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新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

その名は変わったけれど・・・(厚労省の感謝状に想う)

2011-04-04 19:26:50 | 雑談/ごあいさつ/その他

今朝、大学のメールボックス開けて思い出したこと。「厚生労働大臣名の感謝状」。

新型インフルエンザ対策で厚労省に協力した人々に送られてると思われるその紙には、「4月1日からA/H1N1が「新型インフルエンザ等」に該当しなくなり、H1N1(2009)と呼称し、通常の季節性インフルエンザ対策に移行することが丁寧に記されていました。

A/H1N1は通常のインフルエンザに。厚労省のお知らせは
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/20110401-01.pdf

A/H1N1は「新型インフルエンザ」でなくなりましたが、感染症分類に「新型インフルエンザ」の単語は(もちろん)残っています。「次なる新型インフルエンザ」に備えて。

当サイトの看板もこれまで通りです。「次なる新型インフルエンザ」を見すえてゆきます。

 


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ありがとう!5年目へ

2011-03-16 21:26:34 | 雑談/ごあいさつ/その他

3月16日は当サイトの誕生日

満4歳の誕生日を迎えました。これから5年目に入ってゆきます。幼稚園の年長さんになりました。

2009年の大騒動が一段落した後も、コンスタントに毎日2000pv以上のアクセスいただいている常連みなさまには心から感謝です。
先般のお茶の水の講演会では定員上回る方にお運びいただき、世間のインフルエンザへの関心がしっかり維持されてるのを実感しました。

今後も「新型インフルエンザ・ウォッチング日記」として発信を続けてゆきたいと思います。
当サイトタイトルの「新型インフルエンザ」とはA/H1N1(だけ)を指すものではなく、将来、「20XX年に出てくるかもしれないHXNX型」まで含むつもりです(そもそも当サイト始めた時点では新型インフル=A/H1N1なんて誰も思っていなかった)。

なお、コンテンツはインフルエンザ以外にも、渡航医学的内容、ブログ自動転送で管理人の日常、Hukukoの部屋(近畿医療福祉大学教職員ブログ)転送で研究室ブログ的内容なども相乗りさせてゆきます。世間のインフル関心の波にかかわらず、ちょくちょくおいでいただけると幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします


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新年あけましておめでとうございます

2010-12-31 23:49:42 | 雑談/ごあいさつ/その他

新年あけましておめでとうございます

 旧年中はアクセスいただきありがとうございました。
 パンデミック終了宣言後も、真夏のうだるような日々も、コンスタントに2000pv超のアクセスをいただいた皆さまには心より感謝いたします。

2011年のインフル界も、

  •  UKで深刻化するインフルエンザ、病原性は? 今後の拡大は? 社会不安は?
  •  EU→北半球諸国→日本国に影響が及ぶのか?
  • ユニバーサルワクチンの治験はうまくすすむのか?
  • 治験最終ラウンドT705の上市は?
  • 次に構造解明されるタンパクは?
  • H1N1&H5N1のヒト感染同時拡大のエジプトで次に起こることは?

などなど、見どころはいっぱいあります。

でも、2009年みたく、今日元旦の日には誰も思いもかけていないことで各紙一面トップに大見出しが躍っているなんてことがあるかもしれません。人間は経験に学べる動物でありますが、現在の人智は限られたものであることも事実です。

ともあれ、皆さまにとってこの一年が良き年になりますことを心より願っております。

 


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映画に行ったらインフルワクチン恐怖に・・・

2010-12-04 08:18:31 | 雑談/ごあいさつ/その他

映画館に行ったら、お目当ての前に予告編が流れます。ときに盗撮は泥棒ですっとか流れますが(ここ数カ月行ってないけど、頭がビデオカメラでスーツ姿の男、まだ活躍してるのかな)、米国では、「インフルエンザワクチン打ったら自閉症になります」ってスローガンが画面いっぱいに拡がる・・・なんて事が起きかけました。

インフルワクチンのチメロサールで自閉症って完全に否定されたんじゃね?
はい、否定されました。
でも、エビデンスとかそういうものとかけ離れた所で行動する人がいるから世の中いろいろ(この場合、面白いとは言っておれないのが残念)。

反インフルワクチン団体(こんなものが存在するのが米国のすごいところ)the safe mind and age of Autismが、映画チェーンAMCの広告枠を買い取って、米国全土の映画館で上映前に「インフルワクチン効きませんよ、怖いですよ、自閉症になりますよ、打っちゃあだめですよ」と流すということを企画し、すんでのところまで行ったようです。

本当に”すんでのところ”で気がついてアクション起こした科学者がいて、危機一髪それは回避されそうだそうですが、世の中広いです。アメリカは多様性の国だとあらためて実感しました。

ソースは↓
http://www.theautismnews.com/2010/11/30/anti-vaccine-ads-at-the-movies/
Anti-Vaccine Ads at the movies

 

 


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It's not big matter!

