金メダル取るのも金次第？

メダリストになるのも才能と努力だけではだめのようです。

　　　　
　　キム・ヨナ選手　　　　　　　　　　浅田真央選手
　（写真／世界フィギュアスケート選手権大会2007公式HPより）

同じ年ということもあってか、何かと比べられる日本の浅田真央選手
と韓国のキム・ヨナ選手。
昨年末のロシアで行われたグランプリファイナル（キム選手が優勝、
浅田は２位）での雪辱を賭けてたかどうかはしりませんが、つい最近、
東京で行われた世界フィギュアスケート選手権大会では、金メダルは
安藤美姫に持っていかれたものの、浅田選手が銀、キム選手は銅で
なんとか浅田選手が雪辱を果たせたようです。

キム選手は腰痛を押しての出場で、フリーの着地で２度も失敗して
順位を落としてしまいましたが、１６歳という年齢の割には表現力が
豊かで手足も長く滑りに優雅さがあって、浅田選手に限らず日本の
選手にとってはなかなか手強い相手だなと思いました。
しかし、Chosun Onlineの記事によれば、実力は互角の２人でも、
練習など環境の面では雲泥の差があるのだそうです。

その記事によると、浅田真央選手はスポンサーによる後援金が年間
250万ドル（約2億9000万円）にも達しているとのこと。
それに比べて、キム選手が受ける公式な支援金は、大韓スケート競技
連盟から支給される約870万円（7000万ウォン）のみだとか。
昨年末のグランプリファイナル優勝以降は、CM出演などで少しは余裕
ができたらしいですが、それも一時的なもので安定した練習が保証
されるような金額ではないんだそうです。
フィギュアはお金がかかるんですねえ。

その上、カナダ合宿をしている２人の生活ぶりにも格段の差があり、
浅田選手は、飛行機での移動はファーストクラスが基本、現地での
移動も大型バスに一人で乗り込むというほどのお姫様待遇。
かたやキム選手は民宿に宿泊、飛行機での移動の際もエコノミー
クラスを利用しているというつましさ。

浅田真央ちゃんのあの屈託のなさ、明るさはやはり守られたものの
余裕かな？
地獄の沙汰も金次第ということわざがあるけど、メダリストになるのも
金次第のようですね。

でも、キム選手のＨＰによると２人は同じ年ということもあってか、
結構仲良しみたいです。
良いライバルに巡り会えた２人がお互い刺激しあいながらどう成長して
いくのか楽しみです。
がんばれ！