もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

媚魅 (8) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-25 22:00:39 | 腐女子の御伴
         *ご注意*



*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。



媚魅 (7)




         媚魅 (8)


御堂は身を起こし何も言わずベットから下りて部屋から出って行った。片桐はそんな御堂の後ろ姿を目で追う。

御堂に抱かれるのは初めてではない‥男性でそれも中年である自分を抱くなんて想像もしなかった。御堂は容姿端麗で仕事も出来るだから女性達を魅了する。そんな女性達の憧れの存在がまさか自分を抱くとは~

きっかけは屈辱的で口外出来ない。一方的で気まぐれな愛を共わない行為は直ぐに飽きて終わると片桐は思っていたが御堂はなにを思ったのか片桐を執拗に激しく何度も求めそして片桐を自分のマンションに住まわせた。

飼っていたオカメインコ二羽は佐伯が飼っている。佐伯との関係を終わらしたあの日の夜に全てを話した時に佐伯は片桐にこう言った。

「俺は囚われた貴方を御堂から奪還します。だから俺にもんてん丸と静御前を預けてください。」

この部屋から逃げ出したいと思っている自分が居る佐伯に助けを求める事も出来るがそれは一番したくない大切な恋人を深く傷つける。

だから入眠剤を飲ませた浅ましく快楽で御堂に支配された醜態を気づかれたくない。もう寝たのだろうか??夢の中で再会を願う。

御堂が部屋に戻って来ると手にはワイングラスとワインを持ちベットに戻って来た。持ってきた物をベットのサイドテーブルに置く。

「ほぉ、良く佐伯の所に逃げずに待って居るとは逃げても構わんぞ??」

「そんな事は出来ません‥そんな事をしたら…」

「したら??」

「僕は自分を許せません。」

「その心さえあれば何でも出来るな。さぁ、私を満足させてみろ出来るだろ??まずは起きて服を脱ぎなさい。」

御堂はデスクチェアーに座り足を組み片桐の脱衣を観覧する。片桐は震える躯を抱きしめベットから起き上がりデスクチェアーに座る御堂の前に立った。

手を指が思う様に動かずワイシャツのボタンを外せない片桐を御堂はワインを飲みながら見守る。御堂は焦る事も苛つくも事もなく静観している片桐は時間はかかったがワイシャツのボタンを全て外した。

ワイシャツと肌着を脱ぎ捨てるワイシャツは音もせず床に落ちる。片桐は俯いてズボンを脱ぐのを躊躇していると御堂がデスクチェアーから立ち上がる気配がした。

御堂は片桐の目の前に立っている御堂は俯いている片桐の顎を指で軽く持ち上げ自分を見つめさせる。

「よく出来ましたとも言おうか??」

御堂は片桐のベルトのバックルに指をかけてベルトを外し片桐に自分で履いているブリーフとズボンを下ろし脱がせさせた。片桐はその場に自分の躯を抱きしめる様にしてしゃがみ込む。

「いつまでそこにしゃがみ込んでいる??ベットに乗りなさい。」

片桐の腕を掴み立ち上がらせベットの上で四つん這いに這わせる。片桐は後ろを振り向くと御堂は着ていたワイシャツを脱ぎ捨てた。

「佐伯をずっと見つめているのに私とは眼を合わせ様もしないつくずく妬ける。」

御堂はベットのサイドテーブルからネクタイを取り片桐にネクタイで目隠しをした。

「何を…するんですか!?」

「私の与える快楽に溺れ堕ちろ。」

御堂は片桐の躯を包み込む様に背後からのしかかる執拗に素肌に触れ肌触りを愉しいんでいる。指先が乳頭を霞めては触れるそれだけで片桐は自分の躯を支えきれずベットに俯した。

視界を奪われ次は何をされるか分からず浅く息をする片桐の腰を御堂は両手で掴み片桐の背中を嘗め片桐の首筋に噛む様に唇づけた。片桐は声を必死に出さない様に声を押しころす。

