MERSのアップデート 2018年6月~
- 219例発生。サウジ・韓国・UK・オマーン。大部分がサウジ。
- 注目は院内感染の多さ。2次感染97例中、52 例が院内感染。23例が医療従事者。
- これら既存の感染発生国とは別に、新たに動物から(人間界に)入ってくるのを警戒。この点で、WHOが注目しているのが、アルジェリア・エジプト・エチオピア・パキスタン・ソマリア・スーダン。
ウイルス自体に新たな変化が見られないものの、院内感染を中心にしぶとく膠着状態のMERS。管理人的に注目は、これまでまったく発生していない新天地である日いきなり・・のパターン。
らくだの交易は一時話題になりましたが(実はサウジのらくだは結構、ソマリアから来ているなど)、サハラ砂漠を含む国々が顔を並べている一方で、パキスタンが注目されます。この国、ここ数日インドとカシミールをめぐり新たに火薬のにおいがただよってきたり(8月14日がこの国の独立記念日ですから、インドからちょっかい出されているまさに今、民族意識が盛り上がるこの日にドカンと一発やらかさないか懸念しています)。令和の注目国ですね。
MERS analysis highlights concerns over healthcare spread