沿道の声援を受けながら順調にスタートしました
今回はサブ4狙いのガチ走りなので、この後の写真やビデオはありません。
ま、最後余裕があればフィニッシュのビデオは撮ろうと思ってましたが…。
レースプランとしては最初から飛ばしていく作戦にしました。
まぁ、最大限に頑張って達成できるかどうかなので、それ以外選択肢はないけど。
後半のペースダウンは必ずあるので前半でなるべく時間を稼ぐ必要があります。
と言っても、スタートしてすぐは団子状態なのでなかなか追い抜けません。
この追い抜きに結構時間と体力を消耗します。
今回はＣブロックなのでそれほどでもありませんが、いつもの最後尾からだと
かなりのロスが発生するので大変です。
それでもＣブロックだから周りのランナーもそれなりのスピードなので
あまりストレス無く走れます。
隙間を見つけては、前へ前へと進みます。
前方に帽子に風船をつけた4時間のペースランナーを発見！
一瞬、このペースランナーについて行こうかと思いましたが
当初の予定通り最初から飛ばしていくことにし、追い抜きました。
追い抜かれないように頑張らないと
フルマラソンの参加者は9000人弱ですが、道幅は広くもなく狭くもなくと言ったところでしょうか。
佐賀県庁へと向かっていると反対車線に白バイが見えました。
トップランナーが折り返してきたようです。
誰かなぁ～と思って見ていると、やっぱり川内優輝選手でした！
初めて「生」川内を見ましたが、さすが速いですねぇ～
お堀に囲まれた佐賀城跡を時計回りに一周します。
この辺は沿道の応援の方も多く、力をもらいます
で、再びスタート地点へと戻ってきます。
ここから先、コースは郊外の田園地帯へと入っていきます。
しばらく走っていると、前方の方で沿道から「おめでとう！」の声援が聞こえてきました。
見ると、ウエディングドレス姿の女性ランナーが…
横にはタキシード風の衣装を着た男性ランナーの姿も
どうやら結婚記念のウエディングランのカップルのようです。
オイラも近づいて祝福の言葉を贈りました！ちょっとビックリされたけど
幸せのお裾分けを貰った気分で快調に飛ばしていると前方にオイラと同じくサブ4狙いのＴさんの姿が。
同じＣブロックではありましたが、かなり離れていたのでまさか追いつくとは思ってませんでした。
Ｔさんもビックリされてましたが、そのまま抜かせて頂きました。
追われる立場になったので気合が入ります！
さらにしばらく行くと、バナナの被り物をしたkazuさんを発見！
今回はファンランでゆっくり行くそうです。
沿道からは「バナナ頑張れ！」「イチゴ頑張れ！」の大合唱で変な感じです
kazuさんと別れて先を急ぎます。
郊外の田園風景の中を走ります。
前方に交差点が見えてきました。
右に曲がると吉野ヶ里歴史公園へと向かう20ｋｍ地点。
しかし、風が強い。左側からの風に押されて右へ流されます。
角を曲がると追い風になりますが、吉野ヶ里歴史公園を折り返して来たら向かい風となります。
なんか嫌な感じ
片側一車線の道路を往路と復路のランナーがすれ違いながら走ります。
そして、吉野ヶ里歴史公園の中へ。
公園内を一周します。
ここのエイドには「神崎そうめん」「白玉ぜんざい」「イチゴ」などがあります。
エイドに近づくとＭＣのお姉さんがオイラを見つけて
「いちごちゃん、イチゴ食べて～♪」と絶叫してましたが、走ってるときに
イチゴを食べると気持ち悪くなるのでパス！
紙コップに入った神崎そうめんと白玉ぜんざいを頂きました！
去年はここでトイレタイムも取りましたが今年は先を急ぎます。
公園を出て復路を走りますが、予想通り向かい風が強い。
常時ではありませんが時折とても強くふきます。
ちょっとした登り坂を走っているときに強くふいた時は押し返されそうになりました。
「風が吹くとキツイですよね～」と女性ランナーに声を掛けられたので横を向くと
イチゴの被り物をした、イチゴウーマンでした
軽やかに追い抜いて行かれました～。
30ｋｍを過ぎて距離調整の折り返し道路へと入ります。
折り返してしばらくすると4時間のペースランナーとすれ違いました！
え！？もうすぐ後ろまで来てる！マズイぞ～
