庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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F1 モナコGP

2010年05月17日 23時44分59秒 | F1
いやぁ最初から最後まで色んな意味で荒れたモナコでした。

オープニングラップからヒュルケンベルグがトンネル内でウォールに激突。サイドポンツーンをがりがり削る大クラッシュで早速セーフティカーが。
有る意味、今回のモナコの主役はこのセーフティーカーでした(^^;。
まずはセーフティカー導入中になんと昨年モナコ覇者のバトンがエンジンから煙を吐いてリタイア。
レース再開後はPPのウェバーが逃げ、スタートでクビサをかわしたベッテルが二位とレッドブル1、2。
さらにバリチェロのクラッシュで二度目のセーフティカー。さらに路肩の溝にはまっていた蓋が外れる(?)という公道コースならではのトラブルで三度目のセーフティーカー。
モナコとはいえ晴天レースでこんなにセーフティカーが入るのも珍しい。

そして最後の最後にまたもやセーフティカー絡みの波乱が。
残り四周となったところでロータスのトゥルーリが、ヒスパニアのチャンドックのマシンに乗り上げるというハプニング。
四度目のセーフティカーの導入。このままセーフティカー先導のままレースが終わるかと思いきや、ファイナルラップでセーフティカーアウト。
今年のレギュレーションでは「セーフティカーがコースから出た直後からレース再開」なので、ピットレーンからコントロールラインまでのわずかな距離でのバトルが。誰が仕掛けるかと思いきや、シューマッハが目の前を走っていたアロンソをパス。シューマッハ六位、アロンソ七位という結果に。
アロンソはマシンをクラッシュさせて予選タイムを残せず、ピットスタートなれど怒濤の追い上げで六番手まで順位を上げていただけに、最後の最後で味噌を付けた……。
と思いきやΣ( ̄□ ̄;;;)!!
なんと「セーフティカーのコントロール下でレースを終える場合は、セーフティカーはファイナルラップでピットレーンへ退くので、その順位のままレースを終えなければならない」というレギュレーションがあるそうで(;´Д`)。
この結果、シューマッハの追い抜きはレギュレーション違反になり20秒のペナルティが加算。なんと12位へ降格。メルセデス側は「マーシャルがグリーンフラッグを示していた」とレース有効を主張して提訴するそうですが……。

さてごたごた続きの中ポールトゥウィンを決めたウェバー。私だけではなく(^^;右京さんも認める地味キャラでしたが、これからはそんな事は言えませんな。
その一方で前回スペインGPに引き続き、チームメイトのベッテルが精彩を欠いてるのがいささか気がかりです。