goo blog サービス終了のお知らせ 

takakura-science

takakura-science blog

ふかふかの冬芽

2011年03月22日 | 日記
3月22日(月)

 この3ヶ月間、学校付近のモクレンとコブシの観察を続けましたので報告します。

 これがコブシの冬芽です。冬芽の表面に毛が生えているのが特徴です。2月撮影

 これがモクレンの冬芽です。コブシの冬芽と同じように毛がたくさん生えています。
 この2つの冬芽はよく似ていますが、モクレンの方が大きな冬芽です。細かいところは言い出したらきりがありませんが、まずは大きさが違うと覚えておきましょう。
 では、それぞれの花芽の変化を紹介します。
 
1.コブシの開化まで


 3月1日に撮影しました。まだ、冬芽は膨らんでいません。

 3月10日撮影。まだまだ冬芽は膨らんでいません。

 3月18日撮影。少し冬芽が膨らんできました。

 3月19日撮影。冬芽の先から花が出てきています。

 3月20日撮影。かなり花が大きくなってきました。

 3月21日撮影。花の部分が紫色に変化してきました。

 3月22日撮影。花が咲きました。つぼみの頃は濃い紫色でしたが、花は薄いピンク色に見えます。

 3月22日撮影。ほとんどの冬芽から花が咲きました。

2.モクレンの開花まで


 3月18日撮影。まだ、冬芽は膨らんでいません。

 3月19日撮影。ほとんど変化は見られません。

 3月19日撮影。別の角度から撮影。

 3月20日撮影。冬芽の中からつぼみが見えます。

 3月22日撮影。このようにモクレンの花が咲きました。

3.モクレンとコブシの違い(今回の観察で分かったこと)

 写真を見ていて気づいたでしょうか。
 
 ○モクレンの特徴
  ・冬芽はコブシよりも大きい
  ・開化する時期は3月の後半(少しコブシよりも遅いような感じがします)
  ・花の大きさはコブシよりも大きく、花は大きく開くのではなく、チューリップを大きくしたような形であまり花弁を大きく広げない。

 ○コブシの特徴
  ・冬芽はモクレンよりも小さい。
  ・開化する時期は3月の後半(少しモクレンよりも早いような感じがします)
  ・花はモクレンよりもかなり小さく、花弁を大きく広げる。

3.調べてみて分かったこと

 ○コブシの名前の由来
  ・コブシの果実の形が小さい子どもが手を握った「こぶし」の形に似ているのが名前の由来とされています。
   今後観察して調べてみたいと思います。


これからの研究・・・

2011年03月18日 | 日記
3月18日(金)

 今日、理科部全員で話し合いをした結果、次のように決まりました。

 1.全国につながる科学大賞に応募する。
 2.そのために、毎週1回は科学大賞の活動をする。
 3.内容については、春休み中に検討して実行に移す。

 現在出てきた意見

 ・毎日学校内と周辺の放射能を測定し、その変化と原因を追及する。
 ・学校の近くの川の生物調査
 ・学校の周辺の植物調査
 ・以前取り組んだ「しょうのう」の実験
 ・「えひめAI」を地域の人にくばって、排水の浄化実験を行う。
  ※ えひめAIとは、ヨーグルト、納豆などを混ぜて1~2カ月発酵させたものです。これを下水道に流すと、下水の汚れを微生物が食べてくれて、下水そのものがきれいになります。

 いろいろと意見は出ましたが、今後実行に移していこうと思っています。


公開選択講座の後片づけ

2011年03月18日 | 日記
3月18日(金)

 今日は一年の締めくくりである修了式です。
 理科部も締めくくりとして大掃除をします。いつも使わせて頂いている化学実験室をきれいにしました。
 公開選択講座の器具などが残っていたので、これも後片づけを行いました。

 試験管を洗います。
 試験管は、試験管ブラシに洗剤をつけてよくこすってから、さらにクレンザーをつけてもう一度よくこすります。
次に水道水ですすぎ、蒸留水ですすいで完成です。

 棚の中にあるものを確認しながら、きれいに片付けます。

 現在入っているものも整理しながら入れます。

念入りに洗います。

 今日は、今年理科部が科学大賞に応募するかどうかを話し合いました。中学も高校も参加することになりました。
 その話し合いの内容が書かれています。

 実験台の流し台もきれいに磨きます。

 このように、クレンザーをつけてきれいにします。

 もちろん掃除もします。
 今日は、3時間かけてしっかりと掃除しました。
 実験室がピカピカになってすっきりした気持ちになります。

 薬品は、内田先生の指導のもと、私たちも処理をすることがあります。
 今回の薬品は薄い水酸化ナトリウム水溶液なので、「酢たまご」で使った酢を使って処理します。
 まずは、BTB溶液を数滴入れます。
 アルカリ性なので、青色に変化します。

 水酸化ナトリウム水溶液に酢を入れます。
 すると、酢の中に溶けていたカルシウムイオンとアルカリが反応して白っぽくなります。
 これは、炭酸カルシウムまたは水酸化カルシウムが生じたと考えられます。

 しばらく酢を入れると緑色になってきます。
 中性になって、安心して水に流せます。
 このようにして酸とアルカリは処理をして流します。

 酢は水に流しても安心なので、黄色っぽくなるまで(つまり酸性になるまで)処理をしました。
 

ロゼット葉

2011年03月16日 | 日記
3月22日(火)

 道ばたを歩くといろんなものが目につきます。
 とくに,冬に花を見つけると「がんばってるなぁ」と感じます。


 タンポポの「ロゼット葉」です。3月10日に撮影したものです。

 ロゼットとは、もともと八重咲きのバラの花びらの着き方を表わします。花びらが放射状や螺旋(らせん)状につくことから、この配列のことをロゼットと呼びます。「ロゼット葉」とは、放射状に葉がつくことをいいます。
 では、なぜ放射状で地面すれすれに葉がつくのでしょうか。
 それは、いろんな植物が真っ直ぐ上に伸びていくので、ロゼット葉を持つ植物はそれらの植物との競走を避けたと思われます。
 つまり、生きていくための知恵なのです。


 これは、オオバコのロゼット葉です。
 これは、駐車場の硬い地面の上です。他の植物は、硬くて根を生やすことができません。
 しかし、オオバコやタンポポは他の植物が好まないような乾燥してよく人に踏みつけられるような場所に生えます。


 2月に撮影したものです。
 2月にもかかわらず花も咲きますし、種子(綿毛)もできます。
 これも、ロゼット葉で冬の少ない日光を効率よく吸収しているからなのです。


 3月のタンポポの花です。冬から春の初め頃の花の特徴は、花茎(かけい=花の茎の部分)が短い事です。
 これは、冬の強い風に耐えられるように植物が工夫しているように思えます。


 トウカイタンポポの花です。


 横から見た写真です。がく(正確には総包=「そうほう」と読みます)がこの写真のように外に反り返っていないのが日本のタンポポの特徴です。
 セイヨウタンポポは、総包が外に反り返っています。


 シロバナタンポポです。たくさん見つけました。名古屋市内でこれほどたくさん見られるのは見たことがありません。
珍しいと思います。


 これがセイヨウタンポポの総包です。下の方へ反り返っています。
 市内の道端に生えているタンポポのほとんどがこれです。





 

校内の植物

2011年03月16日 | 日記
3月15日(火)

 以前ブログに載せましたが、現在アジサイはこのように葉が広がってきています。

 茎を切るとこのように横から芽が出てきます.

 切らないでおくとこんな感じに広がります。


 サクラの花芽がふくらんできました。
 あと、2週間もすると花が咲くはずです。