その後ろにはＴさんの姿も。
かなりペースが落ちてきているみたいです。
このままだとサブ4は危ないかも…。と不安がよぎります。
あれこれ考えてもしょうがないので、出来る限り頑張って走ります。
この辺りから沿道からの声援に応えなくなりました。
いつもは出来る限り手を挙げて応えるし、今回もここまでずーっとそうしてきましたが
もう、その気力も体力もありません。
ただ、手を挙げるだけですが、回数が多くなると結構疲れます。
バランスも悪くなり走りにくくなるので、コスプレイヤー失格ですが、
今回は記録を優先させてもらいました。みなさん、ゴメンナサイ
残り10ｋｍぐらいになったので、時間節約のためエイドでの給水は止めようかとも考えました。
普段の練習でも10ｋｍのときは給水しないので何とかなると思ったので。
しかし、このとき太ももの前側、大腿四頭筋に痛みが出てました
このまま放っておくと筋肉が痙攣を起こしそうな感じです。
スピードダウンし歩いた方が良いかなと思いましたが、
ここで歩くとそのまま二度と走り出せない気もして、なかなか踏ん切れません。
そのとき、「あ！エイドなら歩ける！」と閃きました！
オイラはエイドで給水するときは必ず歩きながら水分補給します。
カッコつけて走りながら飲むとむせることがあり、却って良くないので。
これなら歩く理由として自分も納得できるし、飲み終わったら走り出すしかないからね
そして、もう一つ良いものを見つけました！
各エイドの最後のところにポリバケツに水を張り柄杓が置いてあります。
「かけ水」です。
暑いときに体を冷やすために置いてあるのですが、オイラは普段かけ水はしません。
ウエアや靴が水を含んで重くなるし、靴の中がぐちょぐちょになり気持ち悪いので。
ちょっと悩みましたが、筋肉が痙攣起こして走れなくなるよりはましだと思い。
両足の太ももに1杯ずつかけました。
「気持ちいい～♪」
走り出すと風が当たり、さらに冷たくなり筋肉を冷やしてくれるのでバッチリです
エイドに寄る度に歩き、水をかけます。
目的が給水でも給食でも無くなってます。
いや、ホントもう歩きたくてしょうがないんですよ。
いつもだと30ｋｍ過ぎ辺りから考えるのは終わってからの温泉や
うどん、ソフトクリーム、コカコーラなんですが
今回は「歩きたい、歩きたい」とそればかりが頭の中をこだまし、呟いてました。
もう、気力だけで走ってる感じです。
35ｋｍを過ぎたあたりだったでしょうか、ついに4時間のペースランナーに抜かれてしまいました！
帽子に風船が無かったので、「あれ？違うかな？」と淡い期待もよぎりましたが
ビブスにしっかり「4時間」と書いてありました…風船は強風に吹き飛ばされたのかもです。
これで、ちょっと心が折れかけました。
「今回もサブ4は無理なのか～。」
離されないように喰らいついて行こうと思いますが、限界に近いオイラの脚ではままならず
ペースランナーはドンドンと先に進み、視界から消えてしまいました…
しかし、まだ諦めるには早い！
ペースランナーはその時間内に走らなければいけないので、実際のタイムより少し早く走ってるはず。
それにオイラはグロスタイムではなくネットタイムでのサブ4で十分なので
スタートまでのロスタイムを入れればまだ数分の余裕はある。
気合を入れなおして走り続けます。
多布施川沿いの道に入ってすぐのエイド。
ここには「小城羊羹」の給食があるのですが、時間がないので泣く泣くパス
この先には私設エイドもあって、ここには結構熱めのぜんざいがあるはずですがここもパス…
40km地点を通過。時計を見ると12時47分ぐらい。
一杯一杯で計算できない状態だけど、頑張ればグロスでのサブ4も可能みたいな感じ。
しかし、ペースは落ちる一方。
ネットタイムならペースを落としても大丈夫そうなので、よっぽどそうしようかと思いましたが
気を緩めると、ずるずるペースが落ちて歩いてしまいそうなので、そのまま頑張ります。
（ランネットから：40ｋｍ付近）
そして、多布施川沿いの道から国道34号線に出ました。
フィニッシュまであと1ｋｍです！
（つづく）