「なかなか強情だな、そう簡単に音を上げられては楽しめない。」

片桐は自分になんども言い聞かせる。快楽に溺れ堕ちて心が砕けたとしても心の破片だけは指一本触れさせたりはしない。砕けた心の破片に触れていいのは佐伯だけ…



媚魅 (9)

滑ったよワタシ。

2009-06-25 12:19:05 | 腐女子の御伴
長い前フリをくぐり抜けてカキしたけどいざ御堂×片桐エロと思ったけど難しい!!なんともねぇ。うん、本番に弱いワタシなのよ。

削除したり加筆してみたナリ。夜中に勢いづきカキしたら後々冷静になってこれはなんか変と思いまして(゜_゜…

エロと言えどもむずいなぁ~ あんなたぎっていたのに妄想が舞い降りて来ないよぉぉぉぉ!!

媚魅 (7) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-25 03:02:25 | 腐女子の御伴
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媚魅 (6)





         媚魅 (7)



御堂は自室へ篭りベットに腰掛けていた。今日の出来事を思い出そうとしても記憶が曖昧で何をしたのかも思い出せないなんもとも気分が悪い。

自室に居るのにまるで誰かの部屋に居る様な感覚を覚える。このまま何処かへ逃げ出せばこの嫌な感覚から逃げ出せるのかも知れないと思う。

左手の薬指にはめているプラチナの指輪を見る覚えのない証… 帰宅するとまるで妻の様に自分を出迎えた片桐。片桐を稔と平然と呼ぶ事さえ抵抗感はないむしろ自然な気がする。

何もかもがいつもと違うとんだ茶番劇だそうであれば楽しめば良い。どうせ夢だ夜が明ければ何もかも終わるはず… そう思っていると部屋のドアをノックする音がした。

「入りなさい、稔。」

「失礼します。」

「お風呂の支度をしてきました。もし入られるならどうぞ。」

片桐は畳んだバスローブを手に持っていて御堂の傍へ近づいてくる。御堂は顔を上げて片桐を見つめると片桐は微笑む。その微笑みに御堂は満足した。

「風呂は後でにしようか、稔‥先にあなたをいただこうか。」

「今日は‥佐伯君が泊まって居て‥」

「佐伯は寝て居るのだろ??」

「はい‥でもそれは困ります…佐伯君がもし起きて声を聞かれたら僕はイヤです。」

「稔、私達は夫婦だろ??私を拒むならば~」

御堂は片桐の腕を掴みベットへ無理矢理押し倒す。片桐は抵抗をするが御堂の力に捩伏せられてベットに押し付けられる格好となった。

御堂は片桐の躯の上に覆いかぶさるそれを必死に御堂を押し返そうとする片桐だが御堂には敵わない。

「イヤです!!止めてください!!」

「ふふふ、そんな大きな声を出すと佐伯が目を覚まして起きてくるぞ??私の言う事を聞かないのならお仕置きだ。私は佐伯の様に優しくは出来ないぞ。」

「御堂さん…」

「孝典だろ??」

「孝典さんはどうして佐伯君を自宅へ来る様に誘ったのですか??」

「ただの気まぐれだ。佐伯は稔に会いたがっていた誘った私に敵意を剥き出しにしてな。そう佐伯の名を呼ぶな稔が佐伯の名前を呼ぶだけで妬けてしまう。」

「そんなただ僕は…」

御堂はそんな片桐を愛らしく思うと同時に佐伯に嫉妬する。目の前の男は自分よりも此処に居ない男を必要としている。

(ならば私を刻み付けてやろう、イヤだっと言っても私の手中にある逃げさせえはしない。)

「そんなに夫である私が嫌いか??ならば全力で抵抗をしろなんなら私の舌でも噛み切ればいい。」

抵抗を止めた片桐に唇づけ舌を捩込む様に片桐の口内に侵入させ思う存分に支配し味わう。顔を御堂から反らし泣き出す片桐。

「言われただけでもうこれか??これからもっと楽しむというのにこれで止めたりはしない。」

「孝典さん…」


片桐は妖艶な笑みをうっすらと浮かべた。



媚魅 (8)

