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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

課題は緊張感の維持(新型インフルエンザ)

2008-03-24 13:26:29 | マスコミを考える

春が訪れ桜の花が咲き始め・・・となると、新型インフルエンザへの人々の関心が薄れ始めるのが恐いところですね。インフルエンザのウイルス活性が低温なほど強くなるのは事実としても、決して(夏に)ゼロになるわけじゃなくて、どの季節でも可能性はあります。 11月ぐらいにになると、人々の関心は自然に盛り上がる(その意味で、この病気に「インフルエンザ」という名前がついているのはメリットか。。強毒型H5N1の実態は全然違う病気と言っても良いにしても)のは良いとして、それまで関心をどう持続させるか。

産経izaには”ちょっと復習”的な記事が出ていてttp://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/132041/#izaRelPhoto
これは良いですね。

マスコミ各社には、視聴率やら売れ行きやらを時には目をつぶり、この種の”おさらい記事”をちょくちょく出してもらいたいところです。


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病院から脱走・・・(新型インフルエンザだったら・・)

2008-02-26 09:33:49 | マスコミを考える

今朝パソコン立ち上げたらYahooニュースは病院から患者脱走!と。

何の病気かは書いてありませんが、これがパンデミックの初期、あるいはもっと前フェーズ4に入りたて時期の新型インフルエンザだったら、この10倍ぐらいの扱いになり、あれこれ無茶苦茶な”患者像”の噂が乱れ飛ぶのでしょうね。

精神科閉鎖病棟以外では、患者を拘束することは出来ないわけですから、患者の脱走を防ぐ手立てはありません。

Yahooニュースの最後に「被告は重篤で安静が必要な状態という。病室外に出ることは禁止されていたが、病院側は常時監視はしていなかった」と書いてありますが(時事通信)、新型インフルエンザで混乱状態の病院に患者を常時監視する能力はありません(多分、この記事の場合も)。

マスコミの皆さん、パンデミックの時にはこんな記事は書かないでくださいね。限界以上に回転している医療スタッフのモチベーション吹っ飛びます。

ソースは2月25日付YahooNews(時事)↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000136-jij-soci


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新型インフルエンザ情報に”楽”や”食”のニュアンスも

2008-02-13 14:12:59 | マスコミを考える

先週末の連休は、新型インフルエンザの大型記事が目立ちましたね。9日に朝日がドンと2面の半分使ったかと思えば11日は産経が一面トップ。読売ウイークリーも企業サイドの取材をして、右も左も関係なくありがたいことです。

ところで、今の新型インフルエンザ報道を表現すると、”警”一本やりですね。まあ、日本国民にもっともっと危機感もってもらわないといけないこの時期、これは正解なんですが、「2週間分の食糧備蓄しなさい。 外出しないで籠るのですよ!」だけではストレスいっぱいな未来しか描けませんね。ちょっと横にも広げてほしいなあとも思うわけです。

たとえば”楽”の報道
2週間籠るとして、どうやって時間をつぶすか・・・
そのために、備蓄品リストにはどんな「娯楽用具」を入れるべきか。
私が海外勤務始めた最初の国、スーダンでは外は気温50度外出不可、スーパーもゲームセンターも観光地も飲み屋(イスラム原理主義にて酒のんだら鞭打ちの刑)もなく・・・赴任荷物には「娯楽用具」が必須でした。パンデミックになったら日本国民総スーダン赴任状態になるわけで、備蓄品としての(電気がとまっても使える)娯楽用具リストなど。

”食”の報道
パンデミックに備えて食糧備蓄しなきゃならないというのを、これだけ広く伝わったのは国立感染研岡田氏の功績でしょう。 著書「H5N1」末尾の備蓄品リストは今やあちこちに引用され、しっかり備蓄した人もそこそこいると思います。
では、実際にパンデミックになったら、あれをどう使うのか。 「備蓄食糧を使ったホームパーティーレシピ集」みたいな、ちょっと気分が晴れそうな記事も欲しいところですね。

というわけで、今の報道でがんばっている科学部の皆さんに加えて、各社、文化部家庭部のみなさんの活躍も期待したいところです。

コメント (2)
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タミフル報道に想う

2007-03-16 13:38:27 | マスコミを考える
新型インフルエンザ、その治療薬として確実なものは無いのですが、「タミフル」という抗インフルエンザ薬が最後の頼みの綱として備蓄されています。ノイラミニダーゼという酵素のはたらきをジャマして感染しにくくしてしまおうというもので、新型インフルエンザもこの”ノイラミニダーゼ”を持っているから”多分”効くだろうということです。この”多分効くだろう”薬は他にリレンザという吸入薬ぐらいしかないので本当に”頼みの綱”なんですが、ここのところタミフルの転落事故報道が大きく載ったりして気になるところ。どの新聞でもデカデカ報道され「タミフル=非加熱製剤ぐらいヤバイ薬」なるイメージが定着してしまったら、イザ新型流行時にパニックに油を注いでしまうのでは・・・といささか心配今朝は、タミフル副作用研究”「も」おこなっていた施設に中外製薬「も」寄付をしていた・・・と意図的な記事が社会面の特等席に載っていたりで、フゥ~とため息でした。

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