大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

ふれあいバスに乗って。

2014-11-13 16:46:35 | 日常

並木の葉も色づいてきましたね。
先日、初めてふれあいバス(大府市循環バス)を利用してみました。大府市では、いわゆる交通弱者に対する福祉目的が第一とされており、目的地に迅速に到着することを目的としてはいません。福祉目的なので、バス停が小まめにないとたくさん歩かないといけなくなるし、遠くまで歩かないと利用できないではいけないからと、ルートを遠回りにして住宅地を点々と停まりながら進むものです。
本数が少なく、住宅地を小まめに遠回りするルートで時間がかかる、利用者も少ないのでは、と何かと心配されており、バス停の要望や、運行にかかる税金がもったいないのでは、などのお声をいただいているものでもあります。
マイカーと、その次に自転車を移動手段にするので、一度乗ってみないとと思ってはいたものの、なかなか。

ちなみに、バスの車両は大府市の所有でなく、車両の仕様を指定したうえで、車両の調達整備、乗務、運行を一括で入札、発注しています。
以前の聞き取りでは、運賃の売り上げを契約額から相殺して差額を支払う契約になっていると聞いています。

乗車してみたら、中からはこんな感じ。
座席=定員13名、リアゲートは車椅子の上降リフトになっています。乗降口は前側1ヶ所、乗るときにワンコイン100円払います。

自宅近くの大府公民館東で乗車し、森岡公民館まで。10分とかかりません。

マイカーが古いもので、バッテリー交換することになり、車で移動できなかったので乗車してみました。バスの時間に合わせて動けるなら、これなら不便というほどではないのでしょうが、時間に合わせられない忙しい生活の人では日用には向かないかも。
私の他にも乗客は何人もいて、「空気を運ぶ」というほどでもない、思ったより利用者がいる?という印象でした。

目的地は市民活動センターコラビアで、目的の用も、ついでに思いがけない情報交換もでき。滞在時間は1時間と少しでした。

さて、当分帰りのバスはありません(汗


げんきの郷まで行けば、民間のバス路線と循環バスの両方があったはず。と、コラビアからげんきの郷までてくてく歩き。
あいち健康の森の外周部の並木がキレイに色づいていました。
げんきの郷で野菜を少々買ったりしてバスの待ち時間を過ごし、15時23分発の循環バスで戻ってきました。
帰りのバスの座席は、13名乗車のうちのほとんどが埋まっていました。

【バスを利用してみた感想】
思ったより利用者がいらっしゃる(空気を運んでいる状態なのでは、という先入観を持ってたので)
小回りのきく小型バスなので、大型と違い、運転の挙動がコンパクト(人によっては雑に感じるかも)
行動時間の制約や、バス待ちの時間をつぶすことが面倒でないなら、乗っているだけならそんなに苦痛じゃない(忙しい人には不向き、待ってる間じっと立ってるとかだと待ち時間長くてありえない)
地図アプリと連動したバス停の場所と時間を検索表示してくれるツールが欲しい(利用者層から言ってニーズはないかもしれないが、少なくとも私は欲しいと思った)


後で分かったことですが。
コラビアからげんきの郷まで約2km、歩くなら、家まで歩いて帰ったほうが近かったです(苦笑)

げんきの郷でお買い物できたし、思いがけないウォーキングにもなったし、まあいいや。

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認知症サポーター養成講座。

2014-11-10 21:44:14 | 日常

認知症サポーター養成講座を受講しました。
(認知症サポーターキャラバン、キャラバンメイトについてはこちら→認知症サポーターキャラバンとは
友人である神奈川県大和市の菅原直敏くんが、キャラバンメイトの資格を取得し、各地で認知症サポーター養成講座の講師をつとめていて、今日は名古屋市公会堂で開催とのこと。




4年以上前、大府市が市役所職員向け講座を行ったとき日程が合わず受けられなくて、その後職員向けは開催されていないし、どこかで受講できないかなーとずっと思っておりました。来週、大府青年会議所主催で認知症サポーター養成講座を計画しているそうですが、それも日程が合わないものですから、今日受けられてほんとに良かった。
認知症サポーター養成講座を受講すると、その証としてオレンジリングが配られています。念願叶って、ようやくオレンジリングをゲットできました。