媚魅 (6) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-24 23:09:33 | 腐女子の御伴
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媚魅 (5)



         媚魅 (6)


御堂はダイニングテーブルの椅子に座るとテーブルには夕飯が並べている。鯖の塩焼きに切り干し大根の煮物とマカロニサラダと白菜の浅漬にみそ汁の具はナメコとワカメ。

(私は稔に電話などしていないのにタイミングが良すぎる…)

テーブルに並べられた夕飯を見て御堂は疑問に思っていると片桐は御堂に話しかけてきた。

「霧島副主任さんからお電話を頂き、今日はお帰りが早いと連絡を頂きました。久しぶりに一緒なので食事の支度を急いでしたんですよ。」

「あぁそうか。」

(霧島はだから私を無理矢理急かして帰らしたのか。)納得がいき片桐はご飯茶碗にご飯を盛りつけて御堂の前に置く。リビングの方に佐伯は居るらしくダイニングに来ないので御堂は佐伯を呼んだ。

「佐伯君、食事の支度は出来てる。こっちに来て君も夕飯を食べ給え。」

そう御堂に呼ばれると佐伯はダイニングテーブルに来た。佐伯はテーブルの椅子に座る片桐はご飯を盛りつけたご飯茶碗を佐伯に手渡した。そのご飯茶碗を佐伯は片桐の手を握る様にして受け取った。


