今回の北朝鮮のミサイル発射は訓練だったのか、テストだったのか。まあ、たいしたものではなかったのはよかったが、日本政府の対応にはどうも問題がありそうに感じられる。このぶんだと、本当にミサイル攻撃をされたとき、日本は十分な対応ができず、東京は火の海になるのではあるまいか。
今回の北朝鮮のミサイル発射が、もし彼らが日本政府がどのような対応できるかを調べようとする意図であったら、今頃、彼らは、「ははん、日本のミサイル防衛力はこの程度のものか...」と呟いているのではあるまいか。
テレビの天気予報のように画面に地図を表示して、発射地点とその時刻、着弾地点とその時刻などと、数分以内に国民に向けて手際よく説明することはできないのだろうか。地震発生の報道と同程度に重要だと思うのだが。
朝日新聞
2日前に実験失敗、北朝鮮ミサイル発射 韓国政府筋
2005年05月02日19時54分
北朝鮮が1日、同国北東部から日本海に向け短距離ミサイルを発射した問題で韓国政府筋は2日、「北朝鮮は29日にも同地点からミサイル発射を試みたが、失敗したようだ」と述べた。1日の発射は29日の失敗を受けた再実験と見られるという。その上で同筋は「発射は定期的な訓練の一環」との見方を示した。
一方、6者協議の韓国首席代表を務める宋旻淳(ソン・ミンスン)・外交通商次官補は2日、聯合ニュースに対し「発射されたのは射程100キロ前後の短距離ミサイルで、核を搭載できるものとは差がある」と述べた。次官補は北朝鮮の核実験について「実験が行われるであろうことを示すいかなる兆候もつかんでいない」と語った。
産経新聞(共同配信)
北朝鮮ミサイル発射情報 米軍連絡、日本海着水か
2005年5月1日 21:44
北朝鮮が日本海に向けて短距離のミサイル1発を発射した、との情報が1日午前に米軍から防衛庁に入っていたことが分かった。複数の政府筋が明らかにした。情報は1日午前8時すぎに同国東部沿岸から発射し、日本海に落下したという内容。米軍早期警戒衛星などに基づく情報とみられ、同庁が首相官邸、外務省などに緊急連絡するなど一時、緊迫した。政府は事実関係の確認作業を進めているが、防衛庁幹部は1日夜、「これ以上の確認の手段はない」と語った。
政府筋は「発射されたとしても極めて射程は短い」との見方を示している。射程が100-200キロの地対艦ミサイル「シルクワーム」改良型か短距離弾道ミサイル「スカッド」より小型の弾道ミサイルの可能性が高い。防衛庁が詳細を調べている。
関係閣僚らには1日午前8時半ごろ内閣官房を通じ(1)午前8時10分にミサイル発射(2)同15分に日本海に着水(3)緊急の場合、閣僚の全員出動もあり得る-との内容が伝えられた。
総務省などには「北朝鮮が弾道ミサイルを発射した」と伝えられ、一時、混乱した。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の早期再開を求める日米両国へのけん制か、ミサイル開発の一環との見方も出ている。
昨年6月にも北朝鮮が短距離ミサイル1発を発射したとの情報が米軍から防衛庁に伝えられたが、政府は最終確認していない。(共同)
今回の北朝鮮のミサイル発射が、もし彼らが日本政府がどのような対応できるかを調べようとする意図であったら、今頃、彼らは、「ははん、日本のミサイル防衛力はこの程度のものか...」と呟いているのではあるまいか。
テレビの天気予報のように画面に地図を表示して、発射地点とその時刻、着弾地点とその時刻などと、数分以内に国民に向けて手際よく説明することはできないのだろうか。地震発生の報道と同程度に重要だと思うのだが。
朝日新聞
2日前に実験失敗、北朝鮮ミサイル発射 韓国政府筋
2005年05月02日19時54分
北朝鮮が1日、同国北東部から日本海に向け短距離ミサイルを発射した問題で韓国政府筋は2日、「北朝鮮は29日にも同地点からミサイル発射を試みたが、失敗したようだ」と述べた。1日の発射は29日の失敗を受けた再実験と見られるという。その上で同筋は「発射は定期的な訓練の一環」との見方を示した。
一方、6者協議の韓国首席代表を務める宋旻淳(ソン・ミンスン)・外交通商次官補は2日、聯合ニュースに対し「発射されたのは射程100キロ前後の短距離ミサイルで、核を搭載できるものとは差がある」と述べた。次官補は北朝鮮の核実験について「実験が行われるであろうことを示すいかなる兆候もつかんでいない」と語った。
産経新聞(共同配信)
北朝鮮ミサイル発射情報 米軍連絡、日本海着水か
2005年5月1日 21:44
北朝鮮が日本海に向けて短距離のミサイル1発を発射した、との情報が1日午前に米軍から防衛庁に入っていたことが分かった。複数の政府筋が明らかにした。情報は1日午前8時すぎに同国東部沿岸から発射し、日本海に落下したという内容。米軍早期警戒衛星などに基づく情報とみられ、同庁が首相官邸、外務省などに緊急連絡するなど一時、緊迫した。政府は事実関係の確認作業を進めているが、防衛庁幹部は1日夜、「これ以上の確認の手段はない」と語った。
政府筋は「発射されたとしても極めて射程は短い」との見方を示している。射程が100-200キロの地対艦ミサイル「シルクワーム」改良型か短距離弾道ミサイル「スカッド」より小型の弾道ミサイルの可能性が高い。防衛庁が詳細を調べている。
関係閣僚らには1日午前8時半ごろ内閣官房を通じ(1)午前8時10分にミサイル発射(2)同15分に日本海に着水(3)緊急の場合、閣僚の全員出動もあり得る-との内容が伝えられた。
総務省などには「北朝鮮が弾道ミサイルを発射した」と伝えられ、一時、混乱した。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の早期再開を求める日米両国へのけん制か、ミサイル開発の一環との見方も出ている。
昨年6月にも北朝鮮が短距離ミサイル1発を発射したとの情報が米軍から防衛庁に伝えられたが、政府は最終確認していない。(共同)