2009年2月20日(金)、東京市場でTOPIXがバブル崩壊後の安値を更新しました。NY市場では、グリーンスパン前FRB議長の発言を受け、下げ幅を拡大し、昨年につけた安値を割り込みました。
そのあおりでGOLDが再び1000ドルを突破しました。2008年3月の時は数日しか1000ドル超えは維持できませんでしたが、今回はどうなりますでしょうか。
クリントン米国国務大臣が支那に「米国債を買ってくれ」とお願いにいったのですが、先方からはノー回答だったようです。
オバマ大統領が署名して成立した「景気対策法」の7880億ドル以外にも、金融システム安定化のためとか、大量のマネーが必要となります。米国債が売れ残ったら、FRBが直接買い取るしかなくなり、ドルに対する信用がどんどん失われていきます。
私自身、GOLDについては、昨年(2008年)の石油相場と同様、バブルであるという認識をしています。行き場を失ったマネーが逃げた先が GOLD なわけです。
石油をはじめとする商品バブルが昨年崩壊し、債券にマネーが逃げ、ドルも危なそうだというわけで債券から GOLD にシフトして、GOLDバブルがどんどん膨らんでいます。
バブルが膨らんで、数年の間に価格が3倍に達したモノは、バブルがはじけます。
GOLD相場の推移を見ると、1999年と2001年の水準である 250ドルの3倍は 750ドルです。いったん2006年4月にピークをつけましたが、再び上昇に転じ、2008年3月と今月(2009年2月)に 1000ドルをつけています。
いつバブルがはじけてもおかしくありません。
カネが消滅している中、GOLDだけが安全だとどうして言えましょう。
カネに頼るのではなく、未来を作るために、いま何を自分はすべきであるか、お友達と協力してみるとか、やるべきことは山ほどあります。
【関連するHP】
金価格2009London PM Fix (US$/oz)/国内金小売価格 税込 (三菱マテリアルのHP)
過去5年間の金価格 London PM Fix (US$/oz)/国内金小売価格(¥g) (三菱マテリアルのHP)
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そのあおりでGOLDが再び1000ドルを突破しました。2008年3月の時は数日しか1000ドル超えは維持できませんでしたが、今回はどうなりますでしょうか。
NYダウ7365ドル…6年ぶり安値
2月21日6時57分配信 読売新聞
【ニューヨーク=山本正実】
20日のニューヨーク株式市場は、米金融大手の国有化観測が広がるなど金融不安への懸念から、ダウ平均株価(30種)は一時、前日比216・48ドル安の7249・47ドルまで値下がりした。
その後、下げ幅を縮小し、前日比100・28ドル安の7365・67ドルと続落して取引を終えた。いずれも、2002年10月以来、約6年4か月ぶりの安値だ。終値は、2月20日までの1週間で6%下落した。
ハイテク銘柄が中心のナスダック店頭市場の総合指数は、同1・59ポイント低い1441・23で取引を終えた。
前日、グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「米銀行のいくつかは、一時国有化もやむを得ない」と述べたと伝えられ、市場全体に金融システムへの不安感がくすぶっている。大統領報道官がこうした国有化観測を否定すると、下げ幅はやや縮小したが、株価を押し上げるまでには至らなかった。
「株」が下がれば「金」上がる…NYで11か月ぶり高値
2月21日11時59分配信 読売新聞
【ニューヨーク=山本正実】
20日のニューヨーク商業取引所では、世界的な株安を背景に「安全資産」の代表格とされる金の先物に買いが集まった。
取引の中心となる4月渡しの金先物価格は、前日比25・70ドル高い1トロイ・オンス(約31グラム)=1002・20ドルと、1000ドルを超えて取引を終え、終値ベースで昨年3月以来、約11か月ぶりの高値となった。
東証、TOPIXが25年ぶり安値を記録
2月20日16時8分配信 産経新聞
20日の東京株式市場は、米国の株安によって世界的な景気後退が再び強く警戒されたことから銀行など金融株を中心に売りが広がり、大幅安となった。
東証1部の全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、前日終値に比べて12.06ポイント安の739.53となり、昨年10月につけたバブル崩壊後の安値を更新して昭和59年1月以来、25年1カ月ぶりの安値を記録した。
また、日経平均株価は、7416円38銭と前日終値比141円27銭安で終わった。出来高は概算で18億1700万株。
クリントン米国国務大臣が支那に「米国債を買ってくれ」とお願いにいったのですが、先方からはノー回答だったようです。
オバマ大統領が署名して成立した「景気対策法」の7880億ドル以外にも、金融システム安定化のためとか、大量のマネーが必要となります。米国債が売れ残ったら、FRBが直接買い取るしかなくなり、ドルに対する信用がどんどん失われていきます。
米国務長官、アジア歴訪終える 米国債の購入継続呼び掛け
2009年02月22日 19:41 発信地:北京/中国
【2月22日 AFP】
中国訪問中のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は22日、米国経済再建と中国製品の輸入促進のため米国債の購入を継続するよう呼び掛けた。
クリントン長官は北京(Beijing)の米大使館で「米国債を支えることで中国は両国の相互連携を認識している。米国と中国は上がるも落ちるも一緒だ」と語り、中国の米国債購入継続が米国の 7870億ドル(約73兆円)の景気対策法の財源に不可欠だと述べた。クリントン氏はこの後北京を後にし、国務長官として初の外遊を終えた。
米政府統計によると12月時で中国の米国債保有残高は6962億ドル(約65兆円)と世界最大。日本は次いで5783億ドル(約54兆円)。
楊潔チ(Yang Jiechi)外相は21日、米国債について、現在の財政方針から大幅に逸脱することはないと示唆したものの、具体策は示さなかった。 (c)AFP
私自身、GOLDについては、昨年(2008年)の石油相場と同様、バブルであるという認識をしています。行き場を失ったマネーが逃げた先が GOLD なわけです。
石油をはじめとする商品バブルが昨年崩壊し、債券にマネーが逃げ、ドルも危なそうだというわけで債券から GOLD にシフトして、GOLDバブルがどんどん膨らんでいます。
バブルが膨らんで、数年の間に価格が3倍に達したモノは、バブルがはじけます。
GOLD相場の推移を見ると、1999年と2001年の水準である 250ドルの3倍は 750ドルです。いったん2006年4月にピークをつけましたが、再び上昇に転じ、2008年3月と今月(2009年2月)に 1000ドルをつけています。
いつバブルがはじけてもおかしくありません。
カネが消滅している中、GOLDだけが安全だとどうして言えましょう。
カネに頼るのではなく、未来を作るために、いま何を自分はすべきであるか、お友達と協力してみるとか、やるべきことは山ほどあります。
2009/02/23 橘みゆき 拝
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水素文明を産み出す士官学校ML
内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。