あれから1週間以上たちましたが、走行記というか記録としてｗ
普通、ＤＮＦは「Did Not Finish」のことですが
今回は「どーにも ならない ふがいなさ」の意味も含めて。
2018年12月16日（日）に開催されました。
前泊予定でしたが、前週の青太以降の体調不良とか色々あって
参加できるかビミョーだったのでホテルをキャンセルして
様子見してましたが、体調の方は水曜が最悪でしたが
栄養と睡眠を十分に摂った結果、金曜にはほぼ復調。
その間、全く走ってない不安はありましたが参加することにしました。
当日、5時過ぎに起床。
準備して熊本駅へ。
7時6分発の新幹線に乗る予定にしてたけど
早く着いたので一つ前のに乗ることに。
どちらにせよ、博多で乗り換える新幹線は同じなのだけど
不測の事態に備え早め早めの行動が大事だと思ったので。
新幹線の中でおにぎりを食べる。
この大会は12時2分スタートなので、ゆっくり出来るの良いけど
食べる時間とかが難しい。
博多駅に着いてスタートまでのつなぎ用にアンパンを買って
乗換までの時間は待合室で待機。
ここでネックウォーマーを新幹線の中に置き忘れてきたことに気づく。
下関海響の抽選会でもらった参加賞の余りモンだし
「ま、いいか」と諦めた。
しかし、幸先悪く、嫌な予感ｗ
7時50分発の新幹線に乗り、新山口へ。8時24分に到着。
在来線の防府行きは8時59分発。
35分の待ち時間。
待合室が無いので寒い！
で、使い捨てカイロ「マグマ」を投入ｗ
駅構内をウロウロして時間をつぶし
ホームに列車が入ってきたので即乗車。
幸い、先頭車両の中央前付近に座れました。
列車の中は暖房が効いているので暖かいです♪
発車までは暫らくあるのでＦＢとか見ながら時間をつぶしていたら
後ろのドア付近で小銭が散らばるような音がしたかと思ったら
続いて大きな音がした。
「大丈夫ですか？」とか「人が倒れた」とか
「乗務員呼んで！」とか声が上がり車内騒然。
運転席から乗務員が来て、「救急車を呼びます」と
誰かが列車の非常ボタンを押したり（これはこの場合意味ないそうです）
ホームの非常ボタン押したりと大騒ぎに。
私の横の座ってた方が「私、救急隊員なので」と席を立って行かれました。
暫らくして、倒れた方が「大丈夫です、すみません」と言ってたようですが
私のところからは多くの人垣で見えず、良く分からなかったけど
倒れた方はホームの方に出られたようです。
発車時刻になり発車が遅れる旨の車内アナウンスがありました。
倒れた方がどうなったか分かりませんが、2分遅れぐらいで
列車が発車しました。
自分ごとでは無いけど、またしても嫌な予感。
で、防府駅に到着。
ホームに降りると駆け出す人達がいます。
シャトルバスに並ぶためでしょう。
私も急ぎ足でホームの階段を降ります。
急いでいるのでブレブレｗ
降りてどちら方向へ行けばいいのかと思ったら
ボランティアの方が案内板を持って立ってたので
矢印が示す右方向へ行き、駅を出ました。
出ると正面右手にシャトルバスが。
20～30人ほど並んでます。
私も列の最後尾に。
すぐに先頭のバスが満員になり、2番目のバスに誘導され
3分ほどでバスに乗ることが出来ました。
このバスも直ぐに満員となり出発。
その時、駅の出口から大量の人が流れ出てきました。
まるでディズニーランドの開門かと思うほどの人波ｗ
2～300人いたんじゃないかな。
間一髪、で早目に乗れて良かったです。
10分ぐらいで会場の「ソルトアリーナ防府」に到着。
早速、受付へ。
で、本日の頂きモノ～♪
参加賞はＴシャツで無く、マラソングローブでした。
ま、使わないけどｗ
選手控室に入るとあちこちに参加者が陣取ってます。
まだ、場所はありましたが2階席の奥に陣取りました。
トイレもすぐそばにあったので。
取り敢えず、準備します。
ウェアは全部着込んできてたので、脚へのテーピングをして
ナンバーカードとチップを靴に取り付け完了♪
