逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

高度80㌔「夜光雲」オーロラのような美しさ

2018年01月25日 | 地球温暖化
『ロケット雲が息を呑む美しさ イプシロン3号機(写真)』「想定以上に素晴らしい光景になったので、ただただ驚くばかりでした」NEWS 2018年01月18日 Huffington Post Japan 

JAXAが1月18日早朝に鹿児島県肝付町で打ち上げたロケット「イプシロン」3号機の「ロケット雲」が荘厳な美しさとなった。Twitter上に「ぐるぐるうづまき」さんが投稿した写真に感嘆する声が集まっている。
ロケット雲は、上空80キロ付近にできる「夜光雲」という珍しい雲の一種。打ち上げ後にロケットから吹き出した煙が氷の粒になり、朝日が当たって美しい色を織り成すものだ。
■「想定以上に素晴らしい光景になったので、ただただ驚くばかりでした」
写真を投稿したぐるぐるうづまきさんは、ハフポスト日本版の取材に対して以下のように答えた。
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ロケット雲自体は前回イプシロン2号機の時の様な雲が出るかもと期待して撮影に臨んでたのですが、想定以上に素晴らしい光景になったので、ただただ驚くばかりでした。
ロケットの打上げ見学は今回で9機目ですが、こんなにすごい打上げは初めて見ました。今回は年度末近くてスケジュール的にタイトで、打上げの延期がなければ来れない状況でしたが、月曜日に延期が決まった瞬間に、仕事を全てリスケジュールし直して、なんとか来たのですが、十分その価値がありました。
こういう光景が思いがけず見られるのは、ロケット打上げ見学の醍醐味ですね。 (写真撮影で)苦労した点は、そんなにはないです。 強いて言うなら、日の出前で空も雲も明るさが目まぐるしく変化するので、露出合わせが大変だったぐらいでしょうか。 目の前に広がる素晴らしい景色に、とにかく楽しみを噛み締めながら撮影できました。



『米西海岸に「空飛ぶ物体」ミサイル?正体は』2017年12月23日 日テレNEWS24

アメリカ西海岸などで22日、上空を飛ぶ不思議な物体が相次いで目撃された。「北朝鮮のミサイルか」との声もあがった、その正体とは―。
日没後のロサンゼルスで撮影された映像に、光る軌跡を描いて上空を移動する物体が捉えられた。白い幕のようにも見える雲を広げながら高速で飛んでいる。
インターネット上では「UFOかミサイルではないか」などのコメントが相次いで寄せられた。
実はこの物体の正体は、民間宇宙企業「スペースX」社が打ち上げたロケットだった。地元メディアによると、当時は帰宅ラッシュの時間帯だったが大勢の人が車を止めて写真や映像を撮影したという。

『スペースX、LAの空に「ファルコン9」ロケットで不思議な模様を描き出す』2017/12/25(月) Yahoo!ニュース

先週の2017年12月22日(現地時間)に、イリジウム社の人工衛星「Iridium Next」を打ち上げたスペースXの「ファルコン9」ロケット。打ち上げはいつもの通り無事に行われましたが、その際に興味深い現象が地上や旅客機から目撃されていました。
ロサンゼルス北部のヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたファルコン9。ロケットの打ち上げでは夜光雲、あるいはロケット雲と呼ばれる現象が発生することがあります。そして今回は夕暮れの美しい時間帯とともに、ロケットが作り出した雲が多くの人から観測されたのでした。
このような現象にはロサンゼルス消防署も「これはロケットの打ち上げによるものです」と、住民に落ち着くように声明を出しています。また今回の打ち上げでファルコン9は10基のIridium Nextを打ち上げ、ロケット第1段は地上への着陸はおこなっていません。
さらに、スペースXは2018年1月に超大型ロケットとなる「ファルコン・ヘビー」を打ち上げる予定です。こちらはファルコン9の第1段を3本機束ねたような外観をしており、3本のブースターの着陸や、ペイロードとなる「テスラ・ロードスター」など、非常に見どころの多い打ち上げとなる予定です。

