BECK (2010)

2010-09-11 18:49:41 | Weblog
BECK (2010)

U.S. Release Date:

■監督:堤幸彦
■キャスト:水嶋ヒロ/佐藤健/桐谷健太/中村蒼/向井理/忽那汐里/松下由樹/中村獅童
■音楽:GRAND FUNK ink.
■字幕:
■お勧め度:★★★

 「ハロルド作石の大ヒット・コミックを実写映画化した青春音楽ストーリー。平凡な毎日を送る高校生が帰国子女の天才ギタリストとの出会いをきっかけに彼の新バンド“BECK”のメンバーとなり、様々な経験や挫折を通して成長していく姿を綴る。主演は高校生コユキ役に「仮面ライダー電王」の佐藤健、天才ギタリストの竜介役に「ドロップ」の水嶋ヒロ。共演は桐谷健太、中村蒼、向井理、忽那汐里。監督は「20世紀少年」シリーズの堤幸彦。
 自分はつまらない人生を送るだろうと半ば諦めていた平凡な高校生、コユキ。そんな彼の前に、音楽のことだけは妥協を許さないニューヨーク帰りの天才ギタリスト、南竜介が現われる。彼の飼い犬“BECK”を助けたことが縁で知り合い、古いギターを譲り受けたコユキは次第に音楽にのめり込んでいく。そんな中、新バンドのメンバー探しをしていた竜介は、ボーカルの千葉とベースの平をスカウト、飼い犬にちなんで命名したバンド“BECK”を結成する。一方、バイト先の常連・斎藤に指導を仰ぎ、懸命にギターの練習に励むコユキ。竜介の妹・真帆は、そんなコユキの才能をいち早く見出し、陰ながら応援していくが…。」(allcinema.net/より。)

原作は分からないが「コユキ」というよりメンバー全員の成長を描いた作品。「コユキ」が天才ヴォーカルだと判明してからはメンバーからはずれぎみの千葉にしても、最後のドタンバで自分の役割に気付く。それと「コユキ」とドラマーの桜井以外は本物のミュージシャンだろうか。樣になっている。役者としても。竜介はバンドというのは技術だけじゃなくケミストリーが大事だと言うが、映画作品としてのケミストリーも十分。浮いているのは「コユキ」だけだろう。このキャストは何なのか不明。ロケがいい。ロックだと、おざなり的に東京になるのだろうが、本作では横須賀。竜介と妹の真帆が帰国子女だという事は別にして、海軍基地があるにも係わらず、「外人」ずれ(汚染)されていない横須賀を選んだのもケミストリーだろう。それも、いわゆる「名所」を撮るのは避けぎみで、遠くに猿島を撮るなど、場所選びにもかなり気を遣っただろう。横須賀中央駅が出てくるが、行ったことが無いと、それと分からないだろう。クラブは分からないが、その他の「名所」は殆ど撮ってないだろう。極端な話し、横須賀を知らない人が観たら、それとは分からないだろう。横須賀を牛耳ってる京急(京浜急行)バスも電車も一度も撮ってないかもしれない。ストーリーがはっきり言って単調なため、「ここは何処だろうか」的に観ると面白い。「単調」と言っても、青春物はしょうがないので、製作者(日テレ・松竹)としては精一杯の工夫かもしれない。あまり見所は無いにしても、気軽に観るなら、そこそこ楽しめる。しかしロックっていうのは全然、変わってないのだろうか。詳しくないので分からないが。「ロックは永遠なり」もテーマだろう。1シーンだけ、竜介と天才ブルース・ギタリストが共演(奏)するシーンがあって、このブルースも古ものだろう。


ヒアリング度:
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★
劇場で見たい度:★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)