新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

一晩で250人駆込む小児科救急(オーストラリア)

2009-08-05 15:03:23 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生

オーストラリアの感染拡大、一日で小児250名が駆込み、そのほとんどがインフルエンザ症状という騒動になっています。

  • パースのPrincess Margaret Hospital小児科救急に24時間で250名(!!)以上の小児が駆込み、救急部門は大混乱に。
  • 診察まで平均90分待ちだが、パースの主要3病院すべてでは、朝9時になってもまだ110人が順番待ち。待ち時間が6時間待ちに達するケースもあり、さらに、入院必要例が24時間以上待たされることも。
  • 救急部門は溶解(melt down)寸前。

日本では医療”崩壊”と呼びますが、あちらでは"溶解(melt down)”という表現ですね。 日本でも、ある新聞が”溶けゆく日本人”なんて面白い企画していたことがあるのを思い出します。

これはもう、”他山の石”というより、明らかに日本でも起こりそうな話です。秋以降の政権担当党はぜひ、明日の話として認識していただきたいと思います。

ソースは8月4日付perthnow↓
http://www.news.com.au/perthnow/story/0,21598,25881082-2761,00.html
More than 250 children rushed to PMH in 24 hours

8月4日付WAtoday↓
http://www.watoday.com.au/wa-news/perth-emergency-departments-close-to-meltdown-20090804-e86q.html
Perth emergency departments 'close to meltdown'

 

 

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