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今回はサブ4狙いのガチ走りなので、この後の写真やビデオはありません。
ま、最後余裕があればフィニッシュのビデオは撮ろうと思ってましたが…。
レースプランとしては最初から飛ばしていく作戦にしました。
まぁ、最大限に頑張って達成できるかどうかなので、それ以外選択肢はないけど。
後半のペースダウンは必ずあるので前半でなるべく時間を稼ぐ必要があります。
と言っても、スタートしてすぐは団子状態なのでなかなか追い抜けません。
この追い抜きに結構時間と体力を消耗します。
今回はＣブロックなのでそれほどでもありませんが、いつもの最後尾からだと
かなりのロスが発生するので大変です。
それでもＣブロックだから周りのランナーもそれなりのスピードなので
あまりストレス無く走れます。
隙間を見つけては、前へ前へと進みます。
前方に帽子に風船をつけた4時間のペースランナーを発見！
一瞬、このペースランナーについて行こうかと思いましたが
当初の予定通り最初から飛ばしていくことにし、追い抜きました。
追い抜かれないように頑張らないと
フルマラソンの参加者は9000人弱ですが、道幅は広くもなく狭くもなくと言ったところでしょうか。
佐賀県庁へと向かっていると反対車線に白バイが見えました。
トップランナーが折り返してきたようです。
誰かなぁ～と思って見ていると、やっぱり川内優輝選手でした！
初めて「生」川内を見ましたが、さすが速いですねぇ～
お堀に囲まれた佐賀城跡を時計回りに一周します。
この辺は沿道の応援の方も多く、力をもらいます
で、再びスタート地点へと戻ってきます。
ここから先、コースは郊外の田園地帯へと入っていきます。
しばらく走っていると、前方の方で沿道から「おめでとう！」の声援が聞こえてきました。
見ると、ウエディングドレス姿の女性ランナーが…
横にはタキシード風の衣装を着た男性ランナーの姿も
どうやら結婚記念のウエディングランのカップルのようです。
オイラも近づいて祝福の言葉を贈りました！ちょっとビックリされたけど
幸せのお裾分けを貰った気分で快調に飛ばしていると前方にオイラと同じくサブ4狙いのＴさんの姿が。
同じＣブロックではありましたが、かなり離れていたのでまさか追いつくとは思ってませんでした。
Ｔさんもビックリされてましたが、そのまま抜かせて頂きました。
追われる立場になったので気合が入ります！
さらにしばらく行くと、バナナの被り物をしたkazuさんを発見！
今回はファンランでゆっくり行くそうです。
沿道からは「バナナ頑張れ！」「イチゴ頑張れ！」の大合唱で変な感じです
kazuさんと別れて先を急ぎます。
郊外の田園風景の中を走ります。
前方に交差点が見えてきました。
右に曲がると吉野ヶ里歴史公園へと向かう20ｋｍ地点。
しかし、風が強い。左側からの風に押されて右へ流されます。
角を曲がると追い風になりますが、吉野ヶ里歴史公園を折り返して来たら向かい風となります。
なんか嫌な感じ
片側一車線の道路を往路と復路のランナーがすれ違いながら走ります。
そして、吉野ヶ里歴史公園の中へ。
公園内を一周します。
ここのエイドには「神崎そうめん」「白玉ぜんざい」「イチゴ」などがあります。
エイドに近づくとＭＣのお姉さんがオイラを見つけて
「いちごちゃん、イチゴ食べて～♪」と絶叫してましたが、走ってるときに
イチゴを食べると気持ち悪くなるのでパス！
紙コップに入った神崎そうめんと白玉ぜんざいを頂きました！
去年はここでトイレタイムも取りましたが今年は先を急ぎます。
公園を出て復路を走りますが、予想通り向かい風が強い。
常時ではありませんが時折とても強くふきます。
ちょっとした登り坂を走っているときに強くふいた時は押し返されそうになりました。
「風が吹くとキツイですよね～」と女性ランナーに声を掛けられたので横を向くと
イチゴの被り物をした、イチゴウーマンでした
軽やかに追い抜いて行かれました～。
30ｋｍを過ぎて距離調整の折り返し道路へと入ります。
折り返してしばらくすると4時間のペースランナーとすれ違いました！
え！？もうすぐ後ろまで来てる！マズイぞ～
その後ろにはＴさんの姿も。
