大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

あけびの実さんの記事/仕分け人議員が思う事業仕分けオススメの視察先  

2010-06-10 23:56:39 | 未分類
昨日の中日新聞の知多版に「障害者が働くクッキー店あけびの実 市役所でも販売開始」の記事。
大府福祉会さんのページはこちら
http://www.h6.dion.ne.jp/~akebien/index.htm
あけびの実さんのページはこちら
http://www.h6.dion.ne.jp/~akebien/akebinomi/akebinomi.htm
このページ構成だと、ちょっとチャレンジドの就労施設っていうのがわかりにくいみたい・・・^^;
市内のイベントで出店されることもあり、お見かけすると私も家族のお茶菓子分含め買い求めています。
先日、おおぶ文化交流の杜準備室とも面談した折、
市が新しく作る施設にカフェスペースの予定をしているなら、スワンベーカリーさんやさくらベーカリーさんのようなものにできないか、
とお話ししています。
http://blogs.yahoo.co.jp/obu_musyozoku_019/15064882.html
全く白紙ではなくて、大府市にはあけびの実さんという、チャレンジドが食品製造販売をするというところまで来ている素地があるのですから。
いち議員の提案、しかも公式会議でもなんでもないでざっくりとした話という場ですから、どう受け取られたかはわかりません。

ちなみに、私はなんだか「授産」という言葉が嫌いです。なんか違う。イーブンな関係に見えない。従って、敢えてここでは「授産施設」と表記しておりません。ご了解ください。
チャレンジドが普通にまちに居て、普通に混ざって働いていて、それが特別でもなんでもないこと。そうなるといいなと思っています。


さて、事業仕分けについて。
先日来、友人議員から、「愛知県界隈で地方自治体の事業仕分けの視察をするならどこがあるか」というお尋ねをいただいていました。
自治体の事業仕分けは刷新会議のそれに比べて、始めてから年数が経っており、議会の審査とどう違うのか、外部の視点での評価といっても現場住民の視点・参加が欲しいのでは、事業の選定の偏りはないのか、といった面から進化をしてきています。(あくまでも当方の所感です)
ですから、ただ「事業仕分けを行った自治体」というだけでなく、せっかく私に問い合わせてくださったなら、より進化した自治体を見ていただきたいと思って、

市民判定人を採用した自治体
(役所と仕分け人の応酬を聞いたうえで、無作為抽出市民が仕分け判定をする。仕分け人も判定はするが、市民判定人の仕分け結果のほうが上位。実績値ではほとんど仕分け人と市民判定人の仕分け結果は一致するが、異なる場合もある)
公募市民仕分け人を採用した自治体
(専門知識と経験を持つ仕分け人3名、公募市民2名で仕分けチーム編成する)
仕分け対象にする事業の選定理由や経過が公開されている自治体

この3項目が、私が思うところの、「進化したオススメ事業仕分け」

この6月19,20日に予定されている高浜市は、この3条件を満たしていて、好事例になるだろうと期待しています。
高浜市ホームページ
http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/zaimu/shigoto/jigyousiwake/H22jigyousiwake2.html
(ぜひ傍聴にお出かけください。私も傍聴に行きますので、姿を見かけたら遠慮なくお声がけくださいね。)

で、高浜市をオススメしてみたものの、いくらなんでも実施直後の視察はないでしょう、ということで、昨年までに実施済みで東海界隈の中から
滋賀県草津市
滋賀県大津市
静岡県浜松市
滋賀県高島市
をオススメしました。

事業仕分けは予算の「決定」のしくみではありません。実際に予算にどう反映され、判定結果がどのように事業内容に反映されたか、その結果は良かったのか、ということまでフルに視察するには、実のところ
仕分け開催→次年度予算編成→事業実施→事業評価
まで終わらないといけないかもしれません。(そもそも事業評価がマトモに機能しているかは別段の話として)
単純に、事業仕分けだけでなく、庁内一丸となって事業に取り組めているか、首長のリーダーシップはどうか、議会と首長、議会と職員組織の関係性などいろいろな側面の力学もあることと察します。

それらを全て含めて考えたうえで、事業仕分けは最終手段でもなく必殺必中最強の手段でもないとわきまえた上で、
見える場で、金額ももちろん見える状態にして、税金を収めた市民の前で堂々と政策(予算事業)を論じ合うこと
そもそも、目的はどうか、と根本をベースにした話をすること
もっと多くの場で、こうしたことが当たり前になっていくための、大きな大きな一里塚。
そんな意義を見て、私は自治体の事業仕分けを高く評価しています。

せっかくお尋ねいただいたので、私の独断でももったいないと思い、
構想日本の事務局にも一応一言ご相談をして、概ね私の思う評価ポイントで良いのでは、と確認しました。
事務局も大変ご多忙のご様子。刷新会議の事業仕分けが終わっても、息つく暇もないようです。
構想日本の事業仕分けのページはこちら
http://www.kosonippon.org/shiwake/

※仕分け人議員などと偉そうにタイトルに書いていますが、仕分け人経験は少ないので、自治体の事業仕分けウォッチャーくらいに受け止めていただけると幸いです・・・





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