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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

風に乗って国境越え襲ってくる鳥インフルエンザH5N1

2008-01-19 00:53:54 | 報道
インドの西ベンガルで鳥インフルエンザが発生している件で、感染地域が拡大しています。

Dinajipurでの鳥インフルエンザ発生は、バングラデッシュから風に乗ってウイルスが飛んで来たからであると発表されています。
''The germs were brought by winds blowing from Bangladesh,'' Assistant Commissioner of the Central Animal Husbandry department Sujit Dutta said in Balurghat, the headquarters of south Dinajpur.(下記ソースよりペースト)

国境を越え、風に乗ってウイルスが飛来してくる・・・恐ろしい話です。

ソースは17日付NDTV↓
http://www.ndtv.com/convergence/ndtv/story.aspx?id=NEWEN20080038759



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若者に襲いかかるH5N1

2008-01-18 11:45:27 | 報道
あちこちで既出ですが、H5N1は若者に襲い掛かる病です。

ヒト感染の中央値は18歳、感染例の90%は40歳以下。

そして、老人の15~20%は、H5N1に対して何らかの抗体を持っているらしいと・・・

これがホントなら、パンデミックが過ぎ去った後に残るのは超超超高齢化社会ということでしょう。40代後半の私など、将来、介護施設に入るのは至難、入れてもスタッフ難で「放置状態」と覚悟しなければならないかと思っています。
指をくわえていてもありません。みなさん、健康法にいそしみ、周囲の若者には「福祉系大学に進学しよう!」と勧めてまわりましょう。

ソースはCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/jan1608h5n1.html

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インドネシア産とユーラシア産では薬感受性が違う(鳥インフルエンザ)

2008-01-18 11:37:21 | 報道
さらに続いてCIDRAPから。

アマンタジン(シンメトレル)といえば一昔前、タミフル出現前の日本でもインフルエンザの薬としても用いられましたが(元々はパーキンソンの薬)
ユーラシアとアフリカの鳥インフルエンザウイルスH5N1はこれで効くみたいです。
しかし、インドネシア産のはダメみたいです。

タミフルを使うのは合理的、倍の用量を長く使うと良いみたいです。

ソースは同じくCIDRAP
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/jan1608h5n1.html

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かかりやすい家系があり?(新型インフルエンザ/鳥インフルエンザH5N1)

2008-01-18 11:30:08 | 報道
続いてCIDRAPから。

鳥インフルエンザにヒト感染した群を調べたら90%に血縁関係あり。ひょっとしたら遺伝的要因もあるのかもしれない。(あくまでも”suggesting”です。早合点は待った!)

About a quarter of all human cases have occurred in clusters of two or more that were epidemiologically linked, the report says. More than 90% of the clusters have involved blood relatives, suggesting a possible genetic susceptibility to the infection. (ソースはCIDRAP)

パンデミックになったら、Aさん家はみんなゴホゴホだけどB家はあっけらかん・・・なんてことが起こるのでしょうか・・・

ソースはCIDRAP16日付、の真ん中へんです。
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/jan1608h5n1.html

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ヒト感染の4分の1は接触源不明(鳥インフルエンザH5N1)

2008-01-18 11:18:47 | 報道
これまで世界中で発生してきたH5N1鳥インフルエンザのヒト感染例の四分の一は接触源がつかめていないというショッキングなデータです。

つまり、「死んだり弱った鳥類を扱った/捨てた/と殺した/食べた・・」という前歴がまったくつかめないケースが25%。
おそらく、鶏糞を含んだ飼料だとか、その他の汚染物質だとか、空気中に散ったウイルスだとか・・・でしょうが、つかみきれているわけではありません。「何が原因かわからないこと」ほど人心を不安に陥れるものはありません。鶏小屋には近づかないこと。これだけがはっきりしたリスクファクターのようです。

ソースはCIDRAP16日付。読みごたえあります。同ソースで続けてお知らせします。
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/jan1608h5n1.html

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UKのハクチョウ、4羽目の鳥インフルエンザ確定

2008-01-17 11:23:45 | 報道
UKのDorsetの白鳥からH5N1検出されている問題で、4羽目のH5N1確定!です。

野鳥由来と考えられるものの、渡り鳥シーズンでもないのに発生しているのはヘンだ・・・と専門家が首をひねっています。以前に持ち込まれていたウイルスが今になって感染を起こしたという、ちょっと苦しい仮説が語られていますが、ミステリーの芽になりそうな予感も。
Wild birds are the likely source of infection, but Andre Farrar, of the RSPB, said it was "slightly odd" that the outbreak happened outside a migration period.(下記ソースよりペースト)

