大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

所得のカベ、生計を立てるということ。

2014-11-07 20:59:06 | 日常

学生×社会人のランチ会で思ったことから派生して、これまでも思っていたこととまとめてメモ。

その1。

自立した世帯として維持できるだけの所得を得られない課題

これはかつては女性・若者の課題だったけど、所得水準が上がらないまま年齢を重ねていった層にも現在には及ぶよね
これに連なるところで、世帯を構えられない=結婚できない、子どもを持てない=子どもを持ちたい人はいるのに少子化が進む
世帯を構え子どもをもうけたはいいが、結局子どもの貧困になってたりする。
ワープアとして日銭を得るために働き続けないといけないけど、何かつまづけば滞納整理の対象になるとか生活保護転落とか。
老後の生活設計なんて夢のまた夢。

じゃあ市町村の政策レベルでこれどうすんの?ってーと
地元のお役所が提供できる働き口は限られる(行政のパート採用、正規職員の中途採用で数としてはごくごく少数)
経済・産業分野の課題なんだろうけど、それこそ雇用形態給与体系はそれぞれの事業者に委ねられる部分
職業紹介を細やかにやってみよう、くらいで、紹介なんだから、そもそも紹介できる職が出てくるかどうかはやはり事業者次第、と。

なんか妙案に取り組んでる事例ご存知の方おられんかなー。
子どもの貧困対策は、それはそれで必要だけど、この課題に着眼した場合は対症療法にしかならない。

(と、これをフェイスブックに投稿してみたら、
ベーシックインカムの保障が必要ではないか、
非営利カテでサポートに取り組んでいる仲間から、この件について自分たちも議論してます、って情報をいただいているところ。)


その2。

職業選択や就労経験は、切り替えもやり直しもきく社会にする必要がある

これができれば、向いてない仕事にしがみついて精神を病む前に、次いこう、ってのもアリになる。精神を病む前に脱出できれば、医療費も軽減できる、貴重な現役世代のひきこもりも、防ぐ一助になる
より向いている、能力経験を生かせる仕事にジョブチェンジ、起業だってアリ、これは社会全体の生産性が上がることになる
子どもの保育環境だって、一度仕事を辞めて育児に専念してから、普通に働き手として復活できる。子どもを持つことへの経済リスクの軽減、母子の精神安定、子どもの精神発達にも有効でないか。
介護もしかり、介護のために離職しても、また働き手として社会に戻れる。
なんらかのハンディのある方は、その範囲内で働くということも、この話の中でなにか有効かもしれない。
ひとつの仕事、会社勤めを続けることが標準でなくなれば、生き方を選ぶことができるようになる。

一方で、それは自分が何をしたいか、自分の人生を生きていくうえで優先順位の高いものが何かを整頓して自覚できるということがあってこそ、よりよい選択とすることができる。
また、勤め上げるということも美徳には変わりなく、安定して働き続ける層が確実に社会・経済を支えているので、そこを軽んじてはならんわけで。

で、これを自治体の政策に落とそうとすると、なにをどーせいと?となるわけで。
何か参考になる事例ご存知の方、プリーズ。

(こちらもフェイスブックに投稿したところ、
意見持ち寄って勉強会したいね!、この話題マジでしゃべりたい、というコメントや、
適材適所の本質、職と賃金の取引関係としての商業道徳、
スキルとレベル、プロセスなど職の見える化と、ジョブローテ体験などのコメントを頂戴しているところです)

とりあえずメモとして。





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