、浅井幸子先生から私へと担当教員がバトンタッチするところから出発しました。2002年度までこのゼミを担当し、「教師のライフヒストリー」「教師のライフヒストリーⅡ」の作成にたずさわってきたとはいえ、2年間のブランクの経て、再びゼミに復帰することには確かなプレッシャーがありました。 とりわけ、浅井幸子先生の指導力と包容力によって「教師のライフヒストリーⅢ」「教師のライフヒストリーⅣ」と作品の質、厚みに確かな進歩が生まれていましたので、この流れを断ち切ってはいけないという思いでいっぱいでした。
 しかしながら、この思いは杞憂だったようです。もうすでに、この高井良(浅井)ゼミナールは、一つの学びのかたちを確立していたのです。私の仕事は、学生たちが励まし合い、学び合う姿を目の当たりにしながら、ひたすら力づけられ、感心させられるというものでした。このようにいうとおおげさなようですが、高井良(浅井)ゼミナールは、もはや担当教員の一存でどのようにでもできるものではなく、またそうするべきではないのです。これまでゼミ生たちが育ててきた学びの文化は、私的なものではなく、公共的なものであり、担当教員はこの学びの場の豊かさをこれからも継承し、育てていかなくてはならないと思うのです。
 今年のゼミナールの出発にあたっては、ゼミ生たちが浅井幸子先生とともに育ててきた学びの豊かさを大切にしたいという一点だけをめざすことにしました。ゼミでは、大人になった4年生たちが、頼もしい姿を見せてくれましたし、なかでもゼミ幹事の渡辺君は、毎回作品を熟読して、深く、温かいコメントをしてくれました。また、まだ3年生であることが信じられないような、ゼミ副幹事の吉村さんの的確で表現力豊かなコメントには、感心させられることばかりでした。そして、もう一人のゼミ副幹事の荒井君は、コンパや合宿の手配を一手に引き受けてくれて、ゼミの運営にかかせない雰囲気作りに尽力してくれました。
 こうした継続生の支えがあり、新規生もはじめて作ったとは思えないような作品を仕上げてくれました。また、この冊子には掲載されていませんが、毎回のゼミでのコメントはすばらしいものが多く、私自身、研究者として、教育者として、ゼミ生のコメントの温かさと的確さには教えられることがたくさんありました。
 来年度は、幹事の吉村さん、副幹事の山岡君、羽田君を中心に、さらにパワーアップしたゼミになるような予感がしています。ひとの人生、とりわけ子どもたちの学び、成長の時間をともに生きている教師の人生には、汲みつくすことができないほどの豊かさがつまっていると思います。この豊かさから私たち一人ひとりが生きるためのたしかな道しるべを見出すことを求めて、来年度の歩みを始めたいと思います。

                         高井良 健一 


【この1年間の高井良ゼミナールについて】

2006-02-24 07:28:40 | ゼミ日記
【この1年間の高井良ゼミナールについて】

 この1年間のスタートはドキドキでした。高井良先生が2年ぶりにイギリスの留学先から帰国されるということで、ゼミ生は継続生も新規生も先生もみんな初顔合わせという状況の下、今思うと緊張に満ちた雰囲気だったのでは・・・と思います。

 このゼミは、学生が書き上げた「教師のライフヒストリー」を次回のゼミまでの1週間の間に読み、コメントをしていくといった流れで進行していきます。その作品を読んでどう感じたのかを発表するため、やはり人の感性とは様々だなといつも感じられる時間になりました。ゼミ生みんなを唸らせてしまうようなコメントから、名言や例え話を交えながら伝えていくコメント、目の付け所が違うなと感じるコメントまで、様々なものが今年もありました。来年にはどういったものが生まれるのか今から楽しみです。

 そしてゼミの親睦を深めるために、5月に新歓コンパ、12月に忘年会、3月に卒業生の追い出しコンパと年に3回のゼミコンパを開きました(追い出しコンパはこれからです)。最初はなかなか馴染めずにいたゼミ生同士もコンパといった空間を共にすることで、会話も増えてきました。12月の忘年会にもなると4月の頃がまるで嘘のように、先生を中心にライフヒストリーとはなんなのか?といった深い題目のもと各々の考えを語り合うようになっていきました。ここでも通常のゼミナールの場においてのコメント発表の力が発揮され、まだまだ不透明ながらも一人ひとりが「自分にとってのライフヒストリー」を語っている姿が見られました。

