Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

アメリカの元駐韓大使、回顧録で金賢妃について記述

2005-06-30 23:03:44 | 国際
朝鮮日報
「金賢姫、逮捕後2回自殺図った」 元米大使が回顧録で明かす
2005年6月30日 19:57

 1987年発生した大韓空港(KAL)機爆破事件の犯人である金賢姫(キム・ヒョンヒ)はバーレーン空港で逮捕された直後、2回に渡って自殺を図っていたとジェームス・リリー元駐韓米国大使が最近発行された回顧録で明らかにした。

 リリー大使の回顧録『アジア備忘録』によると、爆破事件直後の12月1日、金賢姫はバーレーン空港で偽造パスポートが発覚し逮捕されたが、青酸カリが含まれたタバコを噛み、1回目の自殺を図ったという。

 同僚の男性工作員はこの手法で現場で死亡した。

 しかし、金賢姫については、バーレーンのイアン・ヘンダーソン警察署長がタバコを素早く奪い取り自殺するのを防いだ。

 リリー大使は、「最初、その若い女性(金賢姫)は、自分は日本で育った中国人孤児で、飛行機爆破とは何ら関係がないと話した」とし、「(金賢姫の発言が)すぐ嘘だということは彼女の行動で証明された。自分の性的経験に対する捜査官の執ような質問に憤り、女性通訳を蹴り倒し、ハンマーのようなこぶしでヘンダーソン氏を殴りつけ、彼の拳銃を持って自殺を図ったが、電気ショッカーに当たって倒れた」と述べた。

 リリー大使は「呆れたヘンダーソン氏が(韓国政府に)『この女性を連れて行き、韓国の方で扱ってください』と話した」とし、ヘンダーソン氏が、今でも金賢姫の逮捕当時の状況を知りたがっている人には、青酸カリが含まれたタバコを奪い取る際に噛まれてできた指の傷を見せていると述べた。

 また、リリー大使は87年6月、民主化デモが激しくなると、当時の全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が戒厳令を発令しようとしたが、6月19日レーガン大統領の親書を持って全元大統領に直接面会し、これを防いだと回顧した。

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