ちくしの日記

懲りない女のドタバタ日記。他、いろいろ感じたことをたらたらと。

ちまき(粽)作り奮闘記

2010-05-05 13:18:44 | お出かけ・旅
今日は、こどもの日です。昨日から実家に来ています。

こどもの日と言えば、亡き母が必ず作ってくれたのがちまき(粽)です。
母の作るちまき(粽)は笹ではなく、ヨシ(葦又は蘆)の若葉で包みます。毎年、
2百本程作っていました。
さて、そのちまきを作ってみようと急に思い立ち、昨日から大奮闘。


まず、ちまきの粉を求めて太宰府にある精米所に兄が行ってくれましたが休業日。
結局、スーパーで購入。
続いて包むヨシの葉を取りに家の近くの川原を見に行きましたが思った通りのものが
ありません。
兄がいう少し離れた川原まで車でいってようやく葉に幅があるヨシを見つけて取ってきました。

次にちまきを括る紐がいりますが、母はシュロの葉を細く割いて使ってました。
シュロの木は我が家の田んぼの一角に一本ありまして、ただ、取るにしては高さが
ハンパじゃありません。
そこで梯子と高枝切りバサミを持ち出して、シュロのある田んぼに出かけ(家からは2~3分)、
梯子に上り、足元は姪が押さえて不安定な足場にドキドキしながら、どうにか取ることに成功。
材料は全て揃いました。

だんご粉を紅と白、2色にコネ分けまして、二つを紅白にねじって筒状の形に、
これは比較的スムーズにいきました。
しかし、ここからが難関、葉で包んでくくるのは母が作ってた手元を思い出しながらで、
一緒にやった姉と姪と、ああでもない、こうでもないと四苦八苦、だんごははみ出るは、
形はくずれるはでなかなかまともな姿になりませんでした。

でも、やってるうちにだんだんコツをつかんで、後半は少しはちまきらしくなりました。
茹で上がったそのちまきを見て、見事なちまきや!と兄が嫌味な一言。

それにしても、母はこれを一人でやってたのかと思うと、あらためて敬服。
作り方を習っておけばよかったと今ごろになって思う始末。
でも、記憶を頼りながらのちまき作りは、体の節々が痛かったり少々疲れましたが、
しばし、母が作る姿を思い出しながらの時間は、今日が子供の日ながら、私にとっては
よい「母の日」でありました。

いまいち不恰好なちまきでしたが、来年はもう少しうまく作れると思います・・



追加写真

紐にタコ糸を使ってみたり、中身がはみ出したり試行錯誤の
後が見えます。


茹でるとヨシの葉のいい香りがします。
色も匂いも、夏が来た!って感じです。
コメント
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