IT'S NOW OR NEVER 

こどもと、ねこと、その親の日常雑事。
さて、初の海外暮らし、
どうなることやら。

アウトドアということ

2006-08-18 09:57:21 | 日記
我が家はキャンプが好きである。アウトドア好き、というほどワイルドではないのだが、子供の生まれる前から夫婦でテント泊はよくしている。キャンプ地の選択条件は温泉。それに尽きる。近くに温泉があればいいのだ。お気に入りのキャンプ場は岐阜の山奥にあり、場内に温泉が湧いていて露天風呂がある。ただしそこは、ほんとにお湯が湧いているだけで、洗い場も蛇口もないので、体を浸すだけなのだ。だがそこへ行くと体に緑が染み込むようで本当に心地よいのである。トイレもボットントイレが場内に一箇所あるだけだし、何もないのが気持ちいいといった風情。
そもそもキャンプって言うのは何もないのを楽しむといった意味合いもあるのではないだろうか。とはいえ、便利なものはありがたいもので、ご他聞にもれず我が家も10年以上キャンプをやっているといろいろなものを持っている。
テント・タープ・寝袋・テーブルに椅子。一昨年あたりから導入したのがスクリーンタープというもので、リビングスペースを網戸で覆ってしまえるもの。これを導入したいきさつは、そのお気に入りのキャンプ場のお気に入りのサイトが、サラリーマンが休みを取れる季節になると、羽アリが巣別れする時期に当たるということなのだ。何万何千何百という羽ありの行列に巻き込まれるのだ。これはほんの一時間ほど我慢すればいいことなのだが、最初の年は面食らった。刺すわけでもないので笑ってみていればいいのだけど、目指す方向へ一直線に集団で向かうアリたちが、びーっしりと地面を覆い、テントの壁を川のようになって登って進んでいく有様を、食べている食事にトッピングのように降ってくる様を、まあ、あんまり我慢できないかな、といったほうが正しいような。ご飯はアリをつまんでよけてから食べればいいけどね。蜂も蚊も除けられるしね。
快適な居住空間を求めるなら、旅館に勝るものはない。しかしそれに近くなるようにサイトを人工的に細工していっている私たち。そうしていけばいくほど、キャンプってナンなんだい?と考えてしまうのである。
しかもやることは主婦業の延長線だしねぇ・・・・なんで??

でもやっぱり小鳥の声が近い。朝の冷たい空気は気持ちがいい。
温泉は大好きだし水は冷たいし空は青い。

何でこんなこと言い出したかというと、隣のサイトの子供たちがベンチに腰掛けてずーっとDSやっていたからなの。
それをうちの子たちが羨ましそうに見てるからなの。

そのときにしか出来ないことをやってほしい・・・。与えられた楽しみでなくて、自分で面白いことを見つけて欲しい。

鳥の声を聞きながらDSってのも、気持ちいいかもしれないんだけどさ。けっ。