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春のおとずれ

2011年03月24日 | 日記
3月24日(木)

 日差しも暖かくなったので、いろんなところを散歩してみました。
 いろんな植物が、春の訪れを待っているようです。


 これはヨモギです。ヨモギは、肩こりなどをなおす「モグサ」に使われます。「もぐさ」の「も」はなくなるという意味があるらしく、「病気などがなくなる草」で「モグサ」と名前が付いたそうです。
 内田先生が小さい頃、遊んでいた時ナイフでケガをした事があるそうです。そのときに上級生が「ヨモギ」の葉をもんで手でおさえてくれたそうです。不思議と血が止まったそうです。その頃、ヨモギは「血止め草」とその地方では呼ばれていたそうです。


 ヒヤシンスの花が出てきていました。
 ギリシャ神話に出てくる神アポロンの恋人ヒュアキントが、西風の神ゼフィロスにけがをさせられて、その出血が原因で命を落としました。その時流れ出た血からこの花が咲いたので「ヒヤシンス」となったそうです。


 イネ科の雑草「スズメノカタビラ」です。
 雀(すずめ)に小さい小穂をつけた花の付き方の配列を単衣(ひとえ)の着物にたとえたものと本にありました。「かたびら(帷子)」は「ひとえの着物」のことだそうです。
 名前の印象で覚えるとしたら、「スズメノ」とあると「小さい」という意味があります。
 小さい花(果実)がたくさんくっついている草というイメージを持つといいと思います。


 菜の花です。春の七草ではありませんが、春の風物詩になる代表的な植物です。


 こちらは、自然に生えていた菜の花です。
 菜種油を取るために畑に昔からさかんに植えられています。
 この写真は河川敷で発見しました。


 全体としては、こんな感じです。


 オオイヌノフグリです。
 大きい犬の「陰のう=(ふぐり)」に似ていることから名前がつきました。
 花の寿命は短くて、1日で枯れてしまいます。たくさんの花が咲くという特徴があります。
 また、花びらを触ると上から花の形のままスポッとぬけます。


 ススキです。
 冬から3月まではこのように地上部分は完全に枯れていますが、地下の茎から4月になると新しい芽が出てきます。
 この風景を思い出せば、ススキは地下の茎で冬を過ごすことが分かります。


 地衣類の仲間です。
 雨が降らないときには目立たないカラカラの状態で何年でも生き続けます。
 雨が降ると、このようにブヨブヨとしたからだになります。


 カラスノエンドウです。これでもソラマメの仲間です。
 正確には「ヤハズエンドウ」が正しい名前です。
 近い仲間に「ススメノエンドウ」があります。「カラス」とは「大きい」、「スズメ」とは「小さい」という意味です。