この白鳥がいた池は、11世紀設立の伝統的な場所で有名観光地だそうです。

ソースはThe Guardian16日付
http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,2241668,00.html



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バングラデッシュで身を切るように処分(鳥インフルエンザH5N1)

2008-01-17 11:06:36 | 報道
バングラデッシュで2つめの地方に鳥インフルエンザH5N1拡大!です。
Barishal地方の小農家で発生。すでに「1531羽」処分。

最貧国の地方の零細農家でH5N1発生。当局の指示により、身を切る想いで大事な大事な財産を処分してゆく・・・1羽、2羽、、、、そして1531羽。この、1の位まで表された数字の裏に農民の血の涙が見えるようです。合掌

ソースはロイター16日付
http://www.reuters.com/article/middleeastCrisis/idUSDHA108664

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インド人はチキンカレーに(西ベンガルのH5N1)

2008-01-16 15:57:08 | 報道
インドの西ベンガル州、Birbhumで昨年末から1万5千羽あまりの鳥が死んでいる問題で、鳥インフルエンザH5N1が検出されています。

今のところ、ヒト感染は出ていない模様ですが、インド人は弱った鳥をチキンカレーにして食べてしまう習慣があるらしく、リスクが心配されます。

(下記ソースからペースト)
Kazem Sheik of Begumpara in
Margram, has lost all his 40-odd birds over the last 12 days.

"Initially, we had a lot of chicken curry," said Sheikh. "Now we have
only one hen left."

ソースはYahoo india
http://in.news.yahoo.com/financialexpress/20080115/r_t_fe_nl_general/tnl-initial-reports-confirm-bird-flu-in-e651110_1.html



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ナイルの民は信じず?(鳥インフルエンザH5N1)

2008-01-15 12:36:06 | 報道
エジプトではインドネシアも真っ青なぐらいヒト感染が連続発生していますが、その背景には一般市民の意識もあるでしょう。

エジプト政府はもちろん、新型インフルエンザ対策キャンペーンを打っています。鳥インフルエンザの殺処分しなければならない事ももちろん、世界の常識は理解しています。
 しかしながら、その民衆はトンデモ発言を繰り返しているようです。実名入りで報道されています。
「(犠牲者が出たのは)神様の思し召しである。ニワトリは何の関係もないんだ」(フセイニアハメドさん54歳)
「(鳥インフルエンザ騒動で)国と資本家がトクをしている。民衆に冷凍の鶏を買わせようという企みだ。そうやって我々からカネをふんだくるんだ
「鳥インフルエンザなんて信じないヨ。オレ達の鶏を飼うだけさ。
「工場で処理された鶏なんてまずくて食えたものじゃないさ。あんなもの、鶏とは言えないさ
 こうして、政府の対策は無力化してゆきます。
自宅の屋上で鶏を飼うというのはこの国の伝統的習慣ですが、これを禁止してもなかなか民は従わず・・・

これらの総体としてもたらされる結果は恐ろしすぎます。
この人達の民度を上げる方法、何とかないものでしょうか・・聖職者の協力を仰ぐ・・というのはひとつのヒントかもしれませんね。

ソースはFIV
http://www.flu.org.cn/en/news_detail?action=ql&uid=&pd=&newsId=14006

結果、新しいケースが15例発生!!です
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=76207
コメント (1)
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インドネシアの連続発生(鳥インフルエンザH5N1)

2008-01-15 12:29:07 | 報道
インドネシアにて引き続き続々H5N1ヒト感染例発生しています。

32歳女性 95人目の犠牲者。
市場で生きた鶏と卵を買って調理したら感染。H5N1確定。
ちなみに、クリスマスの日にはジャカルタの24歳女性がやはり市場で買った生きた鶏で感染の憂き目にあっています。

市場でいつもの商品を買ったら感染。ロシアンルーレットみたいな恐ろしい話ですね。期限切れ赤福どころの話ではありません。(余談ですが、日本の期限切れ食品問題の洪水のような報道を見ていると、ついこの間までのマータイさんのMottainai報道はどうなったの?と突っ込みたくなります。期限切れはケシカラン(そりゃ正論ですけど)、廃棄”すべき”だと大合唱したらどれだけの食品がゴミになるのか頭が回らないのか・・・毎日の記者の目欄だったか、ちょっとだけ記者個人の意見として疑問が付されていたような気がしますが。)

あと、先週、10代少女もジャカルタで入院中でレスピレーターにつながれています。

ソースは14日付ロイター
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/JAK24547.htm

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