新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

秋田のインフル集団感染に思う

2010-11-07 09:30:23 | マスコミを考える
秋田のインフルエンザ施設内感染報道。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20101106k
ワクチン接種は先月中に完了しタミフルも遅滞なく投与。隔離の情報は載っていませんが、まあ、施設側の落ち度の香りは感じないですね。(まだワクチン接種やってない施設にしっかりやらねばと思わせる効果さえあり)

これ見て思ったのは「ミネソタで言ってたとおりだ!」と。

今年はH3N2が優勢になるかもしれない。(pH1N1と異なり)若年より高齢者が重症化しやすいから。今シーズンは老人に厳しいシーズンになる(かもしれない)という趣旨でした。ご記憶
の常連さんも多いと思います。
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/2d1ee42be1c287f43dd0b111d45ddeab

昨年の流行で、「老人はOKなんだよね!」と言ってゆるい事をされている方々を私の身の回りでも結構お会いしました。
今後の報道は、ここらへんへの注意喚起をかなりしつこくやる必要があると思います。
単に「今年は季節性が復活です」みたいな実感わかない表現じゃなくって「まわりのお年寄りをしっかり守りましょう!」と強いメッセージを。生活系・医療系・科学系の皆さんエンジンかけていただく時期ですね。

あとは、Recombinomicsあたりが、これを持ち出してまたraise concern,raise concernと煽ってきそうな予感もちょっとありますが(笑)、どうなりましょうか・・・

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月6日(土)のつぶやき | トップ | 11月7日(日)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

マスコミを考える」カテゴリの最新記事