三人で夕飯を食べる…御堂は満足しながら食べる。言葉数は少ないが佐伯も美味しいそうに食べるそんな佐伯を片桐は愛おしく見つめていた。

「佐伯君はMGNに来ても大変優秀で毎月の営業成績はトップで周りの者は驚いている。」

「佐伯君の事の活躍はいつも聞いていてMGNへ行っても頑張っていると聞き僕も嬉しいです。」

「俺は…そんな事どうでも良いんですよ。俺は片桐課長の元へ帰りたい…」

「佐伯…君はなんて事を言うんだ!!自分の力で勝ち取ったんだ。」

「佐伯君…それは~ムリです‥僕の力では…」

片桐は帰って来て欲しいと言う言葉をぐっと飲み込んだ。御堂は夕飯を済ませると片桐に話しかけた。

「稔、佐伯君は疲れている様だ今日は家に泊まっても良いし、ゆっくりと話しでもしてやりなさい。私は明日の仕事の準備をしている。」

そうを言うと御堂はダイニングから立ち去り自室へと向かって行った。自室のドアが閉まる音を聞き一安心をつく片桐であった。

「御堂の奴…稔さんによくもよくも…!!」

「克哉君。」

「だから俺を稔さんから引き離す為にあいつは俺をMGNに引き抜いたんだ。」

「それは違いますよ、克哉君を引き抜いたのはMGNの大隅専務さんです。今日は泊まって明日このマンションから出社すれば良いですよ。」

佐伯を来客用の部屋へ案内し片桐は部屋のドアの鍵を閉めた。

「克哉君はどうしてここに来たのですか??」

「御堂が俺をマンションに来る様に誘ったんです。理由はわかりません、俺は貴方にただ会いたかった。」

「克哉君…」

二人はお互いを求め合う様に深い唇づけを交わす。これ以上はダメと片桐は唇づけを止めて佐伯から躯を離そうとすると佐伯は抱きしめる力を強くした。

「ダメです‥克哉君」

佐伯は名残惜しそうに片桐を離す、佐伯の頬から泪が一雫落ち片桐は佐伯の頬をそっと拭う。
「シャワーでも浴びますか??」

「嫌だ、御堂と同じ物を使うなんて気分悪いです。会社でシャワー浴びますよ。」

「そうですか。」

「俺、眠れそうもありません。稔さん俺を眠らして貴方が恋しくって夢で稔さんに会えても朝起きるといつも一人…」

片桐は来客用の部屋から一旦出て戻って来ると手には水が入ったコップと薬を持って来た。

「僕が克哉君にしてあげられる事はこれぐらいだけ…」

片桐は薬と水を口に含み佐伯に口移して薬と水を佐伯に飲ませた。

「稔さんこの薬は何??」

「入眠剤です。僕も色々と考えてしまい眠れない日もあるんですよ。入眠剤は眠り易くするお薬でお医者さんに処方して貰い頂きました。睡眠薬の様に急激に眠くなりませんが睡眠を促すお薬なんです。」

「おやすみなさい…克哉君。」

「稔さんはそうやって夢でも俺を置いて行くんだ。お願いだから俺を一人にしないで!!」

後ろからする佐伯の声を聞き片桐は泣きたい気持ちになり逃げる去る様に来客用の部屋から出てキッチンへ向かって行った。



媚魅 (7)

躍るワタシ。

2009-06-24 10:22:23 | 腐女子の御伴
媚魅ビミョーですかね??前作程からすると淡々として面白くないかも(笑)ワタシは楽しいですのよ。あくまで自己満足な妄想小説もどき温かい目で見守りくださいませ。

御堂×片桐のエロをカキしようとしたら想像よりも長くなってしまいました。御堂さんにもっと早くさっさと柘榴を食べさせる方法を思いつかなかったよワタシ。

構成下手やなぁ自分。もっともっと構成上手になりたいです。

媚魅 (5) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-24 09:31:17 | 腐女子の御伴
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媚魅 (4)




         媚魅 (5)


御堂が目を覚まし執務室の時計を見ると18時だった。

(そんなに寝たか??)

手には書類を持っていたが見た覚えはない‥何の書類かよく見ようとすると執務室のドアをノックする音がした。

「失礼致します。霧島です。」

「入りなさい。」

霧島は一礼し執務室に入って来た。

「お疲れ様です、御堂部長。今日はノー残業ディです。上の者が率先して帰らならければ下々は帰りませんので今日はお疲れの様なのでお帰りになられてばどうですか??」

「私は疲れてはいない。まだ目を通してない書類はまだまだある。」

「おや??そちらの書類は印鑑を押して既に了読済のはずですよ。私もご一緒に書類を拝見させて頂きました。」

確かに全ての書類は了読した証明に御堂の印鑑が押されている。御堂自身は書類を了読した覚えも印鑑も押した覚えは一切ない。

「ほんとお疲れの様です。たまにはお早めに帰られたら喜ばれますよ。」

「私が家に帰っても出迎える者など誰も居ない。」

「お忘れでは左手の薬指にはめたその証はなんです??」

霧島に言われたので御堂は自分の左手の薬指を見た見覚えのないプラチナの指輪をはめている。霧島はにこやかに微笑んだ。

「私が後は片付けを致しますのでどうぞ御安心してお帰りください。」

霧島は御堂をデスクチェアーから立たせ仕事用のバックを持たせ執務室から追い立てる様に帰らした。御堂は後ろを振り返ると霧島は深くお辞儀をしている。したかなく御堂は帰る事にした。

社員用の通用口に向かうと佐伯が歩いていたが何処となくいつのもの自信に溢れた姿勢ではなくうなだれて歩く姿に覇気がない。そんな佐伯に御堂は声をかけた。

「お疲れだなどうした??佐伯君。」

「仕事なんて疲れてはない…俺は俺は~」

佐伯の顔を良く見ると眼鏡ごしの瞳は泣き腫らして充血していた。佐伯は今にも泣き出しそうになるのを耐え忍んでいた。

御堂は不思議がるこの男がこんなに追い詰められる様な事があったのか?? 仕事以外でもしあるとするなら~ そんな佐伯に御堂は言う。

「私の家にでも来るか??」

「ほんとうですか…貴方と言う人は…そうやって人を~ ‥あの人に会えるなら行きますよ。」

御堂を見つめる眼鏡ごしの瞳は激しい憤りを宿していた。いつもの御堂なら気に留めるが今日は佐伯ごときどうでも良いと思った。佐伯を伴いマンションへと帰宅した。終始無言な二人。