2010-05-20 22:38:03 | 雑談/ごあいさつ/その他
It's not big matter!
いや、これは雑談以上のなにものでもないのですが・・・

本日、精神神経学会@広島 出張中。
で、さきほどまで懇親会。 海外交流で招待された若手精神科医たち。

インドネシアの若手(美人!)精神科医。
avian flu、H5N1に話をふったら、即座に返ったのが標題のせりふでした。

感染症専門家は別として、それ以外の平均的医療人の、一般人の、H5N1に対する意識はこんなものなのでしょう。
で、現地発のH5N1情報はいつも尻切れトンボ、年末に突然”今年は20例でした発表”、誰も文句を言わない・・・
これも現実、でした。

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石の上にも3年(ありがとう3周年)

2010-03-16 09:17:17 | 雑談/ごあいさつ/その他

3月16日は当ブログの誕生日です。

満3歳。ご愛読いただいた皆さまに感謝、感謝です。

H5N1の足音が騒がしくなってきた3年前にスタート、昨年は思いもかけなかったH1N1に右往左往することになりましたが、本年にはいり、H5N1がまたもや活発化と欠けることなくネタが出続けるインフルエンザです。H9N2もあらためてWHOが警告しています。

当ブログのアクセスも、H1N1が一般世間的に落ち着いた現在も3000pv/日前後をキープ、のど元過ぎても忘れないしっかりした方が大勢いらっしゃるのは頼もしい限りです。

今後も、最近始めたツイッターと二刀流で発信してゆきたいと思います。http://twitter.com/tabibito12

ツイッターは管理人自身が書いたもののみ、一日分まとめて当ブログに自動転送されますが、リツイート(他人の面白い発言を転送したもの)はなぜか表示されません。ツイッターアカウントのある方はフォローで見ていただくと、もっと面白いかと思います。

これからもよろしくおいでください!

コメント (2)
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わかりやすく<伝える>技術

2010-01-03 12:58:14 | 雑談/ごあいさつ/その他

只今当直中、パラパラ読んでるのが「池上本」シリーズ。

池上 彰氏の新書版ですが、つかみがうまくて、立ち読みするとたいてい買ってしまいます。池上本と気付かず(著者が誰か意識せず)買ったものも色々。
この人の言う事は、ストンと納得することが多い。

わかりやすく<伝える>技術
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2880032

目からウロコもあちこち。新年もすでに5件いただいてる講演依頼のパワポをちょくちょく改良してみたり、直接のごりやくもいくつか。

でも、この人の書くものに共感するのは、管理人とベクトルが似た方向向いているからかもしれません。
p137~ 自分の持ち味を発見した・・・(略)・・・自分としては意見を言うよりも、TVを見ている人に考えてもらいたい、だから「こういう視点がありますよ」と提示する側にまわろうと思うようになりました。自分の意見は持っているけれど、それよりも皆さんに考えてほしいというスタンスです。・・・(略)・・・

うん、胸にストンと。昨年一年思い返してみれば、管理人がご依頼いただいた新聞の原稿依頼も、取材も、TV出演も、期待されているのはそういう方向だったなあと。管理人は「木村盛世」にはなれない。「上昌広」にはなれない。ああいうものを書いたり叫んだりはキャラじゃない(まあ、霞ヶ関で12年”適応”してしまったら当然無理か)。 でも、スタジオであれこれ説明したものが「わかりやすい」と言ってもらえば単純に嬉しかったし、教授業という第二の職場もなかなか合ってるような気もしている。

p25 記事は逆三角形に書け・・・
リード→本記→理由・原因→見通し→エピソード
何となく当サイトもこの順番になってたこともありますが、意識してくと、さらにわかりやすくなりそう。

こういったことを毎日意識していたら、当サイトはむろん、講演においでいただける皆さまにも還元、また、近畿医療福祉大学の講義クオリティアップにもつながるのでしょう、きっと。

2010年の目標:さらに「わかりやすくものごとを伝えるスキル」を磨くこと。

あと、↓もすんなり読めます。

 伝える力
http://www.amazon.co.jp/%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E5%8A%9B-PHP%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%BD%B0/dp/4569690815/ref=sr_1_10?ie=UTF8&s=books&qid=1262483828&sr=8-10

 


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車内で飛沫を浴びないヒント

2010-01-02 16:44:44 | 雑談/ごあいさつ/その他

今日は鹿児島から打っています。
帰国以来、4年続け恒例化しているのですが、正月中の24時間、鹿児島の山の中の病院当直室で過ごし、明けてから、指宿だ霧島だとウロつきバイト代を落としてくる・・ということをやっています。今年は4日から取材が入ったりしているので、労働だけの鹿児島行きになりましたが・・・

というわけで、これから24時間ほどは、回診と呼び出し以外は8畳ばかりの空間で”ネットだけが話相手状態”になります。若干くだらない雑談などおつきあいを。

早朝に自宅を出て鹿児島へ、道中は飛沫浴びる可能性ゼロの快適状態。
博多までは「ひかりレールスター」。1両に乗客わずか5人! ただ、JR西日本の誇るこの列車はもうちょっと混んでも、隣の客と距離が空くので有利です。普通車指定席の座席がグリーン車並みの4列席。西への旅はイチ押しです。
http://www62.tok2.com/home/tsubame787/seat_700railstar.html

