「時をかける少女」
新宿ピカデリーにて。
原作・筒井康隆
脚本・菅野友恵
監督・谷口正晃
色々用事があってなかなか観に行けなかった本作を、やっと観て参りました。
とっても素敵で、切なくて、本当にこの映画に出逢えてよかったです!って感じです(^^♪。
私はたまたまこの映画の「予告編」というやつを1回も観ていない状態で鑑賞したのがよかったのかもしれません。予備知識は、「今度のは芳山和子の娘が主人公らしい・・。で、仲里依紗が主演らしい・・。」くらいでしたな。
ストーリー冒頭で仲里依紗が走るシーンに、懐かしの「時をかける少女」が流れると胸が躍りました(^^♪!
いい映画(まあ、人によって違うとは思いますが)って、だいたいっ脚本がイイんですよね。
言い方を変えると(これ、どなたか忘れちゃったんですけど、映画界の高名な方がおっしゃった言葉で、なるほどなぁ・・と、今でもすごく合点がいくので、書きますが)
「悪い脚本からはいい映画は産まれない。」
「良い脚本からはいい映画も、悪い映画も産まれる。」
受け売りなので、なんとなくしか理解できないんですが・・。
何を言いたいのかというと、本作は脚本が素晴らしいと思うのです。
ネタバレになっちゃいますが、あかり(仲里依紗)が和子(安田成美)の入院している病院の待ち合い室のテレビでなにげなく見ていたニュースが、ラストへの伏線だったり、
あかりがタイム・スリップする年代を2年間間違えることによって、深町君(石丸幹二)を探す必然性をもたせたり・・。
そして、その脚本を基に仲里衣紗をあれだけ輝かせる谷口監督。とても長編映画初挑戦とは思えません(^^♪。
ストーリー的には、和子の替わりに深町君へのメッセージを託されたあかりが、1974年2月にタイム・スリップしてしまい、偶然出逢った映画監督志望の大学生、涼太(中尾明慶)に協力してもらいながら、誰の記憶にも無い“深町一夫”を探す・・という感じなのですが・・。
若い頃の和子(石橋杏奈)を訪ねていって、聞いても、そんな人は知らないと言われてしまいます・・。
深町なる少年と和子が一緒に写っている写真を見せても、撮った記憶はないと・・。
私は1983年公開の原田知世主演の作品は当然観ているのですが、なにしろ27年前ですからストーリーもほとんど憶えていなかったのです。。それが逆によかったのかもしれません。
約束の理科の実験室でのあかりと深町の出会い・・このあたりから私、胸がしめつけられるような切ない気持ちで泣きそうでした・・。
君と、君に関わった人すべての記憶は消さなければいけない・・それがルールだ・・(涙)
そして・・・能代行きのバス。
どんなに悲しい過去でも、未来から来た人間がそれを変えてはいけないんだ・・。
深町の言葉が胸に突き刺さります。
こんなに切なくて、胸がしめつけられるようなエンディング・・。
劇中に使われている静かな音楽が、悲しみを際立たせていました・・。
こんなに切ない別れのシーンは、私のつたない映画鑑賞歴のなかでも忘れられないものになるであろう、胸が痛む、哀切なシーンでした・・。
いや~、それにしても、仲里依紗って、イイ女優さんになって来ましたね~!!
この作品の成功は、脚本、監督はもちろんですが、何といっても仲里依紗というハマリ役を得たことが、大きいと思いますな~!!
将来が楽しみな女優さんです(^^♪!
ひきばっち的満足度★★★★☆
新宿ピカデリーにて。
原作・筒井康隆
脚本・菅野友恵
監督・谷口正晃
色々用事があってなかなか観に行けなかった本作を、やっと観て参りました。
とっても素敵で、切なくて、本当にこの映画に出逢えてよかったです!って感じです(^^♪。
私はたまたまこの映画の「予告編」というやつを1回も観ていない状態で鑑賞したのがよかったのかもしれません。予備知識は、「今度のは芳山和子の娘が主人公らしい・・。で、仲里依紗が主演らしい・・。」くらいでしたな。
ストーリー冒頭で仲里依紗が走るシーンに、懐かしの「時をかける少女」が流れると胸が躍りました(^^♪!
いい映画(まあ、人によって違うとは思いますが)って、だいたいっ脚本がイイんですよね。
言い方を変えると(これ、どなたか忘れちゃったんですけど、映画界の高名な方がおっしゃった言葉で、なるほどなぁ・・と、今でもすごく合点がいくので、書きますが)
「悪い脚本からはいい映画は産まれない。」
「良い脚本からはいい映画も、悪い映画も産まれる。」
受け売りなので、なんとなくしか理解できないんですが・・。
何を言いたいのかというと、本作は脚本が素晴らしいと思うのです。
ネタバレになっちゃいますが、あかり(仲里依紗)が和子(安田成美)の入院している病院の待ち合い室のテレビでなにげなく見ていたニュースが、ラストへの伏線だったり、
あかりがタイム・スリップする年代を2年間間違えることによって、深町君(石丸幹二)を探す必然性をもたせたり・・。
そして、その脚本を基に仲里衣紗をあれだけ輝かせる谷口監督。とても長編映画初挑戦とは思えません(^^♪。
ストーリー的には、和子の替わりに深町君へのメッセージを託されたあかりが、1974年2月にタイム・スリップしてしまい、偶然出逢った映画監督志望の大学生、涼太(中尾明慶)に協力してもらいながら、誰の記憶にも無い“深町一夫”を探す・・という感じなのですが・・。
若い頃の和子(石橋杏奈)を訪ねていって、聞いても、そんな人は知らないと言われてしまいます・・。
深町なる少年と和子が一緒に写っている写真を見せても、撮った記憶はないと・・。
私は1983年公開の原田知世主演の作品は当然観ているのですが、なにしろ27年前ですからストーリーもほとんど憶えていなかったのです。。それが逆によかったのかもしれません。
約束の理科の実験室でのあかりと深町の出会い・・このあたりから私、胸がしめつけられるような切ない気持ちで泣きそうでした・・。
君と、君に関わった人すべての記憶は消さなければいけない・・それがルールだ・・(涙)
そして・・・能代行きのバス。
どんなに悲しい過去でも、未来から来た人間がそれを変えてはいけないんだ・・。
深町の言葉が胸に突き刺さります。
こんなに切なくて、胸がしめつけられるようなエンディング・・。
劇中に使われている静かな音楽が、悲しみを際立たせていました・・。
こんなに切ない別れのシーンは、私のつたない映画鑑賞歴のなかでも忘れられないものになるであろう、胸が痛む、哀切なシーンでした・・。
いや~、それにしても、仲里依紗って、イイ女優さんになって来ましたね~!!
この作品の成功は、脚本、監督はもちろんですが、何といっても仲里依紗というハマリ役を得たことが、大きいと思いますな~!!
将来が楽しみな女優さんです(^^♪!
ひきばっち的満足度★★★★☆