♪ みんな少しずつ 大人に変わって行くけど
あの日語った夢は いつまでも色あせることはない ♪
(全校合唱 「この地球のどこかで」作詞 三浦恵子・作曲 若松歓)
たましんRISURUホール・・・立川第2中学校 平成27年度 合唱祭
ホールの隅で、また隣接した公園で、ギリギリまで練習を続ける生徒たちの姿に早くも胸が熱くなってくる・・・
今年のテーマは「響け!輝け!僕らで奏でる物語(ストーリー)」
♪ 緑の大地を踏みしめて 空を見よう 見上げよう
夢が希望が 立ち雲のように湧いてきて 大空を駆けるよ ♪
(1学年合唱 「夢は大空を駆ける」作詞 館蓬莱・作曲 渡部節保)
身体も小さい、ステージにも慣れていない、多分きっとまだここでつかみ取るものの価値を知らない・・・
けれど、それゆえの魅力が彼らの歌声には溢れている・・・大人と子供の境を感じさせる価値ある歌声は今しか聞けないプレミアものだ!^^
♪ 百億年の歴史が 今も体に流れてる
光の声が天(そら)高くきこえる 君も星だよ みんなみんな ♪
(2学年合唱曲 「COSMOS」作詞・作曲 ミマス 編曲 富澤裕)
去年、あんなにおさなく感じた彼らの歌声は、期待通り大きな変化を遂げている・・・
ステージ上をすすむしっかりとした足取り・・・きっと自分たちでもわかってるはず
自分たちの成長を自分たちの目標を・・・
あらっ・・・でも、どうやらそうでもないのが混じってるみたいで
まだまだ声が足らないねぇ・・・特に男子の声が少しだけど出てないような^^
それでも、随分と耳に心地よくなってきた・・・合唱ってやっぱり楽しい^^
♪ この気持ちはなんだろう この気持ちはなんだろう
ぼくの腹へ 胸へ そうして のどへ 声にならないさけびとなって
こみあげる この気持ちはなんだろう ♪
(3学年合唱曲 「春に」作詞 谷川俊太郎 作曲 木下牧子)
最上級生の誇りを胸にステージに立つ彼らには
もうおじさんがとやかく言う隙は微塵もない
金賞を獲りにきた気迫に圧倒され
その想いに目頭が熱くなる・・・毎年、そう・・・思えば、練習風景を見た時から
すでにこみあげてたんだよなぁ
♪ 1人じゃないから 私がキミを守るから あなたの笑う顔が見たいと思うから
時がなだめてく 痛みと共に流れてく 日の光が優しく照らしてくれる ♪
(PTA合唱曲 「STORY」作詞 AI・作曲 2SOUL)
今年もまた、審査の合間を埋めるように、変な集団が壇上に!
例年のことだけど、最初からなにやら異常な盛り上がり
あの集団に、日頃手招きをされる若旦那・・・今までは来賓だからと断っていたが、いよいよその言い訳も使えない・・・つい数分前にも、来年は必ず参加するようにと数人に厳しい口調で言われたばかり・・・いやいや、でも、あそこでは歌えないなぁ^^
審査の時・・・一瞬の静寂・・・流れるピアノの音が賞の獲得を知らせる
1年・・・発表のイントロに戸惑うようなざわめき・・・おいおい、発表方法聞いてなかったの?^^
2年・・・音とともに、大きな叫び声・・・でも、間違えたかな?と再び沈黙・・・おいおい、嫌ってほど聞いたイントロでしょうが!^^
3年・・・湧き上がる歓喜の声、声、声・・・これでしょ!こうでなくっちゃ!^^
会場を出る生徒の姿・・・泣き崩れる友人を抱きかかえるように、支える彼女の目も真っ赤にはれている
その後ろを、肩を組み、意気揚々と引き上げてくる笑顔の彼ら・・・
対照的ではあるけれど、 それが努力の先にしかないものであることに違いはない
あまりに月並みで、そりゃあもうダサイんだけど、おじさんは言わずにはいられない
「本当はみんな金賞なんだよ」ってね^^