1年少し前にもこう書いた・・・
業界紙というのはどこにもあるもので、実は銭湯にもあるんですよ!
「全国浴場新聞」と言いまして、月刊で休刊月は無く年に12回、毎月1日に発行されています、一般の方はまず目にすることがない新聞ですが、全国2500軒の銭湯に配布されているほか、関係各所、各人に送られているんですねぇ・・・その新聞にコラム欄がありまして、それを担当しているのがなんとなんと若旦那なんですねぇ・・・月に1度、200文字程度とは言え、こういうのってブログ書くみたいに適当ってわけにはいかないので結構大変なんです(ブログも適当じゃだめだろ!)・・・つたない文章であっても、読んでくださる同業の皆さんに少しでも楽しんで頂けるようにと、丁寧に書いています・・・それなのに、3000部くらいしか発行されないなんて、若旦那の苦労が報われなさすぎる!(十分な気がするけど?その考え方がおかしいんだよなぁ!)
そんなわけで、若旦那の新年の手抜き企画第1弾として(次々に手抜きをするつもりなのか?)去年のコラムを毎日1つ紹介させて頂くことにしましたよ^^これで、2週間近く若旦那には世間に漏れない空白の私生活ができるというわけです!(一体、普段どれだけ私生活をさらしまくってるんだ?)
本来このコラム記事に題はないんですけど、なんとなく雰囲気で題名付きでお送りします!
で、今年もやることにしました、企画第2段ということでいってみよう!
第1回 「屋号」
あけましておめでとうございます。
新年を迎え商売繁盛を願うわけですが、初日の出の時刻は商売柄、初夢見ながら就寝中。それではとゆっくり目覚めた元日に日頃よりお世話になっている神社まで寄り道交えて散歩ながらに初詣と洒落てみます。
門松の並ぶ商店街を抜ける道すがら、街のあちらこちらで目にするのは富士、日の出、松竹梅に鶴と亀等々おめでたい文字やイラスト。
そこで、心に浮かぶのは銭湯にはなんとおめでたい屋号が多いことか、もっとも多い「松の湯」を筆頭に「梅の湯」「富士見湯」「日の出湯」「鶴の湯」「亀の湯」このような屋号が揃った業界は恐らくほかにはないのでは?
賽銭投げて手を合わせ、先人たちが千客万来を願い、想いを込めてつけたであろう、この大切な屋号が、町中に一つでも多く、一日でも長く残ることを願うとともに、その為に己にでき得ることには尽力することを誓い、心引き締め家路につきました。
今年もよろしくお願いします。
2098.1.1 全国浴場新聞「銀輪躍動」