『ロケット雲の美しすぎる連続写真 「こんなにすごい打ち上げは見たことなかった」(イプシロン3号機)』まるでオーロラのような美しさNEWS 2018年01月19日 Huffington Post Japan

ロケット「イプシロン」3号機が1月18日早朝、空に打ち上げて、ロケット雲が広がった。
ロケット雲は、上空80キロ付近にできる「夜光雲」という珍しい雲の一種。打ち上げ後にロケットから吹き出した煙が氷の粒になり、朝日が当たって美しい色を織り成すものだ。
アニメ映画『君の名は。』に登場する彗星のような美しい痕跡を描いてロケットが打ち上げられた後に、少しずつ複雑な形をしたロケット雲が生じる様子を「ぐるぐるうずまき」さんが一眼レフで撮影し、Twitterにアップした。まるでオーロラのような美しさだ。
打ち上げからの連続写真を、撮影者のコメントをつけて紹介しよう。


■打ち上げ


■2段目、燃焼中
「白いベールのような噴煙を空いっぱいに広げて飛ぶ姿は、まるで夢のよう


■謎の青い光と赤い光が出現
「 2段目燃焼中から見え始めてたんだけど、なにがしかの分子が高層大気と反応して発色してるんだろうか。時間の経過とともに拡散して薄くなっていきます」


■光を浴びて輝き出したロケット雲
「 次から次に不思議な景色が現れて、ホントこんなにすごい打上げは今まで見たこともなかったのです」


■色が変わったロケット雲「どんどん色が変わってって... どうしよう、ものすごくきれい


エジプト112年ぶりに積雪。誰だ。!地球温暖化などと寝ぼけたことを言っているのは。明らかに寒冷化が始っていた 💢

『48年ぶりの寒さ 東京都心で氷点下4度』1月25日 NHKニュース

上空の強い寒気の影響で、各地でこの冬いちばんの冷え込みになり、東京都心では、午前6時20分に気温が氷点下4度ちょうどを観測しました。気象庁によりますと、東京都心で氷点下4度以下まで気温が下がったのは、48年前の昭和45年1月17日以来です。

大雪の東京『都内初のミサイル避難訓練…参加者“動員”で中身スカスカ』日刊ゲンダイ(2018年1月24日)



『非常に強い寒気で厳しい冷え込み 大雪・猛吹雪に厳重警戒を』1月25日 NHKニュース動画
北日本の上空には氷点下42度以下の非常に強い寒気が広く流れ込み、局地的には氷点下45度程度に達しています。この寒気の流れ込みに加え、強い冬型の気圧配置になっている影響で北日本から西日本にかけての日本海側を中心に雪や風が強まりところによって、猛吹雪になっています。
各地でこの冬いち番の冷え込みとなり、25日朝の最低気温は、北海道喜茂別町で氷点下31度3分、東京の都心で氷点下4度、名古屋市と熊本市で氷点下3度8分となっています。
東京の都心で氷点下4度以下まで気温が下がったのは、48年前の昭和45年1月17日以来。気象庁は、水道管の凍結に十分注意するよう呼びかけた。
(抜粋)

『地球大気上層(中間圏)の温度が急激に下がっている。!!!』

上空80キロの中間圏界面付近にできる夜光雲ですが、この『逝きし世の面影』でも一度だけブログ記事( 『夜行雲』太陽、地球系の気候と天気(資料)2009年09月10日 | 地球温暖化)として取り上げているが、非常に珍しい現象なので自分で実際に目撃したことは一度も無い。なんと、長い一生涯の内で一度見るかどうかの珍事中の大珍事が地球規模で大々的に起きていたのですから、ただただ驚くばかりである。。
大型ジョット旅客機の巡航高度とか通常の巻雲などは10000メートル程度であり、それ以上の高空では大気圧が薄すぎるので雲が出来ないのである。
軍事用の偵察衛星が飛ぶ上空100キロ以上は通常『宇宙空間』とされており、そのすぐ下の上空80キロで起きる『夜光雲』は滅多に起きない超レアな気象現象なのですが今回は連続して大規模に発生していた。
地球大気の上部(中間圏)の温度が大きく低下しているのである。