会場の写真を撮るため外に出たら…雨。
予報で雨になることは分かってましたが、もう降り出したか…。
仕方ないので写真は諦め、また室内に戻りました。
スタート地点はソルトアリーナ防府から歩いて数分の陸上競技場なので
ギリギリまで室内にいることにしました。
館内放送で新幹線の遅延が発生しているので受付時間を15分延長すると。
そういえば、さっき受付の前を通ったらまだ大量のナンバーカードがあったので
「なんでだろ～？」と不思議に思ってました。
こういうことがあるから早目の行動が大事ですね。
11時40分になり、スタート地点へ移動することに。
冷たい雨が降る中、陸上競技場へ行くと沢山の人でごった返してます。
整列はナンバーカード順です。
私も自分の番号の2400番台の所に行きましたが
見た感じ、後ろには100人程度しかいないので
走りやすい最後尾に移動しました。
完全ガチな大会なのでカメラを持って走る人はほとんどいないみたいで
リサーチの為に見たブログ等にも整列中や走行中に撮った写真はあまり無かったです。
私もさすがにデジカメ持って走るのは止めましたが
全く写真が無いとブログ書くのに困るのでGoProを持って走ることにしました。
これなら極小なので持って走っても邪魔にならないので。
最後尾のすぐ後ろにはゲートがあります。
ここからだと競技場を1周することになりますね。
先頭の方。
スタンド
雨に打たれて、冷えて行くので体を動かしてスタートを待ちます。
そして、スタートしました！
第49回防府読売マラソン スタート
ちょっと詰まるところもありましたが流石に速い人ばかりなので
スタートラインを越えてからはスムーズに走れます。
スタートロスは1分10秒ぐらい。
周りも適度に間隔が空いて走りやすいのはいいのですが
普段なら1～2ｋｍはウォーミングアップがてらに走るのに
周りにつられ最初から飛ばすので息が上がります。
しかも、いつもより体が重い。
体調は回復してますが、体力はまだ戻ってない感じ。
しかも、この1週間1ｍも走ってないし。
2連戦の疲労もまだ抜けてないのかも。
あーだ、こーだ考えても仕方ないのでとにかく走るのみ。
今回はいつも通り、序盤にペースを上げて貯金する作戦です。
制限時間4時間なので関門も気になるし。
キツイけど頑張れるだけは頑張る。
時計でペースを確認するとキロ5分を切ってます。
周りのランナーはギリサブ4クラスと思われるのでドンドン抜きます。
今の自分からするとかなりオーバーペースですが
落すとズルズル後退しそうで怖い。
行ける所までこのペースで行くことにしました。
しかし、寒い。
身体はそうでもないけど手が冷たくなり
補給用のジェルの封を手で切ることがさえ出来ない。
なんとか12ｋｍ付近までは維持できましたが、
段々ペースを維持することが出来なくなってきました。
脚が上がらないし、呼吸もきつい。
それでも、中間点までは何とかサブ4ペースを維持しました。
が、中間点を越えたところで気持ちが切れ、頭の中はどこでリタイアするかを考えだしました。
スタート前にラン友さんから30ｋｍ地点付近に回収バスがいるし、
コンビニもあるから小銭持って走れば暖かいコーヒー飲むこともできるよ
と聞いていたので、取り敢えず30ｋｍ地点を目指すことにしました。
リタイアするにしても、場所を選ばないと回収バスに乗るまで時間がかかると
低体温症になってしまうことも考えられますので。
途中、何人もレースを諦め歩くランナーさんを見ました。
皆さん3ケタや1000番台の方です。
速い人もリタイアしてしまうのですね。
私とはレベルが違うけどｗ
て、他人の事言ってる場合では無い！
私の状況も刻一刻と悪くなるばかり。
ドンドンペースが落ちてきて、運動量が減ることで
体が冷えて固くなり、ますます動きが悪くなってスピードが落ちる悪循環。
もうリタイアすることで頭は一杯。
多くは無いけど雨が降る中、沿道で声援を送る方がいらっしゃいます。
