新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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南スーダンの正体不明出血熱はいまだ正体不明のまま拡大中

2015-11-09 09:03:54 | 正体不明の感染症

南スーダン、ダルフールの正体不明の出血熱。9月から始まり、いまだに”正体不明の出血熱”のまま拡大中です。

  • 最初はJayeen Thilo and Subyan Khavo west of Saraf Umra town, and Melessa and Numera villages east of Saraf Umraから端を発した。
  • 北ダルフールSaraf Umra localityにてこの1週間に10人の小児例が犠牲に。
  • 犠牲者10例中7例は小児。
  • 症状は全身浮腫・発熱・下痢・嘔吐・関節痛。
  • Saraf Umra hospitalで多くのケースがいることがわかっているが、統計はまったくない。病院の医師が報告をしないことを批難。
  • 最初の発生は9月で、大規模な降雨後で、蚊のシーズンだった。

う〜ん。場所は南スーダン。マラリアなんかありふれた病気でわからないわけないし、デング熱も右に同じ。チクングニヤや黄熱だって2か月も原因不明ということはないでしょうし、、、”最初の発生は9月で降雨で蚊で”という一文にとらわれてはいけないのでしょうね。

ソースはProMED
http://www.promedmail.org/post/3775050
UNDIAGNOSED HEMORRHAGIC FEVER - SUDAN (05):

 


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