『目の前に地球寒冷化(5回目の氷期)が迫っている恐ろしい可能性!』

地球大気の鉛直構造では、温度(気温)変化を基準にして、鉛直方向に四つの層(外気圏を含めれば五つ)に区分され、対流圏 は高度0 - 11㌔、成層圏が11 - 50㌔、中間圏が50 - 80㌔、中間圏より上が熱圏。対流圏や中間圏では高度とともに温度が低くなるのに対して、成層圏では逆に、高度とともに温度が上昇する特徴がある。
気象学者の言う『地球温暖化』仮説ですが、これは地球大気(対流圏の温度)の意味では無くて、単に特定の観測地域の地表温度(高度1・5メート)のことだったのである。(この場合、都市の排熱のヒートアイランドなど人為的な影響を受けやすいので『地球大気の温度』としては不正確)
気象学者が『地球温暖化』を言い出した時に、すでに地球物理学者たちは逆に『地球大気上部(中間圏)の温度が低下している』と警告していたのである。
そして京都議定書やパリ協定など世間に地球温暖化が叫ばれるにつれ、中間圏の温度は下がり続けていた。
昨年暮れに起きたアメリカのベンチャー企業によるスペースXロケット発射に伴う大規模な夜光雲とか、今回日本国内の鹿児島県内之浦のイプシロン3ロケットによる夜光雲ですが、今までは起きなかった種類の出来事だった。珍しい『夜光雲』が世界中で頻発する原因として考えられるのが、高度80キロ付近の中間圏大気の温度が急激に下がっている可能性が高いのである。
★注、
『犬が人を噛んでもニュースにはならないが、人が犬を噛めばニュースになる』との格言があるが、これほど大規模で珍しい前代未聞、空前絶後の現象が目の前で起きているのに、・・・マスコミの動きが何とも変なのである。あまりにも扱いが小さい。
(気象学者の人為的CO2地球温暖化の予測が丸っきり間違いで、幾ら地球物理学者の地球寒冷化『5回目の氷期の到来』が正しくとも、太陽活動とか地球軌道のような宇宙規模の話なので我々人類としては我慢に我慢を重ねて、ひたすら化石燃料の節約に努め寒さを耐え忍ぶ以外の道が何処にも無いのである)



太陽活動の変化が地球環境に直接的に影響するが、・・・『たぶん無関係、赤いニシン(red herring)のおまけ』



『巨大太陽嵐:10年以内に起こる確率は「12%」』2012年3月2日 WIRED NEWS
今後10年間で巨大太陽嵐が起こる確率は12%だとする論文が発表された。GPS衛星システムや通信ネットワークのほか、送電網を始めとするインフラ等へ幅広く影響する可能性があるという報告書も提出されている。

今後10年間で太陽からメガフレアが放出される確率はおよそ12%だとする論文が発表された。こうした巨大太陽嵐によって、人間社会には数兆ドルに上る被害が生じ、復興には最大で10年かかる可能性があるという。
記録に残っている限り最も巨大な太陽嵐は、「キャリントン事象」と呼ばれる。これが起こったのは150年以上前の1859年だ。
この事象に匹敵する太陽風が今後10年間に発生する確率が10%以上あるということに、宇宙物理学者のピート・ライリーは驚いた。ライリー氏はカリフォルニア州サンディエゴにあるPredictive Science社の上級科学者で、2月23日付の『Space Weather』にこの予測を発表した。