 このほかにも7月のプレ合宿と8月から9月にかけて行われた本合宿がありました。村山校舎にて行われたプレ合宿では、研究対象の先生を決定するとともに、どのようなテーマを軸に作品を作り上げていくのかを、ゼミ生全員で検討しました。今年は湯河原へ行った本合宿では、各自が作品の進行状況を発表しました。自分の進行状況に焦る者と落ちついていられる者とがはっきりする時でした。夜は、高井良ゼミナール恒例行事の「ウミガメのスープ」ゲームも行いました。多くの時間を共有したことで、ゼミ生同士の理解・絆が深まりました。

 4月の段階ではお互いに知らない者同士であったメンバーが1年でこうも変わることができたのです。このライフヒストリーの作成においても人との出会いの大きさを痛感させられました。きっとこのゼミでの出会いも大きな出会いであり、今後より発展していく出会いなのだろうと感じています。

副幹事(企画部)  荒井

【教師のライフヒストリーが存在する意味】

2006-02-24 07:28:12 | ゼミ日記
【教師のライフヒストリーが存在する意味】

教師のライフヒストリー作品集、今年も完成です!
ゼミにとっては5冊目の冊子になります。1冊1冊、そして1つ1つの作品に深い思いがこめられた、今までのゼミ生の苦労と汗がつまっている、そんな冊子たちです。
 2年生をはじめとした新規生は、まず継続生の作品に圧倒されるところからゼミが始まります。「すごいな」と。しかし、それは漠然としたものであり、それが現実的にプレッシャーとしてのしかかってくるのは、きっと夏休みのインタビューと作品作りの頃だと思います。
インタビューを起こし始めると、聞いては打ち、聞いては打ちの作業の繰り返しです。進んだかな?とテープを見てみると、ほとんど進んでないことに気付きます。テープ起こしが終わるとそれだけで達成感が沸いてしまうのは、そのせいです。継続生が書いた作品を参考にしているのだけど、書けない。自分の言葉で語るということが、こんなにも難しいことなのかと、実感させられます。
 一方、継続生は去年以上の作品を作ろうというプレッシャーとの戦いです。インタビューの要領も、作品をどんなペースで作ればいいのかもわかっている。だけど先生が違えば、スケジュールも変わります。特に今年は9月のインタビューが多く、10月に入ってから作品作りに入った人が多かったようです。書き始めは悩んでいても、気付けば去年以上の作品ができていた人ばかりです。去年1年でいかに成長できたか感じることができ、嬉しさがこみ上げます。
 何より、小学校、中学校、高校でお世話になった先生とお話をする。これがしたくてこのゼミを選んだ人もいるでしょう。当時を振り返り、そんなこともあったなと感慨深くなってみたり、先生が生きてきた軌跡に圧倒されたり、それは楽しい瞬間です。先生から聞いた話は、確実に自分の中に積もり、生きていく上で貴重な体験となります。先生として、人生の先輩として、話してくれる数々のエピソード達は、私たちへの大きなメッセージを秘めています。恩師のライフヒストリーを作ることで、自分の過去も振り返る。就活を控えた3年生には、ちょっと考えさせられます。
 このゼミが成り立っているのは、ゼミ生一人ひとりが、精一杯学生時代を過ごし、恩師との強い絆を築いているからです。素晴らしい先生との出会いが、このゼミを選ぶきっかけとなります。きっと、今もどこかで素晴らしい出会いがあって、このゼミはずっと続いていくのでしょう。先生にも、学生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
大学で何かを残す。なかなかできることではありません。特に学業で何かを残すことは難しいこと。このゼミでは、1年間頑張った成果を冊子として形に残すことができます。
この冊子を先生のもとに持っていくとき、先生は喜んでくれるだろうか?どんな顔をするだろうか?また温かく迎えてくれるだろうか――。きっと喜んでくれます。先生が生きてきた証を、私が生きてきた証を、感謝の気持ちを一冊の本に込めて。

