ナイト&デイ (2010)

2010-10-16 16:33:25 | Weblog
ナイト&デイ (2010)
Knight and Day

U.S. Release Date: 2010

■監督:ジェームズ・マンゴールド
■キャスト:トム・クルーズ/キャメロン・ディアス/ピーター・サースガード/ヴィオラ・デイヴィス/ポール・ダノ
■音楽:ジョン・パウエル
■字幕:松浦美奈
■お勧め度:★★★

 「トム・クルーズとキャメロン・ディアスが「バニラ・スカイ」以来の再共演を果たしたアクション・エンターテインメント。平凡なヒロインがスパイの男と出逢ってしまったことから世界中をめぐる壮絶な逃走劇に巻き込まれていくさまと、2人の間に芽生えるロマンスの行方をコミカルかつスタイリッシュに描く。監督は「17歳のカルテ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。
 カンザスから住まいのボストンへの帰路に発とうとしていたジューンは、空港でロイと名乗る男性とぶつかる。彼とは機内でも近くの席になり、そのハンサムな笑顔に胸をときめかせるジューン。しかし、彼女が化粧室に入った瞬間、ロイは機内に潜んでいた敵一味と大乱闘を繰り広げる。そして、何も知らず席に戻ってきたジューンにパイロットを殺したことを告げると、パニックに陥る彼女をあやしながら見事に飛行機を不時着させるのだった。それ以来、ジューンが危険な目に遭うたび、どこからともなく救出に現われるロイ。そんな中、ジューンは彼がカンザスの研究所から重要な試作品を盗んだとしてCIAに追われる身であると知らされる。それでも彼女は自分の身を守ってくれるロイと行動を共にし、世界各地で過激な局面を切り抜けつつ事の真相を追究していくのだが…。」(allcinema.net/より。)

ミステリー的な部分としてはロイというCIAエージェントというか工作員はいいヤツなのか悪いヤツなのか、誰が本当に悪いヤツなのか、だろうが、これはほとんど最初から分かることで、雰囲気としてはドタバタ・コメディー。それに主演はキャメロン・ディアスで、彼女に合う相手役は誰かと探したら、最近、マジな役でも成功しているトム・クルーズだった、というのが本当の所だろう。「バニラ・スカイ」のキャメロン・ディアスは無表情の役でつまらなかったが、地だろうか、美人でスタイル抜群なのにも係わらず、こういう役は合っている。「イン・ハー・シューズ」だったか、「ホリデイ」だったか、コメディーっぽいロマンス物も良かったような記憶がある。アクションとしては「バイオハザード IV」が特撮だらけでつまらなかったのに比べると、アクション女優じゃないキャメロン・ディアスのアクションがかなりいいし、オリエント急行とかの、過去の(名)作を思わせるような、アナログ・アクションで、今、こういうのは、むしろ新鮮な感じがする。オマケ的な部分もかなりあって面白い。車の事は分からないのでなんだが、なんとかGTOをチューンアップしたやつは、今どきの日本式の丸型車に比べると、少し角っぽくて、車に興味がなくてもカッコいい。この車は今でもホットロッドで使われているのじゃないか。あるいはロイは工作員なわけだから、死んだ事になっている。最後の方でキャメロン・ディアスは、ある家を訪れるが、そこが実はロイの実家(Knight家)で、老いた両親は、なぜか懸賞やらによく当たる。実際のCIAもこういう形で職員の関係者の面倒を見ているのかもしれない。他に正式、合法的な方法は無いだろう。ラストがまた何となくいい。それまで助けられてばかりのキャメロン・ディアスが仕事に嫌気がさしたロイを助け出して、ロイの夢だったケープ・ホーンに向かい、ロイの両親にもケープ・ホーン行きのペアチケットが当たる。コメディーと言っても、こういう雰囲気。はっきり言ってテーマやらは何も無いが、ただ観るだけなら十分、楽しめる。

ヒアリング度:★★★
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★★
劇場で見たい度:★★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★★
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)