新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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好酸球増多を伴う喘息患者は新型コロナ重症化しにくいと報告。では寄生虫は?

2021-03-18 09:07:52 | 新型コロナウイルス/COVID-19/SARS-CoV-2/武漢肺炎

喘息もちの中でも、好酸球の多い人はCOVIDで重症化しにくく、死亡率も下がるとの報告

  • 3月から4月にかけてAlbert Einstein College of Medicine/Montefiore Medical Center in Bronx, New York,でPCR陽性確認された感染者の後ろ向き研究。n=4558
  • 喘息患者のリスクファクターを洗い出すなかで明らかになってきた所見。
  • 好酸球増多のあった例については、救急から入院に至る割合が有意に少なく、心疾患腎疾患COPDのあった例では入院が多かった。
  • さらに、好酸球増多のある例では死亡率も少なかった。

喘息患者のなかでも、好酸球増多のある例は、重症化率も死亡率も下げる。だから、次なるステップとして、喘息のタイプ別に前向き研究も、とされています。

管理人的に興味わいたのは、では寄生虫感染症の多いアフリカで、COVID犠牲者が少ないのは、やはり好酸球増多に関係のあるのかなあ? と言う点でした(注:好酸球増多をきたすものは、アレルギーと寄生虫です。とは、昭和の昔から医学部の試験の大ヤマ)。

う~ん、本当のところどうなんだろ。アフリカをフィールドのみなさん・・

 

 

Eosinophilia Protective Factor Against Severe COVID-19 in Patients With Asthma - Infectious Disease Advisor

Investigators sought to identify risk factors associated with hospital...

Infectious Disease Advisor

 

 


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