新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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コンゴのエボラ現状。MSFはスタッフ退避、再開予定あり。世銀は資金支援決定

2019-03-04 10:56:39 | エボラ出血熱・EVD・エボラ・エボラウイルス感染症

エボラ(EVD)感染者隔離施設が襲撃・放火されてしまった泥沼コンゴエボラ。その後の動き。

  • 感染者は888例に。
  • 襲撃を受けた地区から、MSF国境なき医師団はホットスポットからスタッフを退避させた。同様に活動おこなっていたthe Alliance for International Medical Action (ALIMA)も同じく。
  • この地区で放火された施設は(当然)稼働せず(再開に向けた作業はおこなわれている)、Katwa Reference General Hospitalが唯一のエボラ取扱い施設となっている。
  • 襲撃で脱走した感染確定例はいずれも保護されKatwa Reference General Hospitalに収容された。
  • 世界銀行は、エボラ対策に資金提供を決定。8000万ドル。

襲撃放火事件の影響は深刻ですが、回復に向けた動きもあり、なお一進一退です。

http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2019/03/ebola-care-rebounds-attack-area-world-bank-oks-funds

Ebola care rebounds in attack area; World Bank OKs funds

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