田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

おもいっきり 香西かおり

2010-05-09 13:53:14 | 演歌(艶歌)
春三月に初めて買った『香西かおり』のCD。
ジャケットの写真を見て、これが香西かおり? ウソでしょう 違うんじゃないの?
そう思いました。

CDの名は、プレミアム ベスト。収録されている曲の年代は、1990年前後ですから、
もう20年も前ということになります。
ということは、別人と思ったあの写真も、今よりずっとお若い頃の香西かおりさんですね。

それにしても、違うなァ~  でも、どちらも魅力的で美しいですよ。
 
ところで、なぜ今回は香西かおり なの? ブログタイトル『田舎暮らし歳時記』と何の関係
があるの? などとおっしゃらないで下さい。
やたらに苦悩や不条理の多いこの世、私のような単細胞人間には、心静めて癒しとなるものが
必要なんです。

そんな訳で、早速五月五日に発売となった新曲春陽炎

行きつけのレコード店でCD買いました。  作詞:いで はく /作曲:鈴木 淳

このお店、今でも店名にレコードの文字が付いてます。ご主人が一人店番している小さなお店ですが、
演歌系の曲ならなんでもOKと言える程なんです。
カラオケ好きのおじちゃん、おばちゃんがよく出入りしてます。

CDを手にしてニンマリ。 ジャケットに着物姿の歌姫が。演歌には着物というのが、お決まりのようで、
もちろん似合ってることは言うまでもないことですが、香西かおりさんはドレス姿もピッタシ! ですよ。

春陽炎(はるかげろう)  歌詞を何べんも読み返してみました。作詞家先生のあの詞の世界、
一体どこから出てくるんでしょうね。
先生の実体験も含まれているのですか? と聞いたら、叱られるかもね。

『 野暮なことを聞くんじゃねェ~よ! 』

ところで、ひとつの歌が生まれるまでの過程って、どんなのでしょうか?
最初に『春陽炎』というタイトルありきで出発するのか、それともあの歌手にこんな歌を歌わせたい
ので……から始まるのか。 あるいは、まったく別の方法なのでしょうか。

カラオケ用に何か一曲から始まった香西かおりファンへの道。後援会には未加入ながらも、応援は
してますよ。
香西かおりさんの高音部の泣き節――これには、すっかり魂もってかれました。

表現者たる歌手の力。これはもう偉大です。5分程の短時間で詞の世界を表現するんですから。
情景も全てスクリーンに映し出されるかのようです。下手な芝居などは及びもつかない位です。


お話が長くなりました。最後に2年前の中学校時代の同窓会でのこと。
遠くの席から一人の女の子(もう立派なお母さんです)が私の横に、お酌しにやって来ました。
型通りの挨拶の後で、ほろ酔い機嫌の私の顔を見て

『 あたしっ、〇〇ちゃんには、小学生の頃いじめられたんよ~ 覚えてる? 』

ときたのです。 
チクリッ どころじゃありません! 冷や汗ものの状況でした。
そこで、窮余の一策に私が言ったのは

 『 俺さァ~ 香西かおりを見ると、何故か〇〇さんを思い出すんだよね~』

一瞬の表情なのか声なのか、どこかちょっと似の彼女、しばらく私の横に居続けました。


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