goo blog サービス終了のお知らせ 

takakura-science

takakura-science blog

ロゼット葉

2011年03月16日 | 日記
3月22日(火)

 道ばたを歩くといろんなものが目につきます。
 とくに,冬に花を見つけると「がんばってるなぁ」と感じます。


 タンポポの「ロゼット葉」です。3月10日に撮影したものです。

 ロゼットとは、もともと八重咲きのバラの花びらの着き方を表わします。花びらが放射状や螺旋(らせん)状につくことから、この配列のことをロゼットと呼びます。「ロゼット葉」とは、放射状に葉がつくことをいいます。
 では、なぜ放射状で地面すれすれに葉がつくのでしょうか。
 それは、いろんな植物が真っ直ぐ上に伸びていくので、ロゼット葉を持つ植物はそれらの植物との競走を避けたと思われます。
 つまり、生きていくための知恵なのです。


 これは、オオバコのロゼット葉です。
 これは、駐車場の硬い地面の上です。他の植物は、硬くて根を生やすことができません。
 しかし、オオバコやタンポポは他の植物が好まないような乾燥してよく人に踏みつけられるような場所に生えます。


 2月に撮影したものです。
 2月にもかかわらず花も咲きますし、種子(綿毛)もできます。
 これも、ロゼット葉で冬の少ない日光を効率よく吸収しているからなのです。


 3月のタンポポの花です。冬から春の初め頃の花の特徴は、花茎(かけい=花の茎の部分)が短い事です。
 これは、冬の強い風に耐えられるように植物が工夫しているように思えます。


 トウカイタンポポの花です。


 横から見た写真です。がく(正確には総包=「そうほう」と読みます)がこの写真のように外に反り返っていないのが日本のタンポポの特徴です。
 セイヨウタンポポは、総包が外に反り返っています。


 シロバナタンポポです。たくさん見つけました。名古屋市内でこれほどたくさん見られるのは見たことがありません。
珍しいと思います。


 これがセイヨウタンポポの総包です。下の方へ反り返っています。
 市内の道端に生えているタンポポのほとんどがこれです。





 

最新の画像もっと見る