新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

ナゾの出血熱クラスタ@南スーダン

2018-01-09 11:38:01 | 正体不明の感染症

南スーダンYrol stateにて正体不明の出血熱(ヒト感染)3例、ヤギや羊の犠牲も。

  • 南スーダンにて正体不明の出血熱3例。
  • インデックスケースは30歳女性、妊婦。2017年12月7日~発熱・頭痛・頸部痛。突然の鼻出血・歯肉出血、穿刺部出血、マラリア・チフスの治療受けるも19日死亡。
  • 13歳女性。インデックスケースと同じ村。20日発症、26日死亡。鼻出血、歯肉出血など同様。さらに全身関節腫脹
  • 15歳男性。おなじ村。24日発症、27日死亡。鼻出血、歯肉出血とともに大量吐血。

場所的にも時期的にもつながっているクラスタです。この村では山羊や羊の発症も報告されており、なんらかの人畜共通感染症が疑われ、南スーダン政府、獣医当局、WHOなど協働で調査チーム派遣・現地トレーニングなどおこなわれています。

 発症から1週間たらずの経過でなくなってしまうナゾの出血熱、調査結果が待たれます。

 

http://outbreaknewstoday.com/south-sudan-suspected-viral-hemorrhagic-fever-cluster-reported-eastern-lakes-state-59768/

South Sudan: Suspected viral hemorrhagic fever cluster reported in Eastern Lakes State

January 8, 2018

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