岩手県・遠野市の工務店・(有)菊正建設の社長ブログ、住まいづくり奮戦記。「親方は営業に忙しい」 

親方の日常を日記風に書いています。読めばホットな気分になるぞ。どうかな?みんなもがんばろうね!

お客様、予定通りで、笑顔かな

2007年04月10日 07時18分43秒 | 工務日誌編
2007年4月9日(月曜日)

大安吉日改築工事の着工日だ。だが、一人の大工さんが急病で休んでしまった。

少ない人数で切り盛りしている私たちにとっては急に休まれる事は大きな痛手だ。

親方は頭が痛い!やむなく明日に延期する事にした。しかし予定を一日変更するだけでも何かと影響してくる。

工程が組まれていろいろな業者が入る予定になっているがこれも組み直しだ。

それとまずは現場のお客様に事情説明をして来なければいけない。早速訪問した。お客様は外にいた。

今来るか、今来るかと待っていたかのような雰囲気だった。(笑顔がない)「おはようございますー」と声を掛けた。

「おはよう、今日は来ないの?」と早速言われた、いつもの笑顔が無い。「申し訳ないが都合で明日からになりますが」

「あやー、今日は最高良い日だよ」「じゃー、何処か壁を剥いで着工した事にするか?」「そうしてけろ」

そして早速中に入った。お客様はお茶を入れる準備を始めたが「まず先にやりましょうよ」

と親方は壁を解体する場所へ移動した。「どの壁がいいかなー」

辺りを見るが、今日一日使う事を考えると解体するところがない。

「そうだ、儀式をしよう」お客様からハンマーを借りて儀式の説明をした。

そしてみんな集まってもらって儀式は始まった。柱に合掌、その後ハンマーで柱を三回叩く、合掌。滞りなく終わった。

「これで大丈夫ですから」「ありがとうございます」とお客様に笑顔が戻った。

お茶をごちそうになりながら懇談をして帰って来た。「ふー、良かったー」

いつもの一行詩「お客様、予定通りで、笑顔かな」どんどはれ。