Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

「在外同胞法改正案」否決に対する韓国世論

2005-06-30 22:20:37 | 国際
中央日報
「在外同胞法改正案」否決をめぐる議論
2005.06.30 19:18:07

「在外同胞法改正案」が29日、国会で否決されたことをめぐって、ネチズンの間に議論が広がっている。野党ハンナラ党・洪準杓(ホン・ジュンピョウ)議員が発議した在外同胞法の改正案は、兵役逃れのため国籍を放棄した人に対し、海外在住韓国人に与えられる恩恵を取り消す内容。

31日午後、ポータルサイト「ネイバー」に掲載されたある記事には、1万5000件の書き込みが殺到したくらいだ。とりわけ、大半のネチズンは、改正に反対した議員に「責任を問うべき」と責めこんだ。「次回総選挙で責任を問うべき」との意見と「光化門(クァンファムン)でろうそく集会を行おう」との意見も出た。半面、一部では「法律に感情を盛り込んではならない」との声もあがっている。

票決の結果は、賛成104人、反対60人、棄権68人だった。出席議員の過半数にならず否決されたのだ。67人は最初から票決に参加しなかった。賛成議員を政党別に見てみると、ハンナラ党66人、与党「開かれたウリ党」(ウリ党=「わが党」との意)27人、民主労働党(民労党)5人、新千年民主党(民主党)4人だった。反対した議員は、ウリ党45人、ハンナラ党15人。棄権した議員はウリ党38人、ハンナラ党22人。

◇「国民の情緒を考慮」対「時代に逆行する法案」=議員らの意見は激しく対立した。賛成したウリ党・鄭長善(チョン・ジャンソン)議員は「兵役は韓国籍を持つ国民の最も基本的な義務だというのが、国民の情緒」とし「兵役問題では国民の情緒が優先されるべき」だと指摘した。だが、反対したハンナラ党・鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員は「今の時代に、在外同胞法のような国粋主義的な法案はダメ」とし「兵役問題をこうした形で解決してはならず、同胞を引き込むべき」だと話した。棄権した民労党・沈相ジョン(シム・サンジョン)議員は「改正案は、外国人が持つ権限と外国人の資格すら制限するもので、行き過ぎた面がある」とした。

申容昊(シン・ヨンホ)記者 <novae@joongang.co.kr>

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