
韓国ドラマとは正反対のシリアスな人間ドラマ。
数奇な運命の女流画家、潘玉良を描いた小説をドラマ化したもの。
後に潘玉良となる少女は、幼名を三宝といって、妓楼で下働きをしている。
後に玉良を見受けすることになる、潘賛化は役人だが、日本への留学経験のある仲間たちと、民衆を啓蒙するための雑誌の発行を計画し、仲間たちと理想に燃えた議論をしたり、、、しかし妻子がいる。
経済を牛耳ろうとする商人が賛化を抱き込もうとするが、彼は堅物だ。でも堅いことばかりは言っていられない。
新しい時代を夢見つつも、なかなか賄賂などが横行する現実社会は変わらないし、役人という安定した地位を捨てる気もなく、男女平等を理想としつつも、ついつい女性を蔑視するような言動をしてしまう。
あまり詳しく書くとネタバレになるのでこの辺にしておくが、非常に時代(清の時代が終わって中華民国になったころ)の、大きく価値観の変わる社会背景の中で翻弄される男女を淡々と描いている感じ。
でも韓国ドラマに比べると映像も描き方も暗くてしんどい。興味深くはあるが・・・。
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