高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

(無題)

2015-11-29 17:21:00 | ゼミ日記
 こんにちは。
 経済学部3年の佐野永知(さの えいじ)です。


 今回のshow&tellでは「母の虐待 自殺未遂3度」、「日本の公的教育費 最下位」と「教員志願者増に躍起 公立小 倍率低迷」について考えました。
 
 1つ目の、虐待の問題については皆さん重く複雑な問題だという思いで真剣に考えてくれました。教員という立場になった時、私たちはこういった問題に直面するかもしれません。しかし、教師が家庭の問題に関わること、介入することも難しいという意見がありました。この新聞記事にも記載されていることを踏まえて、食事が十分に摂れていない子供に対して何と声をかけ、またどういう対応をすべきなのかという問いを出させてもらいました。「言葉に詰まってしまいそう」「朝ごはんを作る自立心を育てる」「安くて簡単に作れる食事を教える」「話してくれた子供への感謝の気持ちを伝える」など具体的な対策が出ました。
 
 2つ目の、日本の公的教育費については、前回の町田さんの報告にもあった内容と似ている点がありました。日本はOECDの調査によると最下位という現実に私としても、きっとゼミ生の方々も落胆したことだと思います。
 私が今回持参したのは読売新聞の記事(2015.11.25)です。そして高井良先生も同じ内容の記事で東京新聞(2015.11.25)のものを持ってきて下さいました。面白いことに、読売新聞と東京新聞で書く内容や視点が違うということがわかりました。先生が持参して下さったおかげで各社の比較ができました。
 
 3つ目の問題については、公立小学校での倍率が低迷しているというのが調査でわかりました。東京都で倍率が3.07と非常に低い倍率となっています。1970~1980年代に採用された教員が定年退職を迎えることによる大量採用があるのが背景となっていることから、倍率が低迷していることが問題となっている。教育現場には、いじめや不登校などの複雑な問題があることから、教師の過酷さが日本全体に浸透してきてしまったことに危機感を感じるという意見もありました。ぜひ、職場環境の整備を行ってほしいと思いました。


永島さんのライフストーリーの作品の読み合わせをしました。
 永島さんの作品は、読みやすく書かれているという印象を持ちました。インタビューの際、お話を聞いた先生に配慮する永島さんの優しさは素晴らしいと思いました。
 私は今年度が初めの作品づくりです。先輩方のような素晴らしい出来栄えになるか不安なところではありますが、一生懸命取り組んでいきたいと思います。

次回は石上さんの作品の読み合わせ②です!とても楽しみです。期待して待ちましょう!!


(無題)

2015-11-25 16:57:00 | ゼミ日記

こんにちは。
経済学部3年の町田裕紀(まちだ ゆうき)です。

今回のshow&tellでは「教員の人員削減問題」、「小6男児大麻吸引問題」について考えました。
人員削減問題に関しては、教員採用試験の厳しさを知っている側からすると、「やめてほしいな」という声がありました。しかし日本が抱えている国債を考えると、人員を削るというのはしょうがないのかなという声も上がってきました。お金を使うところ、節約するところを明確にして頂きたいと思いました。

「小6男児大麻吸引問題」に関しては、こんな事件は聞いたことありませんでした。男児は高校生の兄が使っていたものを吸引したということもあり、話し合いの中では彼自身ではなくその両親に矛先が向かいました。両親はきちんと子どもの面倒を見ていたのか、そして何故子供たちがこのような物に手を出しているのに気付かなかったのか。そのようなことを皆考えていました。
そしてこのshow&tellの時間には、来年このゼミに入ろうと考えている1年生も来てくれました。話し方や意見もしっかりしていて「もはや自分たちよりもしっかりしているんじゃないか?」というふうに思いました。きっと素晴らしい教師になるんだろうなと思います。



ゼミの本題では「日本教師教育学会」の資料の読み合わせを行いました。今回読んだのは比較的若手の先生のエピソードだったので、自分たちにも共感できる部分がたくさんありました。特に怒るということの難しさについて考えさせられました。自分の中では、「厳しい指導=厳しい話」ではないという言葉が印象に残りました。生徒と接していると、きちんと叱らないといけない場面が出てきます。その時に、こちらが熱くなりすぎず、冷静に生徒の行動を正していかないといけないなと感じました。

11月5日

2015-11-09 21:38:00 | ゼミ日記
こんにちは!
経営学部4年の永島です!

今回のshow&tellでは学校での教育に塾などの学習を取り入れるべきかということについて話し合いました。とても充実した話し合いとなり、最終的にはアルバイトについてまで話は広がりました。考え方は人それぞれでしたが、互いの考えを伝え合うという作業がとても面白かったですね。

今回は石上君のライフヒストリーの作品の読み合わせも行いました。
テープおこしをとても上手に作品として仕上げ、先生の優しさや落ち着きなどがわかりやすく表現されており、非常に読みやすい作品となっておりました。完成が非常に楽しみです。

次回のライフヒストリーは柳田さんの作品です!
期待して待ちましょう!

10月22日

2015-11-04 19:01:00 | ゼミ日記
はじめまして、今年から高井良ゼミに参加させて頂いている経済学部4年の鈴木秀輔です。
10月22日の報告をしたいと思います


・show&tell

 まず1点目に「スマホ禁止で学力向上」という教育記事を取り上げました。次に、学力に関連する記事として、2点目となる週刊東洋経済の「親の関与が子どもの学力を決める」、さらに、親と子どもの関係を示す数値として3点目となる「児童虐待、過去最悪の8万件超」の以上3点を紹介しました。
 1点目の「スマホを禁止することによって学力が向上する」というのは、「スマホで何を行っているかで違う」という木村君の意見に「すごい」と思った。私の母校(高校)では、生徒独り独りにipadを導入した授業や、スマホ利用した通信教育を行っている塾などもあることから、一概にスマホを禁止することが学力向上に比例するとは言い切れないと思った。
2点目の「親の関与が子どもの学力を決める」では、親の関与や意識が高ければ、子どもの学力を高めるという結果が出ていた。人は、努力し続ければ多くのことが達成できる可能性がある。一方で、人の力を伸ばすような周りの環境(親、教師、友達)というのも、夢を叶えるための必要十分条件だと思っている。しかし、共働きが多い現代社会において、子どもに関与できる時間が減少している現実がある。そこで、教育分野だけでなく社会全体の問題(雇用、賃金)として扱っていく必要があると思った。その結果、3点目の児童虐待などの対策に繋がっていくのではないだろうか。


・「教師のライフストーリー~高校教師の中年期の危機と再生」

 今回は7章の北原豊先生(仮)のライフヒストリーの読み合わせを行いました。私は、北原先生のライフヒストリーでの登場人物の中で、ある二人に共通点があると思った。一人目は、北原先生の勤めている学校で起こっていた校内暴力を、ある教師が赴任してから数日で無くしたという「ある教師」。二人目は、北原先生が「この先生の影響がたぶん一番大きかったですね。決定的だったといってもいい感じでしたねぇ」と言っている大山先生だ。「ある教師」と「大山先生」の両者とも、生徒に対して、自分の意見を最初に伝えるのではなく、「お前は何をやりたいんだ」と生徒の目標に対して全力で応援(エネルギーの水路を示す)をしている点が共通点だった。その結果、生徒はこれまで出会ったことのない他者への関心、他者との出会いを通した自己の再構築へと向かうことができるのだ。やはり、人は一流の人と出会うことによって、目標を描き何かを掴むことができると思った。だからこそ、教師は一流であるべきだし、目指していきたいと思った。



次回は永島君がブログ更新の番です!よろしくお願いします!