「ありがとう」

それが一番伝えたいことなのです。

副幹事(研究部) 吉村

みんなの編集後記

2006-02-24 07:26:41 | ゼミ日記
増田くん

山岡君、深沢君、羽田君、西沢君、大場さん初ライフヒストリーお疲れ様です。私を含め6人の新規生が高井良ゼミに入ってきました。
 私はゼミを選ぶとき真っ先にこのゼミに入りたいと思いました。私の将来の夢は学校教諭になることです。だから、このゼミに入り先生にインタビューして少しでも‘先生’とはどんな人なのかを知りたいと思ったからです。
 しかし、こういう思いではじめたゼミ、実際に本格的なゼミというものを経験したことのない私にとって全てが初めてでした。初めて参加したゼミでは先輩方の作品に対する思いやその作品に対するレベルの高いコメントなど自分にできるのかという不安がよぎりました。初めてコメントをしたときは自分でも何をいっているのかわかりませんでした。前期はそんな形で終わり、いよいよメインとなるインタビューです。アポをとり、先生と自分のスケジュールを合わせるのが大変でした。インタビュー当日は台風で延期、1週間ずらして快晴の中インタビューをしましたが、緊張してうまく聞きたいことが聞けないままインタビューが終了してしまいました。その後、合宿や作品作りを経て後期に入り、皆さんに私の作品についての意見をもらいました。未完成であって誤字脱字も多い作品であったのでいろいろと意見を述べてくれたことに対して感謝です。参考になるアドバイスをもらい修正し、なんとか自分なりの作品を作ることができました。
 あと、このゼミで軟式野球部の人たちと出会えたことはとても自分の中で誇りに思っています。なかなかできない全国優勝をしたことは立派であり、私自身の中でいい刺激になりました。私はこれから卒業まで陸上を頑張っていきたいと思います。また、全国優勝してください!!
最後に来年度は教職上の履修の関係で高井良ゼミを履修することができません。よいアドバイスをくれた皆さん、高井良先生、三者面談の合間を縫ってインタビューに協力してくれた若松先生ありがとうございました。


深沢くん

人生初めてのゼミという授業科目で最初は戸惑うことが多かったですが、やり進めていくうちにどんどんこのゼミが楽しくなってきました。自分のお世話になった先生のライフヒストリー。お世話になってたころ先生がどんな生活をおくっていたのだろうか、どんな子供だったのだろうか、知りたいと思っていたことを知ることできてまた先生のことが好きになれたと思います。この作品は人生初めての経験だったので戸惑うこともあったけど自分なりに先生のことを知ってもらえるように作りました。皆さんに伝わればいいです。


吉村さん

 やっと2作品目を完成させることができました。2年目の今年は、やはり「昨年以上のものを」というプレッシャーと、そしてスケジュールとの戦いでした。正直、完成してほっとしています。でもやはり、私にとってライフヒストリーを書くということは、楽しいことでした。インタビュー起こしを読むのも楽しい。作品を書くために色々と調べるのも楽しい。文章を考えるのも楽しい。これがあるから、来年もきっと書くのだと思います。
 部活とライフヒストリーを両立させることは、予想以上に大変です。去年その苦しみを味わいましたが、今年の2年生たちもきっと苦しんだと思います。お疲れ様でした。でもきっと、部活では体験できない別の達成感を味わえたんじゃないかなー?
 今年もやや長編の作品となりましたが、コメントをしてくれた皆様に心から感謝です。温かいコメントたちに感動しました。来年度は自主ゼミ生となりますが、できるだけゼミに出たいと思っています。厳しさの中に温かさのあるコメントが出来るように、私自身も成長していきたいです。
 2005年の夏休み、齋藤先生は教育相談専修の勉強で忙しく、加えて4月に異動したばかり。そんなことも知らずに私は2回も手紙攻勢を仕掛けてしまいました!申し訳ないです!しかもインタビュー当日、バス停からの道に迷い約束の時間に遅れ、心配になった齋藤先生は学校から電話をかけてきてくれました(笑)申し訳ないです!女は地図が読めないんです。全く逆方向へ歩いていたんです。あそこにセブンイレブンがなかったら、私は埼玉県まで歩いていたかもしれません。
 最後になりましたが、お忙しい中インタビューにご協力いただき、齋藤先生には本当に感謝しています。ありがとうございました!!!!!!!
「シャツ入れなさい!」と言う先生の姿が、とても懐かしかったです。

西沢くん

初めての作品作りは大変でした。でも完成するととてもやりがいを感じることができた。さらに、このゼミでいろいろな先生のライフヒストリーを読むことができ、教師という職業に興味のある私にとっては、非常にためになるゼミであった。そして今まで、こんなに長い文章を書いたことが無かった私であったが、書けたことに達成感を味わえた。そして1冊の本になるということで、大学生活の思い出の1つになることに違いないはずだ。私を成長させてくれた高井良ゼミに感謝したい。
最後に・・・いつも野球部のメンバーがうるさくて申し訳ないです。


山岡くん

正直言って苦労しました。作業自体はコツコツやっていけばどうにかなる気がしました。何が大変だったかって、自分の計画性のなさです。2度あった締め切りに2度とも直前での徹夜…。ライフヒストリーを作り工藤先生から学んだ事。そして自分の無計画さの再確認。今回は2つのことを学べました。