マンションのエレベーターに乗り自宅の前に着きカードキーでセキュリティを解除する。ドアを開けると玄関の明かりが燈り人の気配がした。

御堂の思いもしない人物が出迎えた…片桐だった。仕事から帰って来て急いで食事の支度をしたらしく仕事用のワイシャツの上に丈の長いメイドエプロンをしている。

「お帰りなさい、御堂さん…いらしゃいませ‥か‥佐伯君。今日はお早いお帰りですね。」

「あぁ霧島が早く帰れと急かすから今日は早い。佐伯君と帰る途中に会い一緒に帰って来た。」

「片桐さん今晩。」

「今晩、佐伯君。さぁ上がってくださいな。」

片桐は御堂から手にしたカードキーと仕事用のバックを受け取るその姿はかいがいしい妻の様でもある。御堂は一人先にダイニングへ向かって行った。

その後ろを追う様に片桐はついて行こうとするのを佐伯が止めた。佐伯に止められて片桐が後ろを振り返る。

「片桐さん---------」

佐伯はそう呼び片桐を愛しげに力強く抱きしめた。片桐は佐伯の胸に顔を埋めむせび泣いた。



媚魅 (6)

媚魅 (4) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-24 01:42:27 | 腐女子の御伴
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媚魅 (3)



         媚魅 (4)


執務室へ戻り佐伯からお頂戴した弁当をデスクに広げる。黒色で木製の長角二段弁当箱で中型なんとも佐伯好みな質感である。

下の段にはご飯が入っていて塩胡麻がふってありご飯が美味しいそうだ。上の段には焼き鮭に肉じゃがと厚焼き卵やほうれん草のお浸し小さなカップに入ったマカロニグラタン。

大半の家庭では昨日の夕飯のおかずが次の日の弁当のおかずになると言う事は佐伯は昨日の夕飯にこれと似たようなおかずを食べた事になる。

御堂は弁当を食べずに観察をしている。神経質におかずを詰めているだけではなく、彩りよく綺麗に詰められていてお弁当を作った人の人柄までも伝わってくる愛妻弁当。

何度か社員食堂で御堂が他の社員と混ざって食べていると御堂の周りから離れる様に他の社員は食べている。御堂は薄々と気づいて社員食堂で食べる事を敬遠した。

御堂はそんな理由で昼食を弁当で済ます様になった。御堂が食べる弁当と言っても老舗料亭の仕出し松花堂弁当。

御堂は食べ物には固執しないタイプであれやこれやは言わない。老舗の料亭の仕出し松花堂弁当箱は霧島がわざわざ頼み作らせている。

食べ残す事が多かったので通常の松花堂弁当よりも小さく忙しい御堂の為にせめても和む様に工夫を凝らし季節感を織り交ぜ素材にも贅を尽くした松花堂弁当である。

食べ物には固執しないそんな御堂だったが佐伯の弁当には興味津々で食べたいと言い出した。霧島はそんな御堂の言葉を冗談として受け取っていた。

佐伯は愛妻弁当を持参すると必ずデジカメで撮影しその写した画像をパソコンに転送して食べた愛妻弁当のコメントを付けて記録して保存をしているのであった。

そんな話しを耳にして御堂は佐伯の愛妻弁当が益々気になった。一体どんな愛妻弁当なのか??御堂は何度か佐伯と直接交渉したが佐伯が首を縦に振る事はなく御堂はとうとう強行手段を講じた。

