大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

外国人参政権の意見書

2010-04-02 23:19:29 | 未分類
朝刊の一面に「中部6県53議会反対」との文字。
当方大府市議会でも、先日終わった第1回定例会で、「国民の幅広い議論を求める」との意見書を採択しています。
大府市議会における経緯としては、自民クラブが「反対の意見書」を提出したい、と提案されたのが始まりで、
それに対し、市民クラブ(民主党1名・民主系無所属4名・社民党1名)が「幅広い議論を求める」と上書きを希望され、
結局「幅広い議論を求める意見書」として、自民クラブ・市民クラブ・公明党の賛同で、本会議に提案されたものです。

結論から申し上げると、私はこの意見書に賛同しませんでした。理由は本会議場で記録に残る発言として表明しています。

私は討論の中で、
外国人参政権に反対の立場であることを明らかにしたうえで、
国民・市民の注目度やこれまですでに賛否を明確にした意見書があちこちの議会から出されていることから
あいまいな意思表示でなく、
推進すべきとの考えか反対の考えなのかを明確にした意見書として提出すべきだ
と述べ、「幅広い議論を求める」との表記では賛同できない
(注・文章ママではありません。内容大意)
と申し上げました。

「慎重議論を求める」意見書に、賛同できないとしたのは私のほかに共産党。でもこちらは、「推進すべき」との立場で、この意見書を反対の意見書と仮定して討論をしていました。
「慎重議論を求める」という表現では、
外国人参政権推進派(公明・民主・社民)も反対派(自民)も賛同できれば、
外国人参政権推進派(共産)も反対派(保守系無所属)も賛同できない、
という曖昧なフシギなものです。
そういう「どうとでも受け取れる」というものを「これが当方の意思です」と表示するのは、私は乗れませんでした。

なお、私は人種差別は嫌いです。人としておつきあいすることに、国籍は何ら関係ないと思っています。
しかし、政治となると、国のかたちがどうあるべきか、伝統や国民の暮らしを守るには国益ということも避けて通れません。
今の日本がおかれている状況を考えると、政治の決定権に安易に多くの外国の意思が関わることには危機感を持っています。



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