ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ダーリンは外国人」

2010-04-11 21:49:49 | Weblog
                               「ダーリンは外国人」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
原作・小栗佐多里
監督・宇恵和昭

「予告編」がかなり笑えたので、軽いノリで観に行って参りました。

そう言われてみると、“ド胆”って、抜かれる物なんですよね・・??

原作は小栗佐多里さんの同名のコミック・エッセイですな。

トニー(ジョナサン・シェア)はさおり(井上真央)のボーイフレンド。アメリカにいた頃、“漢字”の美しさに魅了されて日本へやって来た、ちょっと語学オタクの心優しき青年であります。

この作品はトニーと、漫画家を目指すさおりを中心に、ライトなタッチで(厳粛な部分もあるのですが)描かれています。

この映画のトピックのひとつが、語学オタクのトニーがつぶやく“謎の日本語解釈”です(笑)!

あまり書いてしまうとこれからご覧になる方もいらっしゃると思いますので、控えますが、上に黄文字で書いた「そう言われてみると・・」はトニーの日本語解釈に納得した私のつぶやきであります(笑)

彼は感性が豊かというか、鋭いんでしょうね。
日本人ではとても考えつかないような視点から、日本語を分析してくれます(^^♪

ストーリー前半は随所にそんなシーンがあり、トニーもそうですが、彼を演じたジョナサン・シェアの魅力に惹きつけられました。

ネタバレになってしまいますが
さおりの姉、三佳(国仲涼子)の結婚披露宴でのエピソードは心に残りました。
新郎に対し、三佳とさおりの母(大竹しのぶ)が、「まったく、うちの子供たちはいい所全然ないんですよ~」と、へり下った表現をした時、それを聞いたトニーが、「なぜ、そんなことを言うんですか・・・」
これはまぁ、日本の独特のコミュニケーションの仕方ですから、トニーが解らないのも無理はありません
私は逆にそのシーンを見て、トニーさんの実直さを感じましたな。


ストーリー的には後半、二人の交際を認めなかったさおりの父(國村隼)が、突然亡くなってしまいます・・。
このお父さんが、実はこっそり本まで買って、英会話の準備をしていたんですな・・。
なんか、“昭和のお父さん”って、こんな感じで、泣けますよね・・。

物語の舞台はアメリカまで飛び、ハッピー・エンドとあい成ります!

驚いたのは、日本でのシーン(ほとんどがそうですが)に比べて、アメリカでのシーンの映像の方が明らかに色が鮮やかなんですよ。
これは、日差しとかのせいなのか、何なのか、びっくりしまして、単純に「アメリカ行ってみたーい!」とか思っちゃいました(^^♪。



ひきばっち的満足度★★★☆