「お召しがりにならないのですか??」

「あぁ、見てるだけで愛を感じて…食べてしまうのが勿体ないと思ってしまった。」

「いつも御堂部長が召し上がってるお弁当もそう思って食べてくださると嬉しいですね。」

「そうだな。」

「私は社員食堂の方で昼食を済まして来ます。ゆっくり味わってお召し上がってください。それでは失礼させて頂きます。」

そう言うと霧島は一礼し執務室を出て行った。御堂は自分の携帯電話を仕事用のバックから取り出し佐伯の愛妻弁当を携帯電話のカメラで撮影をした。

「いただきます。」

そう一人で言い佐伯の愛妻弁当を食べた。



いつもなら食べ残す量を全て平らげた毎日でも食べたいぐらい美味しくいつも食べてる松花堂弁当にはない愛情の味で心が和む。

弁当携帯バックには佐伯がほぼ毎日持参しているマイ水筒と見馴れない果物が入っていた。水筒を自分のカップに注ぐ~緑茶だった。

緑茶を飲むこれたまた腹に染み渡る佐伯が愛妻以外が煎れた茶は飲みたくないと言うのも良く理解出来る。水筒の緑茶も全て飲み干す。

いつもなら松花堂弁当を食べた後は何も食べたくないのに見馴れない手の平にすっぽりと収まる紅く熟れた果物が気になる匂いも魅惑で甘くうっとりする。

見馴れない紅く熟れた小さな果物の誘惑に誘われ一口かじった、口の中で甘く豊潤な味が広がると共に苦み走るそれでも二口めをかじった。

すると強烈な眠気が突如御堂に襲い掛かる…意識が無くなる直前に見知らぬ男の声と共にデスクの前に見た事もない男が立ち何か愉しんで笑っているのか酷く憐れみ哀しんでいるのかどちらとも分からない表情で御堂を見つめている。

まるで英国の紳士の様な黒いつばのある帽子を深く被り髪は長い三つ編みを一つで束ねている。出で立ちは黒いロングトレンチコートを身に纏い見ているだけで不安を感じる。得体の底知れない恐怖感…と険悪感で心が充ちる。

「こんばんわ~元気のない我が麗しき王の為に用意した柘榴を食べてしまうなんてお行儀が悪い方ですねぇ…でも我が麗しき王はこの柘榴は召し上がらない事でしょう今回だけは良しとしましょうか。」

御堂はデスク前に立つ男を見ようとするが深い眠りへ引きずり込まれる。

「さすが我が麗しき王が~----あります‥-------どう------しょうか??」

御堂には男の言葉を聞く意識は遠退き男の声さえもほど良い子守唄の様に聞こえた。



媚魅 (5)

紅茶色の瞳の悪魔。

2009-06-23 23:47:07 | Weblog
もぐママ毎日セバスちゃんと… 奥様ちゃんとアニメ黒執事のDVDは購入しますよ。予約もしますよ。だからもうしばらくお待ちください。

もぐ菜の財布は極寒で北極の様です。そのくせ出費はナイアガラの滝の様に豪快でした。ごめんなさい不実な娘です。

媚魅 (3) 鬼畜眼鏡 偽造編 御堂×片桐

2009-06-22 15:22:17 | 腐女子の御伴
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媚魅 (2)




         媚魅 (3)



御堂と霧島がMGNの営業部のオフィスに着くと昼時でオフィスには人がおらず閑散として静かであった。幾人か居て御堂と霧島の姿を見ると何事と思い近づいて来ようとする。

営業部の社員が営業部の責任者は不在でと御堂に話そうとするので霧島が相手をする。御堂はすたすたと営業部のオフィスを歩く、そんな事態を気にもせずデスクのチェアーに悠然と座ってい居る男… 佐伯克哉。

「佐伯君。」

御堂に名前を呼ばれて御堂を見る佐伯。

デスクには食べようとして弁当を広げていた。佐伯はその手にデジカメを持っていて名前を呼ばれて御堂を見たが弁当に視線を戻しデジカメで弁当の撮影をした。

「先程、君に電話で頼んだ件だか…」

御堂の話しを聞くそぶりもなく佐伯はデジカメからメモリーカードを抜きパソコンに繋いだカードアダプターにメモリーカードを差し込みデジカメで撮影した画像を転送している。

