城島の酒飲みくらべのBコーナーは純米酒系。
酒蔵開きの季節、私のブログは一時お酒の話題が続きますがご勘弁。
東の灘、西の城島と言われた福岡は筑後の酒どころ城島の酒蔵開きが
2月11日にあり、今年も友人達と行って来ました。
昨年が大変な混み様で、さて今年はどの様に回遊しようかと頭を悩ませ
ながら行きましたら、シャトルバスの発着所や、飲みくらべコーナー等を分散
させたりと若干改良がされていて思ったよりスムーズに進み、余りイラつき
感もなく飲み回ることができました。

私たちは三潴駅から出ていたメイン会場行きのシャトルバスに乗り込み
会場のバス乗り場に到着。
バスを降りると飲み比べAコーナー(普通酒)のテントが待っていました。
城島地区9蔵の選りすぐりの酒がズラリと並びます。にごり酒も多かった。
早速、ここで比翼鶴、萬年亀の2銘柄いただきました。

メイン会場(城島町民の森)はこの人だかり。
私はまず、懇意にしている比翼鶴酒造(蔵を解放してない)の
ブースを訪ねました。
朝しぼり、超辛口、純米酒などを試飲させてもらいましたが、私は
純米が好みでした。ということで早々と購入。

飲みくらべコーナーはこのお猪口で6杯まで飲めます。(500円)
3人で手分けしていろんな銘柄をいただいて、味、色、香りと
味わいの違いを楽しみました。

人気は吟醸酒系のブース。
watashi 的には吟醸系はたいして好みではないですが、意外にも
杜の蔵の独楽蔵「沁(しん)」はしっかりした味で、この日飲んだ中で
とても印象に残ったお酒でした。、
飲み比べを終えた私たちは、メイン会場に一番近い花の露酒造へ移動。

途中の米屋さんの店先には国旗が掲げてありました。
この日は建国記念日で祝日、家庭での国旗掲揚も珍しくなりました。

日本の瓦屋根が美しい。

花の露酒造の庭も人ばっかり。
他は諦めて樽酒、かっぽ酒が飲める角打ちコーナーへ。

青竹に入れて炭火で温められるかっぽ酒。
注ぐときにカッポカッポと音がするからその名がついたとか聞きましたが
さて、真意のほどは。でも確かにカポカポっと音がします。
この日は人が多くて賑やかで音を楽しむなんて余裕は全くなし。

かっぽ酒は男女ともに人気があります。

1杯200円。コップ持つ手にお酒に対する愛情が感じられるような。

最後の一滴まで・・・
私たちも買った地鶏焼を肴にかっぽ酒を飲んでしばらくくつろぎました。

一休みしたあとは城島の中でも一番南にある筑紫の誉酒造へ。
数年前は筑後川沿いをのんびりと歩いて移動しましたが、時間と
体力を考えてシャトルバスで移動。

筑紫の誉の樽酒もいただきました。
味は忘れた!(ちょっと甘めだったかな?)
蔵の前ではおじさんバンドの演奏があってました。
最近、青春時代を思い出してか中高年のおじさんバンドが増えました。

母屋に入ると立派なひな壇に迎えられました。
座敷では抹茶もいただけましたが、今年は寄らずに通過。

釜から湯気が。
この時期、まさに酒造りの真っ最中ということですね。

筑紫の誉酒造は筑後川にしか生息しないという魚「エツ」料理の
店としても有名です。
塀の向こうの座敷を5月から7月までの季節限定で一般に開放、
エツ料理をいただける料理店「えつの豊」がオープンします。
初夏の中庭を眺めて筑紫の誉のお酒をたしなみながらエツ料理を
味わう、なかなか粋ですよ。
お酒は筑紫の誉を最後にして、私たちは鰻のセイロ蒸しをいただくべく
再びシャトルバスに乗って富松うなぎ屋へと向かいました。

毎年建国記念日の日に行われる城島酒蔵開きも年々来場者が増えてきて、
2月の福岡の一大イベントになりつつありますが(もうなってる?)、以前の
のんびりとした素朴感が少し懐かしい。
そう言えば「元気鍋」も食べないままに終わったなあ。
さ、購入した比翼鶴の純米酒でも楽しむといたしましょう。