先月になるのですが、共同通信の取材に協力させていただいたものが、ネットに載っていることに気がつきました(今ごろ・・と苦笑。紙面のは知っていたのですが)。
「備蓄」の話は、A/H1N1弱毒性判明とともに消え去ったわけじゃないんだよ・・・と。ママも子供も一緒に罹っちゃったらどうするの・・という視点も盛り込みました。経口補液も、熱出てからフラフラとコンビニに買いにゆくより家に置いといた方が良いわけですし。
流行がピークアウトし落ち着いた気持になれ、なおかつ、セールやバーゲンのシーズン入りする今からの方が、この記事読むのに適切なタイミングなのかもしれません。
**************************
家族が新型インフルエンザにかかった場合、適切な看病とともに、家庭内での感染拡大を抑えることが重要になる。
「患者は汗をかき、脱水状態になりやすい。食欲が低下するので塩分摂取も減る。水ではなく、イオン飲料をたっぷり飲んで、しっかり電解質を補うことが大事です」と近畿医療福祉大の勝田吉彰(かつだ・よしあき)教授は強調する。市販の「経口補水液」もいい。
看病する人は重症化の兆候に気を付けたい。肺炎の場合、「息苦しい」「胸が痛い」「顔色がすごく悪い」などの症状が出るので、すぐに病院に運ぶ必要がある。
子どもの脳症は、意識障害を軽いうちに見つけるのがポイント。時間や場所、親しい人が分からなくなる「見当識障害」のチェックが役立つ。
「夜中に起きて学校の支度をする、母親に向かって、先生に対するような口の利き方をするといった場合は、すぐに入院する必要がある。救急隊員には『見当識障害がある』と伝えてください」
家庭内での感染を防ぐには、①看病する人を1人に決める②患者は個室に寝かせる③ほかの家族は、患者のせきやくしゃみのしぶきを浴びないようにする―が基本だ。
普段は普通のマスクを付け、患者と接触するときは高性能マスクを付けることを勝田教授は勧める。
個室が確保できない場合、シャワーカーテンを天井からつって部屋を仕切る。1日数回の換気が望ましいが、難しいなら空気清浄器を使う。
「発症後は1週間程度、ウイルスが出続ける。ウイルスが付きやすいのは、ドアノブ、障子の引き手、スイッチ、各種のリモコン、調味料のふたなど。ごく普通の消毒液でふけば、大丈夫です」
食料品や看病に必要なマスクなどを備蓄しておけば、外出を減らして感染のリスクを下げられる。また親子ともに寝込んだときにも対応できる。
勝田教授は「食料品ではイオン飲料のほか、レトルト食品や缶詰など。食欲がなくても、これなら食べられるという『こだわりの一品』があるといい。米やめん類は普段食べている物を買い増ししておくといいでしょう」と話している。
共同通信本体↓
http://www.47news.jp/47topics/influenza/newspaper.html
新潟日報↓
http://www.niigata-nippo.co.jp/medical/medical_influ02.html
静岡新聞↓
http://www3.shizuokaonline.com/influenza2009/index.html
熊本日日新聞↓
http://qq.kumanichi.com/medical/2009/11/post-853.php
福井新聞↓
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/feature/index.php?cat=485&author=50