インドの蛇遣いの笛はまさしくヒョウタン笛だった。
前に置いてある5本のうち 左2本がヒョウタン笛
右3本は椰子の実笛
フルスのことを「ひょうたん笛」や「ヒョウタン笛」ということがあるが、ここでは「ヒョウタン笛」をヒョウタンでできた笛という意味で使う。
地球ラジオの放送の中で、私が電話でフルスの概略を説明したあと、当日のコメンテーターであるHAムガールさんが割り込んでこられ、パキスタンにもヒョウタン笛があると言われた。
このことは私にとって、大きな収穫であった。
ムガールさんは文化のみならず、広く政治のことまでテレビ等で解説し、パキスタンと日本の間の交流の架け橋となって活躍しておられる文化人である。そんな方が、言われたことだから間違いない。
そしてまたヒョウタン笛の音で蛇が踊り出すので、蛇を捕る人が使っているとも言われた。
実は私はインドに行ったことがある。そこで、インドの蛇遣いの使っている笛はヒョウタン笛だということを確認してきた。それも、構造的にはフルスとほぼ同じであった。
今、ここ泰安からは動画を載せられないし、現地で買ってきたヒョウタン笛もお見せすることができないので、詳しくは別の機会に書くことにする。
そのとき私が述べたいことは二つある。
その一つは広く南アジア全域で使われていたヒョウタン笛がタイ、ラオス、ミャンマー、雲南省の一部の山岳民族の間で伝えられ、現在のフルスになった。ということである。
私が始めに「大きな収穫」と言ったのは 広く南アジア全域という中にパキスタンおよびインドがはっきり含まれることが分かったと言うことである。
インドで撮ってきた蛇遣いの動画はすでに、YOUTUBEに「蛇遣いの笛はひょうたん笛だった」のタイトルで投稿しているので、興味のある方は検索してみてほしい。