気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

夫婦ふたり旅(三日目・秋田)~中島台(獅子ヶ鼻湿原)

2024年05月30日 | 旅行

ブナの巨樹【あがりこ大王】

5月21日(火)

8:30 「さんねむ温泉」から予約していたタクシーに乗り【獅子ヶ鼻湿原(ししがばなしつげん)】に向かいました。

獅子ヶ鼻湿原はブナが群生する、鳥海山の山麓にある湿原です。

正直言って夫がここを選んだ理由がよく分かりませんでした。

「はじめての秋田」と言えば、何といっても【角館】でしょう!

しかも獅子ヶ鼻湿原は「ハイキング」というよりか「トレッキング」のカテゴリー?

「私達の齢が分かっているのでしょうか?でもあらかじめ靴を買ったので分かっているのかなぁ~」

と私は・・・「ここまで来たら行くしかない」状態でした。

     

湿原に行く途中、タクシーの運転手さんが、車を止め「そこを見て来て下さい」といった場所がありました。

【上郷温水路】

こうやって冷たい水がだんだんに流れていくうちに水温が上がっていくそうです。

寒い地方の米どころならではの、知恵の水路でした。

9:00 獅子ヶ鼻湿原の駐車場に着きましたが、まだ誰もいません!(雨上がりなので、みんな敬遠しているのかもしれません!)

駐車場脇のトイレ(寄付箱があったので50円入れて来ました)

※写真は撮り漏れのため「湿原びより」様よりお借りしました。

駐車場には売店などはなく、トイレと自動販売機が一台あるのみです。(湿原に入ったらトイレも自販機も無いらしいので、注意が必要です)

運動靴は避けた方が良く、持ち物は、雨具・帽子・タオル・飲料水・予備バッテリー・ビニール袋・非常食などをリュックに入れておいた方が無難なようです。

特にこれ!➜熊よけ鈴(熊はほんとうにいるそうです)

いろいろと教えてくれた運転手さんは「それでは、たくさんマイナスイオンを吸ってきて下さいねぇ~」と帰っていきました。

ここにはバスは通っていませんので、2時間後にまた迎えに来て下さるようお願いしました。

(旅の荷物も預かって下さるそうで助かりました。でも2時間で戻れるか?・・・が心配です)

熊出没の立て札を見ながら、いよいよ森(湿原)に入ります。(怖そうな熊です!)

少し行ったところに管理棟があり、その前に鈴のついた杖が置いてあり、帰りに返せば自由に使ってよいそうです。

こんな鈴です。(夫がふり返っています)

雨後なので渡り板が滑るので、これから先は夫に遅れるところ10歩!

今回は「10歩下がって師(夫)の影を踏まず」いや、そのうちに10メールほど離されます。(影は到底踏めません。先にとっとと行くのもどうかと思いますが・・・

入っていきなり「わぁ~」とか言えない風景!

案内図

ひたすら、寡黙に、ただ歩く!

雨後でつやつやとしていて、とても綺麗です。

【あがりこ大王】

【あがりこ大王】※東北森林管理局

鳥海山麓北側の中島台一帯に多く見られるブナの奇形木の最大級である。

奇形木の原因は定かではないが、付近に炭窯跡が多く見つかっていることから、雪上で伐採された幹から萌芽したためとする説が有力視されている。

幹が上がったところで子に分かれていることから「あがりこ大王」と命名。

夫にかなり離されています。

10:00 1時間たって、ちょうど分岐点まで来ました。

この辺で「人」に出合いました。(結局出合ったのは女性1人と男性6人の7人でした)

橋は「危ない」と思ってか、夫が待っています。

「マジか!」というところです!雨後で滑るし、踏み外したら川へ~です。

やっとなだらかな所へ降りてきました。

11:00 2時間経ちました。(ここまで来たらホッとしました)

この近くに水門がありました。

     

気がつくとタクシーとの約束時間の11:00を過ぎていました。

急いで戻ったのですが、結局20分遅れました。

11:20 でも~タクシーも20分遅れていました。

夫の携帯に連絡したらしいのですが、夫が携帯を切っていて通じなかったようです。

お互いに結果オーライということで、象潟駅に向かってもらうことにしまたが、

運転手さんから「時間が許すなら途中に滝が二つあるので見ませんか?」との提案があり、連れて行ってもらうことにしました。

ということで、その後【元滝伏流水(もとたきふくりゅうすい)】と【奈曽の白滝(なそのしらたき)】に寄ることとなりました。

夫婦ふたり旅(三日目・秋田)~元滝伏流水・奈曽の白滝に・・・続きます。

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