Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

冬になると減る、パイプの出番

2007-02-03 | pipe
 pipe tobaccoは冬が旨い、と言われている。
冬はpipeが冷えている、そして乾燥している。だから自然とクールに吸える、そう言われている。夏と同じように吸ってもより旨い。pipeを始めるなら冬に限ると言う人さえいるぐらいなのだ。ほんのり温まったpipeに手を当てれば気持ちも温まるというオマケも付く冬はまさにpipe様々なのである。
 
 しかし、この法則が私には当てはまらない。
カナダと日本、何が違うのかと言えばまずは冬=乾燥という公式だろう。すでに何度かお話しているが、私の暮らすVancouver近郊は圧倒的に夏の方が乾燥している。秋から冬、そして春にかけては雨期と呼べるほど雨が多く、湿度は冬の方が高くなる。カナダと聞くと雪に埋もれたログハウスをイメージする人もいるが、西海岸に位置するVancouverは雨、雪ではない。

 気温は深夜で0度ほど、日中ならば6度から10度ぐらいと東京の冬よりはほんの少し寒い程度である。現在は電気を使ったヒーターも多いが、我が家を含め天然ガスを使い家全体、全ての部屋を暖めるセントラルヒーティングが基本。もしかしたら家の中は冬の方が乾燥しているかもしれない。
 
 となれば我が家の冬もpipeがそこそこ旨いはずだが…我が家、基本的に禁煙なのである。基本的に、と言ったのは他でもない。たった一つ、一ヶ所だけ喫煙可能な場所がある。部屋とは呼べないが、煙や香りが漏れないように他から仕切れるスペースがあるのだ。cigaretteやRYO(手巻き)は外でしか吸えないが、cigarやpipeならばここでゆっくり楽しむ事が出来る。私にとっては憩いの場というわけだ。
 
 ところが、ここは暖房が効かない。だからこのスペースを使う時は予めオイルヒーターで暖めておかなければならないのだ。その日の気温にもよるが、ここが温まるのに必要な時間は1時間から2時間。そしてテレビもなければ照明も無い。仮に夜、ここを使おうとしたら本も読めない。せいぜい音楽を聴くぐらいだ。
 
 準備に時間がかかるから気軽に毎日というわけにもいかず、準備したからにはそれなりのものを選ばねばという気持ちが強くなり…そうなると自然にcigarを選んでしまうのだ。

 なぜ冬になるとpipeの出番が減るのか…
オチは単純だ。

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