博多から新八代までは「リレーつばめ」。この列車には、3人そろうと飛沫浴びるリスクがゼロになる(1人でもかなり微小になる)素敵空間があります。
http://www.bekkoame.ne.jp/ha/panorama/tsubame-dx-green.html
http://www62.tok2.com/home/tsubame787/seat_787new.html
「DXグリーン車」。グリーン車のもうひとつ格上席ということになっていますが、JR九州のグリーン料金は安めの設定なので始発から終点まで普通車+2600円でOK。
グリーン車両の前寄り1列が仕切られ3人分だけの素敵空間です。座席はフルフラットまではゆかないものの、ほぼそれに相当。ここも本日は管理人1人で独占状態。

新八代から川内(センダイと読む)九州新幹線は、上記「ひかりレールスター」と同じ記述。

さて、ここまで雑談に付き合っていただいた方には、コツをひとつ伝授。

「東海道・山陽新幹線のエクスプレス予約は同じ列車へも変更可能」。
これ、発券前なら何度でも(携帯・パソコンから)変更可能というのがウリです。
http://expy.jp/service/change/index.html
出張先で予定が変わったら携帯で変更可能というのがセールスポイントですが、ここで「同じ列車へも変更可能」というのは意外に知られていません。また、座席を一覧画面(シートマップ)から選べるというシステムも付いています(http://expy.jp/service/reserve/seat/index.html)。この2つを利用する。

管理人の利用法。まず、予定が決まった時点で適当に予約入れておく(縁起の良い7番とか8番とかいう数字の席など。号車はグリーン車に隣接する6号車とか10号車とかが階段近し)。
当日、駅には少し早目15~20分ぐらい前に着く。おもむろに携帯取り出す。「変更」操作で、乗車予定列車の座席状態を見る。自分が最初とっていた座席の横に×印(売れている)がついていたら、別の号車をいくつか見る。列車ごと満席状態じゃなかったら、号車ごとに結構差があること多し。すいている号車の、隣も前列も後列も○(売れていない)マークの一角見つけたら、すかさずそこに変更→発券機へエクスプレスカード突っ込む(or EX-ICで乗車)という手順です。これで大概、半径2メートル以内に客のいない快適空間です。
列車の選択もある程度。たとえば東京から兵庫・岡山に行くなら、新大阪駅どまりに乗って乗り換えるとか、目的地が兵庫・岡山・広島県なら、博多行き最終が出た後の時間帯(20時以降)にするとか。

システム全体のHPは↓です。
http://expy.jp/top.php

←「リレーつばめ」のDXグリーン席

 


 

コメント (1)
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新年あけましておめでとうございます

2010-01-01 21:51:16 | 雑談/ごあいさつ/その他

新年あけましておめでとうございます

昨年は多くの方々においでいただき、ありがとうございました。
年頭の”ヒト感染しだしたH5N1”デマ騒動@北京に始まり、ひょっとしてH9N2?H7?と言っているうちに、本当に新型インフルエンザがやって来てしまった一年でした。
理屈では、頭では、いつ来てもおかしくないと分かってはいても、いざ来てしまうと「新型インフルエンザ」の大見出しやテロップが、フィクション映画ー感染列島みたいなーでも見ているような4月でした。
 その後、当サイトや、マスメディアのご協力もいただきながら、03年SARS@北京以来抱いていた思いもぶつけながら情報発信ができたのは幸いでした。

さて、2010年、どんな年になるのでしょうか。

管理人的には、世界中で100例を超えた「タミフル耐性化」の動向がどうなってゆくのか、遺伝子変異がどうなってゆくのかあたりが最大注目点かと思っております。そして、H5N1がどう人間界ににじり寄ってくるのか・・・

ただ、09年初頭に「H5N1かH9N2かH7か」と注目していた背後からH1N1に襲われてしまったように、「人間の智恵」にはまだまだ限界があります。
あるいは、09年みたく、「今、誰も思ってもいないこと」が起こる2010年なのかもしれません。

2010年もアンテナを立てて、自然体でインフルエンザ情報をお伝えしてゆければと思います。

新年もよろしくお願いいたします


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訂正(aboriginal Canadian≠アボリジニ)

2009-10-16 17:19:56 | 雑談/ごあいさつ/その他

訂正です。

先般、カナダの重症例で、原文のaboriginial Canadianをアボリジニと訳していたところ、ご指摘を複数の皆さんからいただきました。

実は、カナダ報道には、「aboriginialがインフル重症化した、重症化しやすい、重症化率高い・・・」というのがよく出てくるので、すっかり慣れっこでアボリジニと思い込んでいたのですが、調べてみたら、オーストラリアの先住民がアボリジニで、通常、大文字でAboriginiと表記されるようです。で、小文字からはじまるaboriginalは、先住民のとか土着のという形容詞のようです。

goo辞書によると、 aboriginalは

  • ab・o・rig・i・nal
  • ━━ a., n. 初めからの, 先住の; 土着の(動植物); 先住民(の); (普通A-) オーストラリア先住民(の).
  • というわけで、先般の記事の訳は
    ×アボリジニ
    ○先住民
    と訂正です。

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