新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

中国湖南省で16歳少年(鳥インフルエンザ)

2009-01-19 23:10:03 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生

今晩は非常勤先の当直室。
ひとり、おばあちゃんが安らかに大往生されまして18年ぶりに死亡診断書なるものを書いて戻ってきたところです。永年の海外勤務に続いて文系大学の教師・・という人生では、いまだに人の死に慣れません。パンデミックではこれが折り重なるように発生する・・気の重いことです。

 ひととおり処置しお見送りをして戻ってきたら、その間にメールが色々接到。

中国は湖南省で16歳男性。H5N1確認。病気の鳥接触歴あり。

下に大使館メルマガ貼り付けます。
このメルマガの到着時間が22時34分。
三元橋の大使館領事部オフィスは残業の明かりが煌々と灯っているのが目に浮かびます。 連日の発生、本当にお疲れ様です。 みんなでエールをおくりましょう。

以下、ペースト↓
**********************************
鳥インフルエンザ関連情報(湖南省における人への感染について)

(09.01.19)  
 
 
1.1月19日、中国衛生部はホームページにて、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は重体である旨を発表しました。発表の主要点は以
下のとおりです。

(1)患者は16歳の男性。学生。貴州省黔東南州在住。

(2)1月8日に発病し、病状が悪化した後、16日から湖南省懐化市に移って入院治療を行った。患者の病状は重篤であり、現在全力で治療中である。

(3)1月19日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との
接触歴がある。

(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。 
 
 
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は34例目になります。また、今年に入ってからは、北京市、山
西省、山東省の例に続く感染例になります。鳥インフルエンザ発生国である中国では、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。 

 その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。

(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html) 
 
 3.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。 

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