吉楽くん

今年で二年目のゼミ。インタビューする教師とアポイントを取ったり、計画を練ったり、記録を文章化したり、作品を作ったり・・・。とても大変なゼミでした。しかし、自分が尊敬する教師の知らなかった過去や心境が、このゼミを通して知ることができ、履修して本当に良かったと思います。また、文章を書くことに全く自信がなかった私ですが、このゼミのおかげで、少し自信がつきました。とても感謝しています。
去年の若井監督、今年の富樫部長。二人とも、私が高校時代、野球部でお世話になった教師です。若井先生も富樫先生も赴任した学校は違っても、「高校野球」を通じてお互いを知っていき、共に共感し、認め合いながら惹かれ合っていきました。そんな深い絆で結ばれた二人を、ライフヒストリーの中で繋がりを持たせることが一つのテーマでした。この二人の作品を読むと、二人の共通する考えや野球観がわかると思います。
二人の絆が高校野球において、私が在学していた十日町高校で実現し、初の甲子園に出場に結びつきました。その中で、私が野球部員として二人に関われたことを、改めて幸せなことだと感じました。
「教師のライフヒヒストリー」は私にとって、大学生活で残した唯一のものだと言えます。この二つの作品を、私の財産の一つとして大切にしていきたいと思います。

富樫先生、若井先生、ご協力有り難うございました。


三本菅くん

2年目のライフヒストリー作りでしたが、何かと前に進まず苦労しました。文才がもっとあればよかったのにとつくづく思います。言葉の言い回し一つで受け取り方が変わってしまう所は教師の言葉と同じでとても繊細な心遣いを要する部分ですね。ただ、大変な部分も多々ありましたが、達成感や文章を考える楽しさもあります。
 成良先生のライフヒストリーを作らせてもらって、改めて小学校の教育の大切さを再確認しました。ライフヒストリーを作っていて、小学校では子ども達の心も体も著しく変化し、学校での集団での生活や教育がその後を左右しかねないと感じました。ただ怒鳴りつける、ただ甘やかす、時と場合によって使い分けたりと、柔軟な対応が必要とされる現代の教育のあり方を考えさせられました。
 今年、教育実習に行く予定なのでゼミでの経験を生かしてきたいと思います。今回、作品作りに協力してくださった成良先生ありがとうございました。


大場くん

教職を取っていない僕ですが、縁あってこのゼミに入りました。もともと文章を書くことは好きな方だったのですが、みんながゼミの時間に毎回繰り広げる、文章構成について、ライフヒストリーとは、という内容の濃い会話に、ただただ圧倒されていました。このゼミ、作品づくりを通して自分の将来を考える時間が増えました。そんなきっかけを与えてくれたこのゼミと、快くインタビューを引き受けてくれた先生に感謝しています。


羽田くん

今回、この作品を何とか完成させる事が出来て良かった。自分自身も夏から忙しく、作品の進行が遅くすごく戸惑った。
最後に残念なのが、自分の文才の無さを痛感したゼミ活動であった事。
それでも、自分らしい作品に仕上げる事の大切さを知りました。
これからたくさん勉強して、表現豊かになりたいと思います。
それまでは、気持ちでカバーさせてください☆


荒井くん

今年も苦労しました。自分の中で去年より更に良いものを!といった欲が生まれてしまい、悩みこみました。作品の完成よりも遥か前に、博之の作品が高井良先生からかなりの高評価を受けたことに尊敬とともに焦りが増えました。録音出来なかったインタビューもはじめはテープ起こしが無くて楽だなと思いましたが、会話に集中することで先生の意外な一面を引きだすことが初めてできるんだろうなと感じました。それを2年目に感じたというのが遅いとはいえ、自分の中での大きな進歩かなと感じています。
 2年間といった大学生活の半分を浅井・高井良両先生の指導を受けられたことを嬉しく思います。またこのゼミに入ったからこそみんなが感銘を受けた教師のライフヒストリーを数多く読むことができました。様々な個性をもった教師がいて生徒を1番に思っていることが共通しているかな。と感じました。人との出会いをこれからも大事にして、磨きの掛かった大人になっていこうと思います。


中村さん

2年間このゼミで、色んな経験が出来ました。インタビューや編集、製本といった作業。また色々な人の意見を聞き、色んな作品を読む中で沢山得るものがありました。去年の作品の鈴木先生、今年の作品の武田先生、インタビューを引き受けてくださりありがとうございました。
このゼミで2年間楽しく取り組む事が出来ました。先生そしてゼミのみんなに感謝です☆