大府市の高齢者施策や保健事業などの中で、認知症についての基礎知識は何かと得られていたのだなあという確認もできました。
愛知県の高齢化率、大府市の高齢化率、参加者それぞれの自治体高齢化率の比較、高齢化社会と超高齢社会の違いなど、菅原くんが講師ならではの私たちが入りやすい切り口のデータを示されたり、私たちの立場でわかっておきたいこと、考えないといけないことの示唆も色々含んでいました。
参加者で高齢者福祉施設にお勤めの方に、大府市の認知症サポーターとあったか見守りネットの取り組み、徘徊者捜索模擬訓練のことなどお話したら、そこまでやっていて羨ましいとのコメントをいただきました。外からの目でどう評価されるか、ということも、大事な視点ですね。

しばらくぶりの菅原くんが元気そうなのも何よりでした。


鶴舞に向かう途中の中央線、普通列車にこういうシートがあるのを初めて見て、それもつい撮ってしまいました。

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大府児童老人福祉センターまつりでした。

2014-11-08 23:11:11 | 日常

大府市では市内の全ての学区に、児童センターまたは児童老人福祉センターがあります。
(※大東小学校区は大府小からの分離したばかりで、自治区やコミュニティもそのまま大府区で扱っているため、大東小学校区にはない)
そのうちの、地元大府地区の児童センターまつり。


館内には活動団体の作品展示や、利用者によるバザー、手作りゲームなどの体験などなど。

飾りつけというか作品展示というか。にぎやかです。
館内の案内はこんな感じ。

手作りゲームコーナー。

館内いろいろ拝見しつつ、ふと目に留まったオムツ交換台。

これ、あればいいってものではなく、片手て扱えないといけないんですよ。
片手に赤ちゃんを抱き、もう片方の肩にトートバッグを引っ掛けた状態で、赤ちゃんを寝かせられる状態まで広げられないといけない。触って試してみました。もちろん合格。そりゃそうですよね。
欲を言えば、台と同じ高さに荷物台があればベストかなあと。足元にバッグを置くと、赤ちゃんを寝かせてから、オムツやウエットティッシュを取り出す間少し目線が外れます。許容範囲ですけどね(^^)
と、そんなことに気がついた私、こんなところで、はたと、かつてオカーサンしてたんや私、と気づかされ。
逆に経験者目線の細かいことでもあるんだなと。
私がオカーサン語りするなんて超珍しい。どういう風の吹き回し(笑)

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所得のカベ、生計を立てるということ。

2014-11-07 20:59:06 | 日常

学生×社会人のランチ会で思ったことから派生して、これまでも思っていたこととまとめてメモ。

その1。

自立した世帯として維持できるだけの所得を得られない課題

これはかつては女性・若者の課題だったけど、所得水準が上がらないまま年齢を重ねていった層にも現在には及ぶよね
これに連なるところで、世帯を構えられない=結婚できない、子どもを持てない=子どもを持ちたい人はいるのに少子化が進む
世帯を構え子どもをもうけたはいいが、結局子どもの貧困になってたりする。
ワープアとして日銭を得るために働き続けないといけないけど、何かつまづけば滞納整理の対象になるとか生活保護転落とか。
老後の生活設計なんて夢のまた夢。

じゃあ市町村の政策レベルでこれどうすんの?ってーと
地元のお役所が提供できる働き口は限られる(行政のパート採用、正規職員の中途採用で数としてはごくごく少数)
経済・産業分野の課題なんだろうけど、それこそ雇用形態給与体系はそれぞれの事業者に委ねられる部分
職業紹介を細やかにやってみよう、くらいで、紹介なんだから、そもそも紹介できる職が出てくるかどうかはやはり事業者次第、と。