今回は仮装じゃないので名指しの応援も無いし
声援には応えず黙々と走ることにしてました。
でも、中には私へと分かる声援もあるんですよね。
それも心から頑張ってという気持ちが伝わるような。
それに応えられない自分が情けない。
ま、ガチで走っているわけですから走りに専念しても問題ない訳ですが
私の後ろを走るランナーさん、がそれに応えているのが聞こえ
普段、得意げに声援に応えているのに、出来ない自分が悔しい感じです。
わずかに頭を下げるのが精一杯です。
それもあって増々メンタルはボロボロ
やっとのことで30ｋｍ地点を通過しました。
タイム的にはキロ6分で走ればまだ完走できないこともない状況でしたが
今の私に無理そうなので、あっさり諦め時計の計時を止めました。
コンビニのそばにいたボランティアの方に
ここに回収バスが来るのか聞いたら、要領を得ない。
仕方ないのでさっき手前にバスが停まっていたのでそこまで走って行くことに。
途中でそれと思われるバスとすれ違い。
ボーッとしていたのでそのまま見過ごしてしまった。
慌てて、その後ろから来た、自衛隊のマイクロバスに手を上げて乗せてもらいました。
中は、回収されたランナーさんが数名。
毛布とタオルを貸して頂き、身体を温めます。
手が震えていたらしく、温かいお湯を頂きました。
皆さん、親切でシューズに付けたチップを取るときも
濡れて汚れているのに自分の膝に乗せて取ってくれました。
このマイクロバスはコースを巡回して収容する様らしく
折返し地点の所で大型バスに乗り換えて会場に戻りました。
会場に着くとフィニッシュしたランナーが手に完走証持ち
次々に帰って来てました。
ちょっと羨ましく、ガックリした気分になりますがこれまた仕方ない。
寒いので早く着替えようと足早にソルトアリーナ内へ。
濡れたものを脱ぎ、着替えようと長袖のヒートテックを探すけど無い！
「ん？なんで？」とザックをひっくり返してアチコチ探すけど無い！
まさか、盗って行く人はいないだろうし、あれこれ考えていて
ハッ！と気づきました。
どうやら、着てくるのを忘れたらしいｗ
走るウエアの上に着てたはずですが、脱いだ記憶が無いｗｗｗ
どおりで新山口駅で寒かったはずだｗ
どうしようか考えましたが、今脱いだ濡れてるヤツを着るわけにもいかず
仕方ないので汗拭き用のタオルを肩に掛けその上から
ウインドブレーカを着ていくだけに。
最後の最後まで、グダグダですｗ
館内は暖かいから良いけど、外は寒い。
果たして熊本まで無事に行けるだろうか？
グズグズしていても時間の無駄なので急いで帰ることに。
途中、フィニッシュしてきたラン友さんたちとすれ違ったけど
話もそこそこに外へ出ました。
出てすぐの所に参加賞にある「うどん」テント。
身体を温める意味でもモチロン頂きます。
冷えた体に染みわたる。
シャトルバス乗り場に行くと、あと8人で満員のバスに滑り込み。
直ぐに出発して防府駅へ。
列車は10数分後に出発のがある。
駅で暖かい茶菓のサービスがあっていたので頂いてホームに行きました。
ホームには暖房の効いた待合室があったので助かった。
列車も座れたし、新山口駅に着いても熊本直行のヤツを待たず、
直ぐに来た新幹線に乗り博多へ。
博多では待合室で暖を取り、熊本行の新幹線を待ちました。
その新幹線も無事に座れたし、交通関係は全て順調でした。
そのかわりラン関係が悲惨でしたがｗｗｗ
リタイアしたおかげで予定より早く帰り着き
最終回の「西郷どん」もゆっくり観られて良かったですｗ
まぁ、色々ありましたがいい勉強になった大会でした。
直後は、自分にとっては場違いな大会だし、もう出るの止めようと思ってましたが
もう一度、チャレンジしてみようかと思ってます。
参加された皆さん、大会スタッフ、ボランティア、そして沿道のみなさん
ありがとうございました！
（おわり）
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