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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

尖閣防衛に米海兵隊も危険なオスプレイも不要、「米軍依存症」は日本が中国に侮られる一要因

2012-07-23 14:29:45 | 日記
 大勢の日本人の抗議行動の中、いよいよ岩国基地に米海兵隊のオスプレイが上陸しました。

「普天間基地に危険なオスプレイを配備する計画および日本で広く訓練飛行する計画」が進んでいます。

森本防衛長官や石破元防衛長官らは「普天間基地の海兵隊の古いヘリをオスプレイに置き換えないと日本の防衛・尖閣諸島などの防衛に大きな支障が出る」と主張しています。 ・・・・それは本当でしょうか?

 そもそも尖閣を含む日本の領土・領海・領空の防衛を担うのは最前線が海上保安庁と航空自衛隊で、次に海上自衛隊と陸上自衛隊のはずです。
そうでなければ、解釈改憲をして自衛隊に毎年5兆円も掛けて(災害救助は一時のことで)武器を備え、戦闘訓練に明け暮れているのは何のためでしょうか?
空自はマッハ2・5で飛び、航続距離4千6百kmもあるジェット戦闘機や高性能の早期警戒機や輸送機など各種の戦力を持っています。
海自も高性能のイージス艦をはじめ多くの軍艦を持っています。

 その上、私自身はグアムかテニアンで十分だと思いますが、沖縄の広大な嘉手納米空軍基地には世界一高性能なジェット戦闘機も輸送機も多数配備され、訓練飛行をしています。 
グアムと横須賀と佐世保にも米海軍基地があり、巨大な原子力空母や原潜を持つ米第7艦隊が近海を回っています。

その上なんで「日本の防衛」に敵地急襲・上陸部隊である米海兵隊が必要でしょうか? 

米海兵隊は「米国・米軍の戦略のため」であり、グアム・テニアンや韓国(や豪州)に配備すればよいものです。

日本が米軍海兵隊のために特別にサービスさせられているのであり、それを頭の中まで米軍に占領された人たちが「日本の防衛のために居てもらっているのだ」とすり替えているのです。

ですから、元々米海兵隊も普天間基地もその代替え基地も沖縄には何ら必要なく、まして「危険なオスプレイを配備してまで返還すべき普天間基地を強化する」などとはとんでもないことなのです。

 政府の尖閣問題での事なかれ主義的な「触らぬように」という姿勢とともに、「日本の防衛は米海兵隊頼み」みたいな、まずは自主防衛という姿勢も覚悟も無い「米軍依存症」の言動こそ、日本が中国に侮られ、脅される一大要因でしょう。

 同時に、その近海の海底にあると言われている油田かガス田が採掘できたときには近隣の中国や台湾にも安い価格で提供する(日本の領土と認めるなら)と表明すべきでしょう。

それをメデイアに大きくまた繰り返し取り上げられるようにしたらよいでしょう。

「領土争い」「獲る獲られる」ではなく「友好的な貿易の問題」にすべきです。

 また、東南アジア諸国と連携して、中国の不当な領土要求と強引な行動に抗議し、国際社会にアピ-ルすべきです。