「なんで俺に??御堂部長が無理なら霧島副主任が行けば良い事じゃないですか??霧島副主任が都合つかないなら開発部の人間に行かせれば良い。」

「佐伯君、君の言うとりだ。開発部の主任は今日は休みで私と霧島はこれから急遽の商品開発会議に参加する。大半の開発部の社員が会議に出席するので接待には行けない。」

「だから俺に頼む??こっちの予定を構わず言うなら断れば良いだけです。」

「言っただろ??急遽の開発会議に私と霧島は参加すると。接待をしてくる相手は開発部で使用する物品を納品する会社だ。せっかくの好意を無駄にしてはならない。」

御堂を睨む佐伯。

「私の命令だ。」

「俺は営業部の人間です。」

そんな会話をしていると営業部の責任者に電話したらしく営業部の責任者が慌て営業部のオフィスに戻って来た。御堂と佐伯が座って居るデスクにやって来る。

責任者は先に霧島に会釈をして御堂に愛想よく挨拶をする。

「御堂部長さんに直々にこの様な場所にお出で頂きましてご不便をおかけし申し訳ございません。御用が何かありましたらこの私がお受け致します。」

「貴方ではなく佐伯君に頼みたいのだか、貴方から佐伯君に接待を受けてくる様に頼んで貰えるかな??佐伯君の上司である貴方の命令なら佐伯君も引き受けてくれるはず。」

営業部の責任者も不思議がるが御堂に何故でですか??は言える訳がない‥ 長い物には巻かれろのことわざの通りに責任者は判断を下した。

「佐伯君、御堂部長さんがお忙しいのにわざわざこちらまでお出でになり直々に佐伯君に頼んでいるんだよ。接待を受けるなんて名誉な事だ。佐伯君行って来なさい。私からもお願いする。」

ムッとして終始不機嫌な佐伯も了解せずにはいられない。佐伯は御堂を睨む。そんな佐伯を見て御堂は勝者の笑みを浮かべた。佐伯は渋々と返事をした。

「承知致しました。接待は引き受けました。」

佐伯の返答に満足し御堂は佐伯のデスクに広げられた弁当を見ながら佐伯に話しかける。

「君のその弁当は私が貰おう。無駄にもならい心配はないだろ??」

そう言うと御堂は弁当の蓋をし弁当を包んでいたクロスをきちんと包み直し弁当を弁当用の携帯バックに入れて御堂は手に持った。

「それでは佐伯君、宜しく頼んだ。霧島、執務室へ戻る。」

すたすたと営業部のオフィスから出て行く御堂の後ろ姿を殺気立ち睨む佐伯の肩を慰める様に肩を叩く霧島。

「すまないね、何度も止めたんだが君の弁当がそうとう気になってしまい申し訳ない。」

営業部のオフィスの出入り口から御堂が振り返り霧島を呼ぶ。霧島は営業部の責任者と挨拶し営業部のオフィスを後にした。



媚魅 (4)

セバスちゃんの誘惑。

2009-06-22 15:17:54 | Weblog
もぐママ黒執事のイベントに行ったらアニメ黒執事が気になってあんなに頑なに黒執事のアニメを観ないと抵抗してたのに‥

今はどっぷりとアニメ黒執事を気に入った。しまいにはほぼ毎日特典のCDと特典ドラマCDを聴き小野D最高!!素敵♪と喜んで聞いてる。

セバスちゃんの誘惑に堕ちたもぐママはもぐ菜にこんな命令を下しました。Vol.Ⅳ以降も購入しアニメ黒執事のDVDを全て初回限定盤で購入する様に言う御達示です。

もぐママ本気ですね。本気だから購入しないと一生怨まれて大変なので御意と言う事です。トホホ。お願いだからお金半分ちょうだい(T_T)/