岩手県・遠野市の工務店・(有)菊正建設の社長ブログ、住まいづくり奮戦記。「親方は営業に忙しい」 

親方の日常を日記風に書いています。読めばホットな気分になるぞ。どうかな?みんなもがんばろうね!

造るプロは使うプロではない、使う人に謙虚に耳を傾ける事だ

2007年10月24日 19時37分29秒 | 工務日誌編
10月24日(水曜日)晴れ。
今日は打ち合わせが二件の予定だ、現場の掃除もある。
午前中は足が不自由になってしまった方のお宅へ打ち合わせだ。
歩行器で実際に歩いて頂いてその場その場で要望を聞き出していくとゆうやり方で進めた。
造るプロは所詮造るプロで不自由な方が実際に感じている事とギャップがある場合がある。
玄関ポーチの段差にはスロープ等と簡単に考えるが車椅子対応の場合の話だ。
歩行器の場合はむしろ階段の方が良いと言う事もある。
たとえばその階段の話だが本人を入れないでケアマネさんと家族の方と三人で
打ち合わせをした時の話だ、長時間検討の結果両方に手摺りを付けて段を小さくする事に決定した。
ところが本人はなんと手摺りは下がる時怖いとの事だ。
結局は歩行器で下がる方が良いと言う事になり手摺りは必要無いが階段の奥行きを広くしたいと言う事になった。
造るプロが長時間考えても結局は使うプロ(本人)になれないのだ。
プロとは言え謙虚に耳を傾けると言うことが大事だって事だ。
どんどはれ。