原田さん

2回目のライフヒストリー作成となりました。去年はインタビューができなく、苦労した点が多々ありましたが、今年は良いインタビューができたので、少しはリアル感を出すことができたと思います。話をしてもらった先生の思いをどう作品上で表現するか、自分の伝えたいことをどう表現するか。人の言葉や表情を文章化するのは難しいことだなぁと改めて実感させられました。しかし、インタビューによって、父親の知らなかった心の内の一部を知ることができたと思います。また、この世には本当にいろいろな人がいて、それぞれの生き方によって全く違う人生を送り、それぞれが満足したり後悔したりを繰り返しながら生きているんだと、本当に感じます。何が正しい、何が間違いだなんてことはないのではないでしょうか。自分の作品を通してはもちろんのこと、皆さんの作品を読んでいてもそう感じました。このゼミでは、得るものが充分過ぎるほどにありました。


半田くん

2年目の今年は、去年より良い作品を作ることが目標でした。
修正前の作品はトップバッターで発表し、藤田先生の歴史ではなく、東経大の少林寺拳法部の歴史を書いちゃいました(;_;)でも、あの量の作品とインタビュー記録をみんながしっかりと読んでくれたことが嬉しくて、アドバイスもとても参考になりました。みんなのアドバイスを参考にしたおかげで、修正もうまくいき、納得のいく作品が作れました。裏幹事長(?)でしたが、吉村さんと荒井君の影に隠れ、ひっそりと活動していた気がします(笑)。
浅井・高井良ゼミで学んだ2年間は、勉強になり、良い思い出にもなりました!浅井・高井良ゼミでよかった(^∀^)


★ 卒業生より ★

2006-02-24 06:55:27 | ゼミ日記
★ 卒業生より ★

 今回は教師とは全く違った職業の方をライフヒストリーにしてみようと思い挑戦したわけで、過去2作品に比べたらとてつもなく苦労したというのが率直な感想です。自分は知っているが、みんなは本当に初めて見る外食産業のちょっとした話。どうすればみんなに分かるように書けるかなって何度も頭を悩ませてはパソコンの前で自分がフリーズする日々が続き、正直できるかなって不安になってしまう時もありました。でもこうして3作品目のライフヒストリーを何とか作り上げることができ、この冊子に載せられて嬉しい限りです。毎年1冊ずつ作られていく冊子は自分たちが頑張った証を形にして残すことができるのもこのゼミの魅力かな。私にとっては大切な宝物です。

 そしてついに卒業が来てしまうのかと半ば諦めの心境で迎えつつある今日この頃。もう少しで社会の荒波に放り込まれてしまうのですね・・・。
これから自分はどうなってしまうのかな?正直なところ自信無いです・・・。だって自分がそんなにすごい人間だとは微塵にも思っていません。何が起こるか分からないし何ができるかも分からないから。でもどうせならでっかい夢を実現したいなと思っちゃってます。夢があったほうが楽しいに決まってる。嫌なことがあっても夢に向かってまた頑張ることができるはず。夢を持てば前に進もうとすることができる。だから望むのではなく夢を持ち、夢を追い求めていきたい。何で夢を持つことにこだわるのか、それはこの一節が印象に残っている。

「望みは誰かに叶えて貰おうとする願望だから、何も望まない。だから俺達は夢だけを求める。夢は自分の永遠の理想郷。そこへの道は自分でしか切り開けないから。」

 とある小説の台詞です。望むということは自分から追い求めていない。でも夢は自分から追い求めて努力して到達しようとする。だから私は夢を追い求めたい。自分で自分の道を別に誰もが認めるようなことをしなくてもいい。自分が良かったと思えること、自分に誇れることが大切だとそう思っていますから。とりあえずは夢を探すことから始めますか。

この4年間を振り返ってみると、まぁもっといろんなことやりたかたったなぁって思うことが多々ありますよ。でもなんだかんだ言っても満更ではない4年間を過ごすことができたとも思います。少なくとも後悔はしていないし、点数にしたら65点くらいかな。自分としては結構高得点だから良しとしちゃいます。良い人達と出会うことができた、いろんなことを知ることができた、苦労したことや楽しかった思い出をたくさん作ることができた。人として確実に成長できたと実感できる4年間だった。

さて、これから私も新たな舞台へと移るわけですけど、まぁ今まで通りマイペースで頑張るとしますか。何年後か振り返った時に、楽しかったと思えるように・・・。

本橋