なんか妙案に取り組んでる事例ご存知の方おられんかなー。
子どもの貧困対策は、それはそれで必要だけど、この課題に着眼した場合は対症療法にしかならない。

(と、これをフェイスブックに投稿してみたら、
ベーシックインカムの保障が必要ではないか、
非営利カテでサポートに取り組んでいる仲間から、この件について自分たちも議論してます、って情報をいただいているところ。)


その2。

職業選択や就労経験は、切り替えもやり直しもきく社会にする必要がある

これができれば、向いてない仕事にしがみついて精神を病む前に、次いこう、ってのもアリになる。精神を病む前に脱出できれば、医療費も軽減できる、貴重な現役世代のひきこもりも、防ぐ一助になる
より向いている、能力経験を生かせる仕事にジョブチェンジ、起業だってアリ、これは社会全体の生産性が上がることになる
子どもの保育環境だって、一度仕事を辞めて育児に専念してから、普通に働き手として復活できる。子どもを持つことへの経済リスクの軽減、母子の精神安定、子どもの精神発達にも有効でないか。
介護もしかり、介護のために離職しても、また働き手として社会に戻れる。
なんらかのハンディのある方は、その範囲内で働くということも、この話の中でなにか有効かもしれない。
ひとつの仕事、会社勤めを続けることが標準でなくなれば、生き方を選ぶことができるようになる。

一方で、それは自分が何をしたいか、自分の人生を生きていくうえで優先順位の高いものが何かを整頓して自覚できるということがあってこそ、よりよい選択とすることができる。
また、勤め上げるということも美徳には変わりなく、安定して働き続ける層が確実に社会・経済を支えているので、そこを軽んじてはならんわけで。

で、これを自治体の政策に落とそうとすると、なにをどーせいと?となるわけで。
何か参考になる事例ご存知の方、プリーズ。

(こちらもフェイスブックに投稿したところ、
意見持ち寄って勉強会したいね!、この話題マジでしゃべりたい、というコメントや、
適材適所の本質、職と賃金の取引関係としての商業道徳、
スキルとレベル、プロセスなど職の見える化と、ジョブローテ体験などのコメントを頂戴しているところです)

とりあえずメモとして。





職業選択や就労経験、切り替えもやり直しもきく社会に。

2014-11-06 20:07:15 | 日常

学生×社会人のランチ会に参加したことをきっかけに、いろいろ考え巡らせたことがあるので、2回に分けてここにメモ置いておきますね。

議員のなり手、多様な民意を反映する場に多様な市民が参入するには、セイジと無縁だった層からの参入が当然に必要。
地縁の薄い層の参入、年齢性別のバリ エーションも必要。
立候補するにはお金がかかるからフツーの人にはムリ、って説があるけど、選挙の手法についてもやりようで参入障壁を下げる必要も当然あるし、
まず第一に議員というものに興味を持ってもらう、ことからしていかないと。

ランチ会でご一緒させていただいた学生さん、社会人さんには、私の姿と話題提供で、議員というものへのイメージをいい意味で壊すことができただろうか。
こういう生き方やり方も アリ、と少しは興味を持ってもらえただろうか。
こういう平場への参加での第一の獲得目標はここにある。

次に、世の中を面白くする人脈、世の中に多面的に多角的に働きかけていく人脈・仲間の開拓。

さまざまな機会を捉え、議員業の人材の流動化を念頭に置いてきたんだけども、この会に参加して改めて発見したことがある。
職業選択や就労経験は、切り替えもやり直しもきく社会にする必要があるということ。
今までももちろん、そういう社会であるといい、という思いは持っていましたが、一般論としてでした。でも、自分たちの業界にも如実に関わることなんだと結びついたのはようやく今回のことでした。

シフトチェンジしながら場面転換しながら生きていくことが特殊でなくなれば、4年サイクル非正規の議員業だって、そのバリエーションのひとつとなり、間違いなく参入障壁は下がる。

今回は特に、キャリア教育、人材育成に関わるみなさんベースの席だったから、こういう視点を得ることができた。
誘ってくれた林さん、ほんま感謝。
みんなで多角的に仕掛けていきたいね。