かなりペースが落ちてきているみたいです。
このままだとサブ4は危ないかも…。と不安がよぎります。
あれこれ考えてもしょうがないので、出来る限り頑張って走ります。
この辺りから沿道からの声援に応えなくなりました。
いつもは出来る限り手を挙げて応えるし、今回もここまでずーっとそうしてきましたが
もう、その気力も体力もありません。
ただ、手を挙げるだけですが、回数が多くなると結構疲れます。
バランスも悪くなり走りにくくなるので、コスプレイヤー失格ですが、
今回は記録を優先させてもらいました。みなさん、ゴメンナサイ
残り10ｋｍぐらいになったので、時間節約のためエイドでの給水は止めようかとも考えました。
普段の練習でも10ｋｍのときは給水しないので何とかなると思ったので。
しかし、このとき太ももの前側、大腿四頭筋に痛みが出てました
このまま放っておくと筋肉が痙攣を起こしそうな感じです。
スピードダウンし歩いた方が良いかなと思いましたが、
ここで歩くとそのまま二度と走り出せない気もして、なかなか踏ん切れません。
そのとき、「あ！エイドなら歩ける！」と閃きました！
オイラはエイドで給水するときは必ず歩きながら水分補給します。
カッコつけて走りながら飲むとむせることがあり、却って良くないので。
これなら歩く理由として自分も納得できるし、飲み終わったら走り出すしかないからね
そして、もう一つ良いものを見つけました！
各エイドの最後のところにポリバケツに水を張り柄杓が置いてあります。
「かけ水」です。
暑いときに体を冷やすために置いてあるのですが、オイラは普段かけ水はしません。
ウエアや靴が水を含んで重くなるし、靴の中がぐちょぐちょになり気持ち悪いので。
ちょっと悩みましたが、筋肉が痙攣起こして走れなくなるよりはましだと思い。
両足の太ももに1杯ずつかけました。
「気持ちいい～♪」
走り出すと風が当たり、さらに冷たくなり筋肉を冷やしてくれるのでバッチリです
エイドに寄る度に歩き、水をかけます。
目的が給水でも給食でも無くなってます。
いや、ホントもう歩きたくてしょうがないんですよ。
いつもだと30ｋｍ過ぎ辺りから考えるのは終わってからの温泉や
うどん、ソフトクリーム、コカコーラなんですが
今回は「歩きたい、歩きたい」とそればかりが頭の中をこだまし、呟いてました。
もう、気力だけで走ってる感じです。
35ｋｍを過ぎたあたりだったでしょうか、ついに4時間のペースランナーに抜かれてしまいました！
帽子に風船が無かったので、「あれ？違うかな？」と淡い期待もよぎりましたが
ビブスにしっかり「4時間」と書いてありました…風船は強風に吹き飛ばされたのかもです。
これで、ちょっと心が折れかけました。
「今回もサブ4は無理なのか～。」
離されないように喰らいついて行こうと思いますが、限界に近いオイラの脚ではままならず
ペースランナーはドンドンと先に進み、視界から消えてしまいました…
しかし、まだ諦めるには早い！
ペースランナーはその時間内に走らなければいけないので、実際のタイムより少し早く走ってるはず。
それにオイラはグロスタイムではなくネットタイムでのサブ4で十分なので
スタートまでのロスタイムを入れればまだ数分の余裕はある。
気合を入れなおして走り続けます。
多布施川沿いの道に入ってすぐのエイド。
ここには「小城羊羹」の給食があるのですが、時間がないので泣く泣くパス
この先には私設エイドもあって、ここには結構熱めのぜんざいがあるはずですがここもパス…
40km地点を通過。時計を見ると12時47分ぐらい。
一杯一杯で計算できない状態だけど、頑張ればグロスでのサブ4も可能みたいな感じ。
しかし、ペースは落ちる一方。
ネットタイムならペースを落としても大丈夫そうなので、よっぽどそうしようかと思いましたが
気を緩めると、ずるずるペースが落ちて歩いてしまいそうなので、そのまま頑張ります。
（ランネットから：40ｋｍ付近）
そして、多布施川沿いの道から国道34号線に出ました。
フィニッシュまであと1ｋｍです！
（つづく）
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