太陽の活動は、11年周期で活発と不活発を繰り返している。太陽活動極大期には、多くの黒点が見られ、巨大な磁気嵐が表面から吹き上がる。時折、こうしたフレアが太陽から外に向かって爆発し、大量の荷電粒子を宇宙に噴出する。
小規模な太陽フレアは頻繁に起こるものの、巨大な太陽フレアはめったに起こらず、べき乗則として知られる数学的分布を見せる。ライリー氏は過去のデータベースを調べ、太陽フレアの規模と頻度の関係を計算することによって、巨大太陽フレアの発生確率を推定した。
[例えば南極の氷床コアを調査することにより、荷電した粒子が大気中の窒素と反応してできる、窒素化合物の濃度が上昇している部分を見つけることができ、これをそれぞれの年代の大気の状態の記録として利用することができる(日本語版記事)]
キャリントン事象が発生した1859年9月1日の朝、[それまで5年間にわたって太陽黒点の観察を続けていたイギリスの]天文学者リチャード・キャリントンは、太陽表面に異常を観測した。巨大な太陽フレアが発生し、時速およそ640万kmで移動する粒子の流れが地球に向かって放出されたのだ。通常は極地地方でしか見られないオーロラが、ニューヨークのほか、キューバやハワイ、チリ北部でも観測された。

大量の荷電粒子は、オーロラを生じさせるだけでなく、電気的システムに対して破壊的な影響がある。キャリントン事象の場合は、電信局では火災が起こり、通信網は大規模な障害に見舞われ、磁気観測所は文字通りメーターの針が振り切れるほどの乱れを記録した[キャリントン事象についてより詳しく紹介した日本語版記事はこちら]。
電気への依存度が非常に高くなった現代社会では、キャリントン事象と同規模の太陽嵐が生じた場合、破局的な結果につながる可能性がある。GPS衛星システムに障害を与え、無線通信が完全に途絶える可能性すらある。
さらに、たとえば1989年の磁気嵐のときには、カナダの水力発電会社Hydro-Quebec社の送電網が90秒以内に破壊され、9時間以上にわたって数百万世帯に電力を供給できなくなった(日本語版記事)。こうした停電は、石油やガスのパイプラインにも影響するかもしれない。[さらに、原子力発電所の核燃料は(炉の停止後も長い期間にわたって)崩壊熱を発し続けるので、長時間冷却が滞ると過熱を起こし事故につながる]

米国学術研究会議(NRC)が2008年に出した報告書(日本語版記事)によると、キャリントン・クラスの太陽嵐が生じた場合に米国が被る被害総額は、最初の年だけで1~2兆ドルに上り、完全復興までには推定で4~10年かかる可能性があるという。
「長期にわたる機能停止には、たとえば交通機関や通信、銀行業務や金融システムの崩壊、政府サービスの混乱、ポンプの故障による飲料水の供給停止、冷蔵機能の不足による生鮮食品や薬剤の欠乏などが含まれるだろう」とNRCの報告書には書かれている。

こうした恐れは最悪なケースを想定したものであり、実際には、電線への過負荷を防ぐ方策や、危険を分散する方策等をとることで防止は可能だという指摘もある。しかしいずれにしろ、太陽嵐が地球に向かうことを検知し、影響の出る時間や場所を警告する仕組みが必要だ。
[太陽嵐には3段階あり、電波障害を起こす電磁波は8分程度、放射線は数時間、コロナ質量放出(CME)は2~3日後に地球に到達する。CMEに伴って磁気圏内に生成される電気エネルギーが原因となって誘導電流が発生。これが送電線に混入すると停電、電力網の破壊が生じるため、これを防止するには、発電所などを停止して送電を停止することが必要になると考えられている。なお、NASAの「先進成分探査機(ACE)」は、地球と太陽のラグランジュ点付近で太陽嵐の常時監視を行っている]
WIRED NEWS


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